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岩田和親

岩田 和親
いわた かずちか
経済産業省より公表された肖像
2023年 撮影)
生年月日 (1973-09-20) 1973年9月20日(51歳)
出生地 日本の旗 日本 佐賀県佐賀市
出身校 九州大学法学部卒業
所属政党 自由民主党岸田派→無派閥)
称号 学士(法学)(九州大学・1996年
親族 父・岩田英則(元佐賀県議会議員)
公式サイト 衆議院議員 岩田かずちか公式サイト

選挙区佐賀県第1区→)
比例九州ブロック
当選回数 5回
在任期間 2012年12月19日[1] - 現職

選挙区 佐賀市選挙区
当選回数 3回
在任期間 1999年 - 2011年
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岩田 和親(いわた かずちか、1973年昭和48年〉9月20日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(5期)。

経済産業副大臣内閣府副大臣経済産業大臣政務官復興大臣政務官内閣府大臣政務官防衛大臣政務官佐賀県議会議員(3期)等を歴任。

来歴

防衛大臣政務官の就任に際して公表された肖像写真

佐賀県佐賀市生まれ。佐賀県立佐賀西高等学校九州大学法学部法律専攻)卒業。大学在学中に、佐賀県議会議員を務めていた父・岩田英則が死去し、それをきっかけに政治の道を志した[2]。大学卒業後は経営コンサルタントの大前研一の秘書を務める。1999年、佐賀県議会議員選挙に出馬し、佐賀県政史上最年少の25歳で初当選した。以後、3期連続当選。

2010年、自由民主党の佐賀県第1選挙区支部長に就任し、党公認を受ける。2011年の佐賀県議選には立候補せず、2012年第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で佐賀1区から出馬。民主党前職の原口一博総務大臣を約7千票差で破り、初当選した。

2014年第47回衆議院議員総選挙では、前回破った民主党の原口一博に佐賀1区で敗れ、重複立候補していた比例九州ブロックで復活し、再選[3]

2017年第48回衆議院議員総選挙では、再び原口一博に佐賀1区で敗れたものの、比例九州ブロックで復活し、3選。

2019年第4次安倍第2次改造内閣で防衛大臣政務官に就任[4]

2021年10月、第1次岸田内閣にて 経済産業大臣政務官 兼 内閣府大臣政務官 兼 復興大臣政務官 に就任[5]

2021年10月の第49回衆議院議員総選挙では、前回敗北した原口を133票差まで追い詰めるも敗北し比例復活で4選[注 1][6][7]

当選後の同年11月11日、第2次岸田内閣にて経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に再任[8][9]

2023年9月、第2次岸田第2次改造内閣にて 経済産業副大臣 兼 内閣府副大臣 に就任。

2024年第50回衆議院議員総選挙では、原口に票差を広げられるも比例復活で5選[10]

政策・主張

憲法

  • 憲法改正について、2021年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[11]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[11]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[12]

外交・安全保障

  • 普天間基地辺野古移設をめぐる政府と沖縄県の対立をどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「政府が埋め立てを進めるのはやむを得ない」と回答[12]
  • 徴用工訴訟などの歴史問題をめぐる日韓の関係悪化についてどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「政府の今の外交方針でよい」と回答[12]

ジェンダー

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[11]。同年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[12]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[11]。「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との同年の毎日新聞社のアンケートに対し「認めるべきない」と回答[12]
  • クオータ制の導入について、2021年のNHKのアンケートで回答しなかった[11]。同年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[12]

その他

  • 原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のNHKのアンケートで「現状を維持すべき」と回答[11]
  • 10%の消費税率について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「当面は10%を維持すべきだ」と回答[12]

人物

統一教会との関係

  • 2021年10月の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の久留米家庭教会は岩田、原田義昭(福岡5区)、鳩山二郎(同6区)、藤丸敏(同7区)、衛藤征士郎(大分2区)の5人の自民党候補者を支援した。同教会の南宏彦渉外部長は投開票日の翌日の11月1日に行われた「南福岡教区孝情奉献礼式」で、岩田が133票差で原口一博に敗れたことに触れ、鳥栖市の信者の応援が足りなかったと説明した[16]
  • 2022年1月24日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」と「世界平和国会議員連合」の共催による「THINK TANK 2022 第4回ILC国際ウェビナー」がソウルの国会図書館大講堂で開催。「日韓トンネル実現九州連絡協議会」会長の梶山千里[17]が出席した同イベントに岩田はオンラインで参加した[18][19][20]
  • 2022年7月から8月にかけて、共同通信社は、全国会議員712人を対象に、統一教会との関わりを尋ねるアンケートを実施。8月31日に各議員の回答の全文を公表した。岩田は「支援者からの依頼で日韓トンネル実現九州連絡協議会に祝電を出した」と回答した[21][22]

その他

  • 生家は佐賀市内の結婚式場で、岩田自身もかつては役員を務めていた[2]
  • 2012年の第46回衆議院議員総選挙に出馬した際、自民党佐賀県連の会長を務めていた参議院議員福岡資麿は高校時代の同級生[23]

