さんま・中居の今夜も眠れない
「さんま・中居の今夜も眠れない」(さんま・なかいのこんやもねむれない)は、2000年から2016年までフジテレビ系列『FNSの日(FNS27時間テレビ)』内にて生放送されていた明石家さんまと中居正広が中心となって進行する土曜深夜(日曜未明)のトークコーナー。『FNSの日』が収録放送となった2017年と2018年・コロナ禍により『FNSの日』が休止となった2020年 - 2022年はコーナー休止となった。2019年・2023年は「明石家さんまのラブメイト10」(あかしやさんまのラブメイトテン)と改題し、中居に代わり今田耕司と岡村隆史(ナインティナイン)をキャストに加えて放送を再開している。2024年もFNSの日が生放送されたが、コーナーは休止となった。 概要本コーナーは1999年までの『FNS27時間テレビ』日曜13時台枠にあたる『やっぱりさんま大先生スペシャル』が廃止されたことに伴いスタートした。なお、中居は『やっぱり-』に2年連続(1998年・1999年)で園児のメイク・扮装をして“小学生のまさひろ君”役としてゲスト出演していたことがある。『FNSの日』で行われるコーナーは入れ替わりが多いが、本コーナーは2010年で10周年、2015年で15周年を迎えた。 コーナー開始は、2009年までは『FNS27時間テレビ』をネットするクロスネット局のテレビ宮崎(2002年 - 2006年まではテレビ大分を含む)が日本テレビのネット受けを行っているNNN最終ニュース枠(『NNNきょうの出来事』→『NNNニュース』)の終了を待ってから行っていた。2010年以降はNNNニュース枠の放送を行わないため、24:00前後からコーナーを開始している。また、2011年・2012年[注釈 1]を除いて、2008年以降は、通常24時台に放送される「すぽると!」等のスポーツニュース番組のキャスターが当番組のスタジオにて10分間程度のスポーツニュースを放送する場合がある。 本コーナーは中居の「定期的にさんまさんと、深夜の時間帯で番組がやりたい」という強い希望がきっかけとなり2000年に第1回が放送されたが、2001年の第2回はさんまが希望を出した。始まった2年間がともに好評なことから、2002年(第3回)以降も続けられてきた。 本コーナーは『FNSの日』の深夜帯の0:00頃 - 4:00頃の間の約2 - 3時間程度行われている。 なお「さんまと中居のどちらかが結婚した場合、本コーナーは終了する」という“お約束”がある。そのことをほぼ毎年、進行のフジテレビアナウンサーが発言していた。2017年・2018年はそのメイン2人ともに独身のままコーナーが休止となり、2019年の改題・放送再開後は中居が出演していない。 中居[注釈 2](一部の年を除く)や総合司会[注釈 3]がナース姿の白人・黒人男性に「ナカイ、早く寝ろ!」などと文句を言われながら[注釈 4][注釈 5][注釈 6]担がれ、中居が住んでいるという設定の古いアパートの一室を思わせるセット内に運ばれた後[注釈 7]、進行アナウンサーと軽いフリートークの途中でさんまが扉から登場[注釈 8]してそこからさらなるフリートークを進めていく。改題して放送再開した2019年以降は、岡村が板付きの状態で部屋にスタンバイしている[注釈 9]。 衣装演出があり、さんまが毎年のようにネタにしていた。中居に関しては、2000年は総合司会の中居がそのアパートに住んでいるという設定だったためパジャマ姿。2001年 - 2003年は普通の衣装。2004年以降[注釈 10]はその年の27時間テレビTシャツを着ており、2003年以降は毎年帽子または三角巾を被っているか、白いタオルを巻くようになったため髪型を見せなくなっている。2000年 - 2002年、2012年と2014年と2016年は何も被らずに登場している。さんまについては、第1回の2000年より毎年なんらかの趣向を凝らした私服のTシャツを着用しており、毎年のように中居に力説していた[注釈 11]。進行アナウンサーについても2006年以降は中居と同様に27時間テレビTシャツを着ている[注釈 12]。 2004年以降は、その年の『FNS27時間テレビ』の総合司会者がゲストとして登場する場合がある。 