国道491号
国道491号(こくどう491ごう)は、山口県下関市から長門市に至る一般国道である。 概要瀬戸内海側に面する山口県下関市長府の国道2号分岐を起点に、山口県内を縦断して貴飯峠(きばだお)を越えて、日本海側の長門市油谷の国道191号交点に至る延長約54 kmの一般国道の路線であるが、本路線はいわゆる「酷道」とよばれる路線に挙げられており、特に貴飯峠と下関・長門市境で道路幅員が狭いことが特徴として知られる[1]。 山陰自動車道に並行する自動車専用道路として整備が予定されている「俵山・豊田道路」と「長門・俵山道路」(下関市豊田町八道 - 長門市深川湯本間)は国道491号のバイパスとして位置づけられており、俵山・豊田道路起点で国道435号を介して国道491号と間接的に接続する予定である[2]。なお両道路は国道491号現道とは大きく異なる経路となっており、県道下関長門線に並行する経路を取っている。 路線データ一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史1993年(平成5年)4月1日に一般国道の路線を指定する政令の改正により、それまでの山口県道37号下関豊田油谷線・山口県道34号下関長門線の一部を指定して成立した。起点から下関市小月本町2丁目(小月小島交差点)までの間は旧国道2号の区間であり、小月バイパスの完成によりいったん県道下関長門線に降格したものを国道に再昇格させたものである。2013年度(平成25年度)より、小月小島交差点と小月バイパスを直結する「下小月バイパス」の事業に着手している[5]。 年表路線状況下関市と長門市を短絡させるルートであり、半分以上の区間は片側1車線で整備されている。いわゆる「酷道」とよばれる区間は2カ所あり、貴飯峠を挟む下関市菊川町大字貴飯から下関市豊田町大字杢路子(狗留孫山登山口)の間、および下関市・長門市境となる下関市豊田町大字一ノ俣(一の俣温泉付近)から長門市油谷河原(大坊ダム付近)の区間は幅員が1.0車線ときわめて狭く、急カーブ・急勾配が連続する[6]。貴飯峠には「大型車通り抜けできません」の標識、下関・長門市境は「大型車通行困難」の標識が設置されていて、路上には小さな落石や落ち葉や木の枝が落ちているなど、路面状態が悪い[1]。 長門市付近は国道491号の改良工事が進められており、時期によっては通行止めとなっていることもある[7]。 バイパス重複区間
道路施設橋梁
道の駅
地理通過する自治体交差する道路→長門・俵山道路の接続道路については「長門・俵山道路」を参照
交差する鉄道峠
脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク |