赤池誠章
赤池 誠章(あかいけ まさあき、1961年7月19日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(2期)。 衆議院議員(1期)、山梨県専修学校各種学校協会会長、明治大学政治経済学部客員教授、自由民主党副幹事長、文部科学大臣政務官(第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、参議院文教科学委員長、自由民主党文部科学部会長、内閣府副大臣などを務めた。 来歴山梨県甲府市生まれ[1]。山梨県立甲府第一高等学校、明治大学政治経済学部政治学科卒業[1]。明治大学在学中は雄辯部に所属し[2]、全関東学生雄弁連盟中央執行委員長を務めた。大学卒業後、松下政経塾に入塾した[1][3]。 1993年、第40回衆議院議員総選挙に山梨県全県区(定数5)から無所属で出馬したが、得票数7位で落選[4]。その後、新生党山梨県連幹事長を経て、1994年に結党した新進党に入党し、1995年の第17回参議院議員通常選挙に山梨県選挙区から出馬したが、非自民票が赤池、民主改革連合現職の磯村修に割れ、自由民主党の中島真人が当選した[5]。2000年、第42回衆議院議員総選挙に無所属で山梨1区から出馬したが、民主党前職の小沢鋭仁、自由民主党前職の中尾栄一の後塵を拝し、落選[4]。 落選後は赤池総合研究所を設立し、代表を務める傍ら、2000年8月より学校法人日本航空学園に勤務し、同学園が擁する日本航空総合専門学校の学校長を務めた[1]。 2005年、第44回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で、5年ぶりに山梨1区から出馬。5年前も敗れた民主党前職の小沢鋭仁に再び敗北したが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活し、初出馬から12年目で初当選を飾った。2005年に初当選した、自民党内の保守系議員で結成された伝統と創造の会では、事務局長に就任した[1]。2009年の第45回衆議院議員総選挙に自民党公認で山梨1区から出馬したが、民主党前職の小沢に再び敗れ、比例復活もできず落選した。 2011年10月31日、自民党山梨県連は次期衆議院議員総選挙に向け、第22回参議院議員通常選挙に山梨県選挙区から出馬し落選した宮川典子を山梨県第1区支部長に選出。これにより宮川は次期衆院選における山梨1区での党公認を得たが、県連内の赤池支持派が宮川の擁立に反発した[6]。2012年9月7日、第23回参議院議員通常選挙における比例区の立候補者に内定した[7]。2013年7月の第23回参議院議員通常選挙において、日蓮宗、全国専修学校各種学校総連合会の支援を受け[8][9]、20万票あまりを獲得し、党内8位の得票数で当選[10]。6年ぶりに国政に復帰した。2014年9月4日、第2次安倍改造内閣で文部科学大臣政務官に任命され、第3次安倍内閣まで務めた[11]。2016年9月より参議院文教科学委員長[12]。 2017年8月、自民党文部科学部会長[13]。 2019年7月の第25回参議院議員通常選挙で、自民党は比例代表に特定枠2人を含め計33人の候補者を擁立し、19議席を獲得。赤池は17番目の得票数(特定枠を含むと19番目)により、2期目の当選を果たした[14]。 2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、9人が立候補した。赤池は高市早苗の推薦人に名を連ねた[15]。9月17日、候補者9人はTBSの報道番組「news23」に出演しテレビ討論を行った。高市は、推薦人20人のうち、鈴木を含む13人が党本部が公表した「裏金議員」であること[16]、役職停止や戒告の処分を受けた議員が含まれていること[16]などを指摘されると、「どの方を20人に入れるかは選対、チームにまかせたので、私は翌日の新聞(を読む)まで知らなかった」と答えた[17][18]。9月27日総裁選執行。高市は1回目の投票で1位となるが、決選投票で石破茂に敗れた[19]。赤池は1回目の投票、決選投票、いずれも高市に投じた[20]。 政策・主張
人物・不祥事政治資金パーティー収入の裏金問題2024年2月13日、自民党は、政治資金パーティー収入の裏金問題をめぐり、党所属のすぺての国会議員らを対象に実施したアンケートの集計結果を公表した。赤池はノルマの超過分に対する安倍派からのキックバックとして、2018年から2022年にかけての5年間で計268万円を裏金にしていたことが明らかとなった[27]。 同年5月14日、衆議院政治倫理審査会は、裏金事件に関与しながら同審査会で弁明していない自民党議員44人に出席と説明を求める野党の申立てを全会一致で可決した[28]。同月17日、参議院政治倫理審査会も同様に、弁明していない議員29人に出席と説明を求める申立てを全会一致で可決した[29]。赤池を含む関係議員73人は全員出席を拒否し、6月23日に通常国会は閉会した[30]。 前川喜平に対する調査文部科学省が前川喜平の授業内容を報告するよう名古屋市教育委員会に求める前に、文科省に照会したのは自民党文部科学部会長代理の池田佳隆衆院議員で、市教委への質問項目の添削もしていたことが取材で明らかになった。部会長を務める赤池が文科省に照会していたことも判明した[31]。赤池は2月17日に文部科学省の藤原官房長に「法令違反をした人が教壇に立てるのか」と事実確認を求めるショートメールを送ったことを認めたうえで、「法令違反をした人が公立中学の教壇に立つことは問題がないのか、確認するためだった」と説明している[32]。文部相も歴任した森喜朗は「この前、前川喜平前文部科学事務次官の講演について、自民党の文科部会長が、文科省を通じて教育委員会を調べたことがあったよね。役人にはやってよいことと悪いことがある。与党の政治家が、そんなことも知らずに役人にやらせるからマスコミにたたかれるんですよ。」と述べている[33]。 その他所属団体・議員連盟
著作
脚注
関連項目外部リンク
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