セットには、第1回放送時のセットのアパートの住人(の設定)・中居がプロ野球・読売ジャイアンツファンということもあってか、「部屋」の至るところに巨人の応援グッズが散りばめられている[注釈 13]。2003年以降は後述の「ラブメイト10」で1位を獲得した女優のポスターが貼られていたり[注釈 14]、さんまの顔を模したマスク[注釈 15]なども置かれている。この「部屋」のセットは、本コーナーの数時間だけのために1年間保存されているという[注釈 16]。2009年以降、2008年にさんまが裏番組『さんまのSUPERからくりTV』(TBSテレビ系列)に出演中に使ったさんまマスクが置かれており、2013年と2015年の2回、データ放送プレゼントで1名にプレゼントされた。観客は入れておらず、カメラに映らない大勢のスタッフの笑い声や拍手(さんま・別の総合司会が担がれてきた際の中居やゲストが登場する際)が入っている。 進行アナウンサー(後述)からさんま・中居へ呼びかける時のチャイムは、2009年まで本コーナー専用のものが使用されていたが[注釈 17]、2010年・2012年 - 2013年は『FNS27時間テレビ』番組全体で使用されている新たなものに変更されたものの、2011年・2014年は2000年 - 2009年に使用していたチャイムが復活している[注釈 18]。2015年と2016年は再び変更され、新たなものとなった。 最初の2回は、メインであるさんまと中居のスタジオトークのみの構成であったが、2002年以降は先述のチャイムとともにインフォメーションアナウンサーの知らせで本編途中に、生中継(2009年の一部・2013年の一部・2016年を除く)が設けられるようになり、2005年までは枠が少なかったが、2006年以降は毎年中継の時間枠を増やすようになったためにスタジオ本編部分が若干減り、さんまは度々毎年「オレはカメラに向かって喋ることが生き甲斐や(または、一番いいねん、したいねん等)・今年中継多すぎ!(または、多くない?、長い)・もっと喋らせてくれ」などと言って(ネタとしてと本心を両方込め)ダメ出し・クレームを出すのが恒例化していた。2016年は2005年以来11年ぶりに中継コーナーが大幅に削減された[注釈 19]。 2016年(第17回)は、先述のSMAP解散騒動について、前週に放送されSMAPが毎年出演していた音楽番組(TBS系列音楽の日やFNSうたの夏まつり)を辞退したことなどについてさんまが中居に尋ねる場面が見られた[1]。本番前、さんまは中居に「嫌なら出るな」と忠告していた[2]。2016年の放送から3週間経った8月14日、SMAPが12月31日で解散することが発表された。 その影響もあり、当コーナーの2017年の放送がないことが8月6日に正式にフジテレビから発表された[3]。さんまは同年8月12日放送の『MBSヤングタウン』(MBSラジオ)において、「さんまと中居のコーナーだけはやりたいと言ったのですが、いまはさんまと中居が生放送で絡むのはちょっと…ということで」とジャニーズ事務所側からの意向があったと説明している[4]。同番組でさんまは、放送日である9月9日がSMAPの元メンバーである稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛の退所日でもあることにも触れ、「中居も世間に対しての正直なコメントも言いたいやろうし。すべて言えることじゃないやろうけども。本当にタチの悪い、正論と正論がぶつかりあったことでしたからね」と理解を示している[5]。 その後、2019年11月3日未明に「明石家さんまのラブメイト10」と改題して3年ぶりに放送した。タイトルこそ改題したが、内容は「さんま・中居の今夜も眠れない」同様、アパートの部屋をモチーフとしたスタジオセットにおいてフリートークからの流れでラブメイトを発表するというもので変わらない。しかし、第1回から一貫してレギュラー出演していた中居は出演者から外れ、アローン会のメンバーで当時独身であった岡村隆史(ナインティナイン、翌年2020年10月に結婚して、アローン会は退会したが2023年も出演継続)と今田耕司がキャストに加わった。中居のコーナーの降板や卒業など処遇に関する明確な説明は番組内でもはっきりされておらず、改題した2019年には今田が1度だけ「中居くん」と言葉を発した以外、番組内では「中居正広」について触れられることは無かった。