三宅伸吾
三宅 伸吾(みやけ しんご、1961年〈昭和36年〉11月24日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(2期)、参議院財政金融委員長。 防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官、外務大臣政務官、参議院外交防衛委員長を歴任した。 経歴香川県志度町(現・さぬき市末)出身。香川県立高松高等学校卒業[1]。1986年3月、早稲田大学政治経済学部政治学科(憲法:清水ゼミ[2])卒業[1]。同年4月、日本経済新聞社入社[1]。 1989年、コロンビア大学留学[1]。1995年、東京大学大学院法学政治学研究科修了(修士)[1]。2003年、日本経済新聞社編集委員(証券部兼政治部・法務報道部)となる[1]。 2012年8月、日本経済新聞社を退職。自由民主党香川県連が実施した次期参院選の公募に応募。5人が応募した選考会を経て、同年9月に自民党香川県参議院選挙区第二支部長に就任した[1] 2013年、第23回参議院議員通常選挙に香川県選挙区(改選数1)から自民党公認で立候補し、初当選[1]。 2019年、第25回参議院議員通常選挙で再選。 2021年10月4日、第1次岸田内閣が発足。10月6日付で外務大臣政務官に就任した。 2023年9月13日、第2次岸田第2次改造内閣が発足。9月15日付で防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任した[3]。 2024年7月25日、翌年7月の第27回参議院議員通常選挙の香川県選挙区公認候補として擁立することが自民党から発表された[4]。 政策・主張憲法外交・安全保障
その他
人物事務所事務員への性加害疑惑参院選初当選から間もない2013年8月、三宅は参議院議員会館6階の事務所に女性(以下、A子とする)をアルバイトの事務員として雇用した。会館事務所には当初、三宅の妻も常駐していたが、10月頃に地元の香川に戻った。それをきっかけとしてA子は、会館事務所に勤める三宅の女性秘書と折り合いが悪くなり、10月27日、職場の人間関係を理由に退職したい旨のメールを三宅に送信した[9][10]。三宅は「夕食でもいかがですか。ホテルニューオータニのロビーで待ち合わせしたい」と返信し[11]、あわせて西麻布のフランス料理店にA子を誘った。A子の証言によれば、三宅は当時夫と別居中だったA子に「彼氏はいるのか」と尋ね、「(別居の原因は)エッチの相性が合わないからだ」と述べたとされる。そして夕食後、同じ西麻布の看板のない半地下のカラオケ店に連れて行った。A子の証言によれば、三宅はカラオケ店の広い個室で「ここに来ると、女の子はみんな人魚になるんだよ」とささやき、ドアが閉まるとキスをせがみ、体をまさぐり、服を脱がそうとしたとされる。A子は三宅が眠ったすきに店を出ようとするが、ドアは開かず、部屋から受付に内線をかけたものの一向につながらなかった。この夜の出来事がきっかけで、A子は事務所を退職した[9][10]。 2023年9月15日、政府は岸田改造内閣の副大臣26人・政務官28人の人事を決定[3]。三宅は防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任した。折しも自衛隊内では性加害やセクハラ行為が相次いで発覚している頃であり、A子はレッドカーペットが敷かれた階段の最前列で写真に収まる三宅の姿[12]を見たとき、「私にあのようなことをした人がなぜ、国の安全保障に携わる要職に就いてるのか」と思ったという[10]。 同年11月15日、週刊文春電子版が三宅の性加害疑惑を報道。同誌が三宅に事実関係を確認すると、三宅の事務所は顧問弁護士を通じ「議員は公務の予定後、A子さんとスタッフのいない事務所外で面談した可能性はあるが、セクハラ行為はあり得ない」と回答した[9]。 同日午後、松野博一官房長官は会見で上記の報道について言及。「特段の連絡は受けていない」と述べたうえで、記事の内容は把握しているとし、「本人が必要に応じ、適切に説明すると考えている」と語った[13]。 同年11月16日、参議院外交防衛委員会で、立憲民主党の福山哲郎が事実関係を確認すると、三宅は報道内容を改めて否定した。その根拠として「全く身に覚えがない」「メールを確認したが、セクハラをうかがわせるようなやり取りは全くない」と説明した。A子と外食したかを問われると、「(メール受信日の翌日の)10月28日に面会しているのではないかと思うが、実際に面会したか、どこで面会したか、食事をとったかは覚えていない」と答えた。日本共産党の山添拓の質問に対しては、「退職後、セクハラに対する苦情といったものも含め、何らの接触もない」「クレームというか、その点についてメールを確認したところ、なかった」と答えた。山添は「クレームがなければセクハラがなかったということにはならない」と指摘した[14]。 統一教会との関係
その他所属団体・議員連盟
支援団体
他多数 著書
選挙歴
脚注
外部リンク
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