鳩山二郎
鳩山 二郎(はとやま じろう、1979年〈昭和54年〉1月1日[2] - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(4期)。内閣府副大臣。 これまでに、総務大臣政務官、国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官、史上最年少で大川市長(第17代)を歴任した。父は、文部大臣、法務大臣、総務大臣等を歴任した元衆議院議員の鳩山邦夫。母は、元タレントの高見エミリー。 来歴東京都文京区出身。青山学院に初等部から入学し、そのまま中等部・高等部へ内部進学したが中途退学、オーストラリアのザ・サウスポートスクールを卒業、杏林大学社会科学部を卒業して学士(社会科学)を取得[3]。杏林大学大学院国際協力研究科博士前期課程に進学するが中途退学し、父・鳩山邦夫の私設秘書を務める[4]。2011年、福岡県知事選挙への立候補を一時検討していたが、最終的に出馬を断念した[5]。 2013年、父・鳩山邦夫の選挙区である福岡6区に含まれる大川市の市長選挙に無所属で出馬。元市長の江上均、中村晃生、前大川市議の石橋忠敏を破って初当選し、史上最年少で大川市長に就任した[6]。 2016年6月21日、父・邦夫が死去[7]。それに伴い実施される衆議院福岡6区補欠選挙に、大川市長在任中ながら、自由民主党から出馬したい意向を示していた[8]が、自民党福岡県連は鳩山を含む複数名の候補者から選考を行い、県連会長を務める藏内勇夫の息子で元秘書の藏内謙の公認を党本部に申請[9]。鳩山はこれに反発し、7月31日に自らも補選に出馬する意向を表明[10]。自民党の公認を得られなかった場合は、無所属での出馬も辞さない考えを明らかにした[11][12]。9月9日付で大川市議会が鳩山の辞職に同意し、大川市長を辞職[13][14]。鳩山の出馬表明を受け、党本部は古屋圭司選挙対策委員長が藏内に出馬辞退を促したものの、藏内が応じなかったため[15]、藏内、鳩山のいずれも公認せず、当選した候補を追加公認する方針を決定した[16]。 福岡6区補選は10月23日に投開票され、10万票超を獲得した鳩山が次点の民進党候補に大差をつけて圧勝し、当選後に自民党の追加公認を受けた[17]。一方、鳩山同様に自民党の公認を得られず、無所属で出馬した藏内謙は約2万票の獲得に留まり、鳩山におよそ4倍の得票差をつけられる惨敗を喫した[18]。 2016年11月10日、衆院補選で支援を受けた二階俊博が会長を務める志帥会に入会した[19]。 2017年10月22日、第48回衆議院議員総選挙にて再選[20]。 2021年10月6日、第1次岸田内閣で総務大臣政務官(地方自治と消防の担当)に就任。 2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で3選。 2022年9月8日に鳩山の統一教会との関係が自由民主党より公式に発表された[21]。 2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙で4選[22]。 同年11月13日、第2次石破内閣で内閣府副大臣に就任[23]。 政策発言
不祥事公職選挙法違反疑惑2016年10月23日投開票の衆議院福岡6区補欠選挙には無所属で立候補したため、公職選挙法の規定により選挙事務所の設置が1か所しか認められていなかったが、実際は選挙管理委員会に届け出た久留米市の事務所の他、大川市、三潴郡、うきは市、小郡市の4ヶ所でも選挙事務所らしき施設を開設しており、公選法違反の疑いが報じられた[27]。 国税局への圧力鳩山の45歳の男性秘書が、不正に消費税の還付申告を行ったなどとして東京国税局から還付を保留された免税店運営企業4社を巡り、同国税局の幹部を議員会館に呼び出し説明を求めていたことが明らかになった。説明の場には鳩山も同席していた。国会議員の秘書の立場を悪用した国税への圧力であると指摘されている[28]。 統一教会との関係2022年9月8日に自民党が発表した統一教会との関係を持つ議員の名簿に鳩山が入っていたが、鳩山は「メディアの取材には一切答えない方針」と回答した[29]。 選挙歴
家族・親族
→詳細は「鳩山由紀夫 § 系譜」を参照
所属団体・議員連盟脚注
関連項目外部リンク
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