番組セットの部屋についても、改題前は中居がファンでもある原辰徳などの巨人グッズが飾られていたが、改題後は岡村がファンであるブルース・リーやジャッキー・チェン、おニャン子クラブのポスターが飾られるなど装飾が変更されている。SMAP解散後、さんまと中居の共演も実現していない。 2020年 - 2022年は新型コロナウイルスの影響で『FNSの日』自体が放送休止されたため、当コーナーは放送されず、「ラブメイト10」を独立して放送されるような処置も行わなかった。その後、2023年は7月22日・23日に4年ぶりに『FNSの日』が放送され、同年5月13日の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、さんまが「ラブメイト10」が復活すると発言した。この年は総合司会の千鳥とかまいたちが裏番組に出演する関係で、7月22日23時台後半から23日未明にかけてコーナーが放送された。 2023年はベース番組が『千鳥の鬼レンチャン』のため、総合司会の濱家隆一(かまいたち)がMCを務めるVenue101の番組ポスターや「サビだけカラオケ」に出演することが多いほいけんたや徳永ゆうきの歌唱シーンのポスターが飾られた。またこれまでセットが狭かったが、コーナー最多人数となるさんま・今田・岡村・千鳥・かまいたち・ダイアンの9名が出演したためセットが広くなった。これまでの最多は2014年のさんま・SMAP・ビートたけしの7名である。 2024年も『FNSの日』が生放送されるが、さんまの意向や総合司会の新しいカギメンバー(霜降り明星・チョコレートプラネット・ハナコ)とコーナーのマッチングの考慮などでラブメイト10は休止となり、さんまのお笑い向上委員会が放送される[6]。2000年以降のFNSの日の生放送回で今夜も眠れない→ラブメイト10がないのは初となる。 なお、さんまは『FNSの日』に第1回から全ての回に出演している唯一の出演者であり、中居は『FNSの日』で総合司会を過去最多の9回(1998年 - 2000年・2004年・2006年・2011年・2014年・2015年・2016年[注釈 20])の経験者であり、それぞれ『FNSの日』において記録を持っている。ただし、さんまは2006年・2009年・2010年・2023年、中居は2016年においては当コーナーのみの出演となっている。 出演者レギュラーさんま・中居の今夜も眠れない(2000年 - 2016年)
明石家さんまのラブメイト10(2019年、2023年)
特別ゲスト
進行アナウンサーすべてフジテレビアナウンサー。同じスタジオにいるが、テレビ越しに会話をする。スタジオにあるテレビは、2011年の地デジ完全移行後の現在も、ブラウン管テレビが使われている。
中継出演・ゲスト・実況
正式タイトル第18回で「今夜も眠れない」から番組タイトルを改題しているが、それ以前にも第1回は「今夜は眠れない」、第2回は「今年も眠れない」、第3回以降ながらく「今夜も眠れない」と2回タイトルが変わっている。
主な企画喘ぎ声コンテスト2001年 - 2002年の2年間のみ行われた。もともと、2000年の第1回放送時にさんまと中居のトークにおいて「女の仕草」という話題になったことからそこから話が発展し、中居が「じゃあ、喘ぎ声はどうですか?」とさんまに聞いたことからさらに話が盛り上がり、しかし2000年は電話番号をフジテレビ側が用意していなかったためすることができず、翌年から電話を使って若い一般女性に電話で募集を行い、各登場者のうちどの女性の喘ぎ声がよかったか「品評」をさんまと中居の2人がおこなっていた。2003年以降は実施していない[注釈 23]。 ラブメイト10『ラブメイト10』(ラブメイトテン)は、さんまが本コーナーに至るまでの1年のうちに気になったという女性(たまたま居合わせた一般人を含む)を、カウントダウン形式で自ら紹介するもので、本コーナーの恒例となっている。 元々は、さんまがかつて『MBSヤングタウン』(MBSラジオ)にてやっていたコーナーで、ディレクターの要望により“復活”という形で3年目の2002年からスタートした。形式上は、中々結婚できない中居→今田にさんまがオススメの女性を紹介するという趣旨である。 2019年のFNS27時間テレビにて「明石家さんまのラブメイト10」として今田耕司、岡村隆史と共に3年ぶりに放送され、中居は出演しなかった。 以下はその2002年以降のラブメイト10である。なお、1年目・2年目の2000年・2001年は上位のみの発表で、2000年は竹内結子と米倉涼子、2001年は井川遥。 複数回ランカー