所属団体・議員連盟

選挙歴

当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
1999年佐賀県議会議員選挙 1999年4月11日 25 佐賀市選挙区 無所属 7896票 ―― 8 2/11 /
2003年佐賀県議会議員選挙 2003年4月13日 29 佐賀市選挙区 自由民主党 7234票 ―― 8 7/10 /
2007年佐賀県議会議員選挙 2007年4月8日 33 佐賀市選挙区 自由民主党 8277票 ―― 8 5/13 /
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 39 佐賀県第1区 自由民主党 7万547票 49.19% 1 1/3 /
比当 第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 41 佐賀県第1区 自由民主党 8万3421票 46.14% 1 2/3 1/8
比当 第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 44 佐賀県第1区 自由民主党 7万8972票 41.66% 1 2/3 7/7
比当 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 48 佐賀県第1区 自由民主党 9万2319票 49.96% 1 2/2 3/8
比当 第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 51 佐賀県第1区 自由民主党 7万9723票 45.35% 1 2/2 5/7

脚注

注釈

  1. ^ 2021年の衆院選佐賀1区における自治体ごとの得票数は以下のとおり。
    岩田和親 原口一博
    佐賀市 48,848 52,694
    鳥栖市 16,411 16,924
    神埼市 8,388 7,197
    吉野ヶ里町 4,287 3,113
    基山町 5,201 4,349
    上峰町 2,594 2,068
    みやき町 6,590 6,107
    92,319 92,452

出典

  1. ^ 平成24年(2012年)12月19日佐賀県選挙管理委員会告示第67号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人の住所及び氏名並びに当該当選人に係る候補者届出政党の名称)
  2. ^ a b 月刊タウン情報さが - 佐賀の人No.066 佐賀県議会議員 岩田和親さん
  3. ^ “=1強さがの実像=(上)自民1区で敗北”. 佐賀新聞. (2014年12月16日). http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30202/136473 2016年2月27日閲覧。 
  4. ^ 「オスプレイ理解得たい」防衛政務官就任の岩田氏 | 行政・社会 | 佐賀県のニュース”. 佐賀新聞 (2024年11月14日). 2024年11月13日閲覧。
  5. ^ 「小規模事業者に寄り添う」 岩田氏が経産政務官就任 内閣府、復興兼務 | 行政・社会 | 佐賀県のニュース”. 佐賀新聞 (2024年11月14日). 2024年11月13日閲覧。
  6. ^ 衆議院選挙2021 佐賀(唐津・鳥栖など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  7. ^ 【2021年 衆院選】九州ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  8. ^ “第2次岸田内閣、副大臣・政務官決まる”. 産経ニュース (産業経済新聞社). (2021年11月11日). https://www.sankei.com/article/20211111-Q3DLRZ44ARNUVLFSUWRRO4RDF4/ 2021年11月11日閲覧。 
  9. ^ “財務副大臣に公明・岡本氏 第2次岸田内閣”. 時事ドットコム (時事通信社). (2021年11月11日). https://web.archive.org/web/20211111103158/https://www.jiji.com/jc/article?k=2021111101087&g=pol 2021年11月11日閲覧。 
  10. ^ 岩田和親氏の比例復活当選が確実 比例代表九州ブロック 衆院選2024 | 行政・社会 | 佐賀県のニュース”. 佐賀新聞 (2024年11月14日). 2024年11月13日閲覧。
  11. ^ a b c d e f 佐賀1区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i 自民 佐賀1区 岩田和親”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  13. ^ 「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
  14. ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
  15. ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
  16. ^ 今西憲之、吉崎洋夫 (2022年10月27日). “「6千件の名簿獲得」「信者獲得に使う」旧統一教会の支部が昨年衆院選の選挙報告で「本音」”. AERA dot.. 2023年1月30日閲覧。
  17. ^ 日韓トンネル「何か悪いことある?」と九州大学元総長 旧統一教会推進の事業 推進団体会長に学識経験者”. RKB毎日放送 (2022年9月12日). 2022年12月8日閲覧。[リンク切れ]
  18. ^ 이영균 (2022年1月24日). “‘THINK TANK 2022 제4차 ILC 국제 웨비나’ 개최”. 世界日報. 2022年12月8日閲覧。
  19. ^ UPF Korea (2022年1月24日). “THINK TANK 2022 제4차 ILC 국제 웨비나_한국”. YouTube. 2022年12月8日閲覧。
  20. ^ 徹底追及 統一協会 協会行事に複数自民衆院議員「協力」を幹部が報告 本紙が動画確認”. しんぶん赤旗 (2023年1月29日). 2023年1月30日閲覧。
  21. ^ 旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  22. ^ 全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  23. ^ “衆院選佐賀 連載「激突」~1区~”. 佐賀新聞. (2012年12月6日). http://www1.saga-s.co.jp/koremade/election2012.0.2341539.article.html 2016年2月27日閲覧。 
  24. ^ a b 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  25. ^ 自由民主党 役員表”. 2018年4月11日閲覧。[リンク切れ]
  26. ^ a b c 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  27. ^ “<オスプレイ>計画推進の佐賀県民会議発足”. 佐賀新聞. (2021年8月11日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/721690 2023年12月9日閲覧。 

外部リンク

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