2002年
コーナー最後に中居が「ボクのラブメイト1位の方を」と大竹しのぶに電話を繋ぎ、長女、長男、大竹の順に電話でトークした。 2003年
2004年
さんまが、前年のラブメイト1位「ローソンで出会った女」の女性との食事会について語った[7]。 2005年
2006年
2位の女性は"大阪"以外の情報はすべて間違っており、「焼肉屋「GEN」のたぶんヒトミちゃん」という人物は存在していなかった。 2007年
10位が上戸に差し替えられたのは、放送直前にさんまと上戸が会い、上戸から「今年もランクインあるのか?」と言われたさんまが急遽変更を指示したため。フリップの吉澤の名前を見え消しで消して上戸の名前が書かれたため、中居も苦笑するばかりであった。なお、当初なぜ吉澤を指名したかについては、さんまは語っていない。 2008年
さんまはNHKの番組に出演中の神田に一目ぼれしてのランキング入りさせたが、さんまは番組投稿者「西野K.G」のテロップをMC神田のテロップと勘違いしたままスタッフに「西野K.G」に関する調査を指示したためスタッフは混乱に陥った。神田の名前を知ったのは「今夜も眠れない」の生放送中だった。なお、NHKからのコメントが紹介されたが、神田に関する情報提供を断り番組に関する情報のみ提供する文面だったため、さんまは「番組宣伝か!」と激高した。 2009年
2010年
「区切りを付けたい」というさんまの思いから、今までお気に入りとして名前が挙がっていた芸能人のみのランキングとなった。 2011年
6位の鈴木と2006年5位の松山のアナウンサーが同一人物である事を当初さんまは知らなかった。 4位の舞川あいくについてさんまは「彼女は、俺の昔の彼女にそっくりなんですよ」と選出理由を語った。本人からの手紙によると「さんまさんについては、母が”オモシロイ”とよく言っています。選んでいただいて嬉しかったです。ただ、一度も会っていないのに何で私なのでしょうか?そういう男性を信用しても良いのでしょうか?残念ながらさんまさんとは結婚できません。私は仕事を頑張ります。これからもCanCamで応援してくださいね」と綴られていた。これに対しさんまは「母がファンていうことは、絶対に娘もファンになるから大丈夫よ」と前向きだった[8]。 2012年
タモリ・たけし・さんまのビッグ3がFNSの日としては1996年以来16年ぶりに揃って話が盛り上がり、時間が足りなくなり7位までしか発表することができなかった[9]。 8位は渡辺直美が出演し一緒に写っている写真を公開、該当者が自身の従姉であることを明かした。7位の紗倉は紹介VTRが流れた。本人もスタジオに来ていたが、時間が無かったため出演は実現しなかった。また10位は当初青山一丁目と表記されていたが、坂道に詳しいタモリの指摘によりさんまの勘違いであることがわかり、青山七丁目と訂正された。 その後、11月5日放送分の『SMAP×SMAP』(関西テレビ・フジテレビ共同制作)内「BISTRO SMAP」にさんまが出演した際に6位以降を続行試合の形で実施。ようやく全てが明かされた[注釈 26]。さらにさんま持ち込み企画として游玄亭の柏崎さんとの電話を行い、SMAPが恋のキューピッドとなってデートの約束を取り付けようとした(結果は失敗)。 2013年7月28日放送の『痛快!明石家電視台』オープニングトークにて、この番組で紹介したAV女優のDVDが大量に送られて来て困っているとコメントしていた。DVDショップでも「今夜も眠れないで紹介された女優」と書かれていたとの事。 2013年
1位の剛力彩芽について、中居は「かわいい子ですよ」と賛同。さんまは「誕生日メッセージをくれよったのラジオ番組に。メッセージの最後に『(さんまさん)言い忘れました・・・大好きです』と。そして次の日、俺にプレゼント(レザーの小銭入れ)を持ってきてくれたの」と告白。中居は笑いながら「剛力ちゃんはそんな計算高い子じゃないですよ、純粋な子ですよ」「名刺入れですか?」と問うと、さんまは「芸人が名刺持たへんがな、ここに2人の愛を詰めんねん!」と語り、スタジオの爆笑を誘った[10]。 2014年
さんまの週刊誌によるハニートラップ報道の影響でAV女優はランクインされなかった。 7位のつるこちゃん(鶴見知利子)では、声を担当していた早見沙織の協力により本番組用に新規に録音された「(杉本!浮気したでしょ!)だったら、一回ちゃんとごめんなさいして、一緒に頑張りましょう」という台詞の音声が放送された。さんまは原作であるアニメ版は視聴しておらず漫画版を読んでいたのみで声を知らなかった。さんま曰く「理想の声や!」とのこと。 この年は1位が綾瀬はるかと剛力彩芽の2人。2連覇となった剛力について、さんまはコーナー開始から使用していたグラスを得意気に上げ「剛力彩芽ちゃんからの今年の誕生日プレゼント。本人が俺の番組が終わるのを待って渡してくれた」と紹介した[11]。 2015年
さんまは今回の選出理由について、10位の熊切は「弱っている今がチャンス」、7位の小島は「新動物占いで相性バッチリだった」(ちなみに6位のアリアナとも相性が良いとのこと)、4位の有村は「優等生顔が金髪にした感じがめちゃくちゃ好き」と語っている。8位の宮本がスタジオに登場。この他9位の女性が電話出演したが、当時15歳(放送時点で16歳)であることが判明した(さんまは見た目の大人っぽさから20歳ぐらい(22~23歳)だと考えていた)[12]。 3連覇の剛力については誕生日に大きなバッグのプレゼントが届いたことを明かし、「女がバッグを送るということは、その中に入れて持ち帰ってということ」と語った[13][14]。 2016年
この年は、2016年初頭のSMAP解散騒動の顛末について聞き出そうとするさんまと、一切ノーコメントを貫こうとする中居のやりとりで放送時間の半分が割かれてしまった。
2019年
この年は、さんまのラブメイトに加えて、今田、岡村のラブメイトも発表しなければならなかったため、放送時間の最後にさんまの1〜7位、今田・岡村の1位を一気に発表し、詳細な理由を発表できないまま、放送終了となった。
2023年時勢に合わせ、順位付けを廃止。ナンバリングは紹介順となる[15]。
スポーツニュース短縮版2008年 - 2010年、2013年 - 2016年、2019年、2023年は本コーナー内でスポーツニュース番組の短縮版が挿入されている(2015年までは『すぽると!』)。土日に出演しているアナウンサーあるいはメインキャスターがセットの中に入ってきた段階で画面の右上か左上に「SPORT」マーク→番組ロゴが表示される。また、その際に表示するキャスターの名前テロップも通常のスポーツニュース番組と同じ仕様となっている。なお、2007年までは前身『プロ野球ニュース』も含めて、『FNS27時間テレビ』においても30分程度の特別版という形で独立したコーナーとして放送していた。2009年、2010年はニュース中に野球好きの中居がアナウンサーより先に試合結果を口に出し、それに対してさんまが怒り、中居を紳助が庇うのがお約束になっていた。 2008年、2009年および2023年の放送では、「ラブメイト10」でスポーツ関連の人物を紹介する際にアナウンサー(2008、09年は平井理央・本田朋子、23年は佐久間みなみ)が本コーナーのセットに登場し、当日(土曜日)に行われた主なスポーツの結果を5分程度にまとめて伝える前後にその人物の映像を流した。 2008年で平井・本田が登場した際の説明によれば、7位のサッカーEURO2008は国際映像であり、バラエティ番組の枠内ならば権利関係などの問題が懸念されるが、スポーツニュースの枠内という体裁であればOAが可能という点からの「抱き合わせ企画」だという[注釈 30]。2009年は野瀬瞳の、2023年は髙橋渚の紹介の際にカットインした。 2010年は「ラブメイト10」の前に短縮版がはさまれた。ちなみに平井は『FNS局対抗! 三輪車12時間耐久レース O-1グランプリ2010』のフジテレビチームのレースドライバーだった。 2011年・2012年は再び『すぽると!』の独立コーナーが設置されたが、2013・2014年は設置されず再び本コーナー内に挿入。2015年は再び単独コーナーが設置された。 2016年、スポーツニュースが『スポーツLIFE HERO'S』に改題、短縮版として挿入された。 2019年、スポーツニュースが『S-PARK』に改題、短縮版として宮司愛海(フジテレビアナウンサー)が出演。また、深夜のニュースも挿入され、奥寺健(フジテレビアナウンサー)が担当した[注釈 31]。 ビートたけし中継→「火薬田ドン」も参照
さんまが総合司会を務めた2008年の『27時間テレビ』内で、ビートたけしが懐かしの『オレたちひょうきん族』のキャラクター等に扮して全国から中継を行う「名人中継」が通し企画として行われ、コーナー内でも中継が行われた。この「名人中継」を踏襲した形で、2009年以降たけしが毎年『ひょうきん族』を彷彿とさせるキャラクターに扮して中継を行っているが、放送時間がたけしが『情報7days ニュースキャスター』の生放送出演直後でコントの準備が間に合わない場合もあり、年によっては事前収録の場合もある(2013年と2016年)。 2009年でのさんまの発言によると、たけしは2008年の『27時間テレビ』終了後に次回の総合司会もさんまだと勝手に思い込み、次回も「名人中継」をやることに意欲を示したが、実際は紳助が総合司会ということや、その際のベース番組であった『クイズ!ヘキサゴンII』のスタッフとたけしとの交流がなかったことで一時は断念。しかし、ここまで番組に意欲を見せたたけしの気持ちを汲み取ろうと思ったさんまが自身がメインの本コーナーだけでも何とかと、スタッフにたけしの出演を打診した結果了承され、たけしも受け入れたためこの企画が実現したとのこと。 2009年計3回にわたり、「森の主・カラス田カア」、「沼の主・サギ田トキ」、「火薬田ドン」(花火師)といった、懐かしの『ひょうきん族』キャラクター等に扮装して出演。 たけしは最後の「火薬田ドン」としてのパフォーマンス終了後に「また来年」と記した垂れ幕を出していたが、「来年は息子が出るのでは?」と合いの手を入れたため、2010年は登場しなかった。 2011年2年ぶりに登場、マラソン中の矢部にセットごと併走しながら矢部にマラソンをやめさせようとするが、水に落ちるなど災難に遭う。ラスト(本コーナーではなく、後の「真夜中の大かま騒ぎ」内)では「青木裕子の父」(ただし衣装は「青木の父」と書かれた襷をかけていた他は火薬田ドンのまま)として登場し、矢部に対し一尺玉で砲撃を加えようとするが、やっぱり失敗し大爆発。黒コゲになったところで「また来年」となった。 矢部はマラソンコースを走っているはずにもかかわらず、中継が入る度に背景が同じであったため(たけしの準備上同じところを走っており、準備中に走った分もカウントされた)、そのことを他の出演者に突っ込まれていた(矢部自身も佐野瑞樹アナウンサーに「真夜中の大かま騒ぎ」内でもう1パターンやることを聞かされた時に唖然としていた)。 2012年同年の総合司会であるタモリが居たため、『ビッグ3』の復活が実現。草彅の100kmマラソン中継最中に「海外から呼び寄せたスーパースターがきた」という触れ込みで登場。「富士山より高い上空1万5000mからダイブして東京スカイツリーのテッペンに乗る」、「人間大砲でフジテレビ本社の球体展望室に着地」など、どう考えても実現不可能なイリュージョンに挑戦し当然のことながら失敗。 ラストは毎年恒例の火薬田ドンが登場、人間大砲に挑戦し失敗…と思いきや実は流れていたのは事前収録のVTRで、直後にたけしがスタジオに登場。久方ぶりに『ビッグ3』が集結し、往年のエピソードを語り合った。この中でたけしが「来年は3人で『27時間テレビ』をやりたい」と宣言し、さんまやタモリが否定する場面もあった。この時、スタジオには3人に加え、中居と鶴瓶も居たが、中居の配慮により2人が一時退場。『ビッグ3』の3人だけという貴重な共演シーンとなった。前述の通りラヴメイト紹介は7位で打ち切られフリートークに充てられ、さらには通し企画のひとつである「スーパーテレフォンショッキング」をカットされた。この「スーパー~」のゲストの予定だった『はねるのトびら』『ピカルの定理』のメンバーが苦情を言いにスタジオに現れるも(中居を除くと)大御所芸人揃いのためかキングコング・西野亮廣は「文句を言いに来たけど、全員たじろいでる」と困惑していた。 この様子を爆笑問題の太田光はスタジオで膝を抱えながらずっと見ていた。 2013年同年の通しコーナー「ほこ×たけ」の一部として登場。1回目は陶芸家「内田ロクロ」として登場。最新式ろくろとソーラー窯で壺を焼こうとするが、最新式ろくろでは自らが回される側になってしまい、完成後窯に持っていこうとするも目が回った結果道の左右にある泥沼に何度もはまってしまった。 2回目は08年に登場した「牛田モウ」をアレンジした「牛田ノウ」として登場(メイクは牛田モウとほぼ同じ)。「スーパーイリュージョン能」としてワイヤーを付けた状態で飛ぼうとするが、そのまま足場が傾き水に落とされた。 3回目は牛田モウに加え前々から出たいと希望していた岡村隆史が鼓打ちの「小牛田隆史」として登場。今度は舞台ごと傾き2人とも水に落とされた。その後、岡村は小牛田メイクのままフジテレビ大反省会まで進行した。 また、同年は生中継ではなく全編事前収録だった。 2014年全てオリンピックに向けてのもの。この年はリポーターとして香取慎吾が全編にわたって出演した。 1本目は東京オリンピックに向け聖火ランナーの練習をする火薬田ドン。聖火に点火した際に、「おもてなし」と花火で浮かぶ、と豪語して聖火台に点火して見せるが、火がつかないことを訝り中を覗き込んだところ、聖火台の中に落ち、さらに聖火台そのものが倒れ、プールに落っこちてしまった。 2本目は冬季オリンピックカーリングコーチの日系カナダ人「ジャニー喜多ノ川」。SMAPがデビュー曲で「SAY YES」に売り上げで負けてしまいジャニー喜多川に「負けたんでしょ?!なんで負けたの?!」と詰め寄られた事、中居がジャニーに「YOUは30で死ぬよ」と言われ続けていた事など、本人たちにしか知らないネタを仕入れた事に中居が驚愕した。そのあとジャニーズJr.を名乗る岡村タカシを呼び、カーリングをしながら香取と3人でプールに落ちた。 2015年全て、船の科学館体験教室プールから中継。 1本目は河内音頭の「河内家権三丸」として登場。船の舳先が折れて転落。太鼓奏者役でガダルカナル・タカが助演。 2本目は浪曲風イタコ「北野イタ子」。岡村が「弟子の岡村イタロー」として登場。船が大きく揺れて二人とも転落。その際にたけしは船首の部分に頭をぶつけてしまうというアクシデントに見舞われ(幸いケガはなかった。)、中継終了後さんまが中居に話す形で「お前な、ベテラン芸人が我慢するとこ見たか?」と突っ込まれた。 3本目は毎年恒例となった「火薬田ドン」。花火を上げようとして船が割れ、持ったままの花火が爆発し転落。 2016年例年通り、船の科学館体験教室プールから中継。毎年恒例となった「火薬田ドン」。不倫ではなく「風鈴」をイメージしたというものの、やはり花火が爆発し転落した。 この年は「中継」が通し企画となったため、『今夜も眠れない』内では毎年恒例「火薬田ドン」1本のみとなりさんま・中居との絡みも直接はなく、さんまがたけし中継感想を述べる際に「VTRやのに」とワイプ越しに発言しており、事実上の収録を意味している。 そのため、2013年以来3年ぶりに生中継ではなく事前収録だった。 2017年以降本コーナーの設定がなかった2017年・2018年は同じくさんまがメイン司会の『さんまのお笑い向上委員会スペシャル』に登場。なお2019年は本コーナーが設定されたにもかかわらず前枠の『さんまのお笑い向上委員会スペシャル』に登場した。 2023年は2016年以来に本コーナーに登場。劇団ひとり扮する弟子の「火薬田小ドン」が登場した[21]。 ハプニング生放送が故にハプニングも稀に発生している。
使用曲
担当プロデューサーコーナー演出は第1回から2006年まで小松純也、すべての回にて三宅恵介がスーパーバイザーを担当。以後は2014年3月まで放送されていた「森田一義アワー 笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」班を経て、2023年現在は「さんタク」「ホンマでっか!?TV」班が担当している。これは各年の「FNSの日」のスタッフクレジットで確認できる。
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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