倉田 大誠(くらた たいせい、1982年3月4日 - )は、フジテレビのアナウンサー。
来歴・人物
長野県長野市出身。
中学時代は陸上部に所属し、1500メートル競走で長野県代表として北信越大会に出場したことがある[2]。
長野日本大学高等学校、日本大学藝術学部放送学科卒業後、2004年フジテレビ入社。同期入社は斉藤舞子・高橋真麻[注 1]。
2008年7月24日の未明に発生した岩手県沿岸北部地震の情報を伝えるFNN報道特別番組を、明け方まで単独で担当した。
小学生の時にジャニーズ事務所をはじめ様々な芸能事務所に応募したものの、全て不合格となった。
特技はブレイクダンス。10期先輩の佐野瑞樹とは2人で海外旅行をするなど仲が良い。2020年4月18日放送のさんまのFNS全国アナウンサー一斉点検では2人きりでクリスマスイブにディナー、温泉旅行で狭い部屋風呂に2人で一緒に入るなど仲睦まじい姿が放送された。
7期後輩でめざましテレビや直撃LIVE グッディ!でも以前共演していた三田友梨佳や9期後輩でめざましテレビやノンストップ!で共演していた三上真奈などをモノマネすることがある。
現在はアナウンス室副部長を務めている。
2021年に行われた東京オリンピックでは、今大会新種目で、日本選手がいずれも金メダルを獲得したスケートボード・男子ストリート(7月25日)および女子ストリート(同26日)の実況を、解説の瀬尻稜と共にJCとして担当、日本放送協会(NHK)のEテレ・総合で放送された[3]。
2022年、2018年から4年間担当した福原直英[注 2]の後を受け継ぎ、自身にとって入社19年目にして初となる日本ダービー(東京優駿)の実況の大役を担い、同年の日本ダービーではドウデュースの勝利と鞍上の武豊のダービー通算6勝目を伝えた[注 3]。日本ダービーの実況は翌年[注 4]も担当している。
現在の出演番組
- めざまし8
- 月 - 金曜担当 情報キャスター(2021年3月29日 - 2023年3月31日)
- 谷原章介休暇時の代理メインキャスター(2021年8月16日 - 20日・2022年8月22日 - 26日・2023年1月12日 - 19日・2024年8月19日 - 26日・11月22日・12月27日)
- 月 - 水・金曜担当 情報キャスター(2023年4月3日 - 2025年3月<予定>)
- みんなのKEIBA(週替わり実況)
- スポーツ中継(バレーボール・競馬・フィギュアスケート・柔道)
過去の出演番組
競馬GI実況歴
- 日本国内
- 海外
伝説の名実況集
- 「鞭がしなってベルカント現在2番手、ダッシャーゴーゴーのリードがほとんどなくなった。ベルカントか、ハクサンムーンか、間からマジンブロスパー、外からグランプリボス、さらに大外芦毛スノードラゴンか、ベルカント、さあ武豊、12年ぶり新潟V2なるか? スノードラゴンだ! スノードラゴンだ! 凄い脚! 春の衝撃再びスノードラゴン! 大野拓弥大金星! してやったりの大一番、見事な騎乗を魅せました。大混戦のスプリンターズステークス、大外まとめてかわした芦毛! スノードラゴンです。」(2014年スプリンターズステークス)
- 「さあ4コーナーをカーブから直線コース、あっという間にグレーターロンドンが先頭に立とうかというところ、最内すくってさぁ武豊は最内を選択、キタサンブラック勝負に出た。最内選択キタサンブラック、そしてサトノクラウン鞭がいっぱい入った、レインボーライン岩田、サトノクラウンか、さぁキタサンブラックか、キタサン先頭、キタサン先頭、鞭入ってサトノクラウン、内側からディサイファ、サトノクラウンか、キタサンブラックか、後続を突き放すか、また進路を内に通ったサトノクラウンミルコ・デムーロ、キタサンか、キタサンか、さぁその差は縮まるクラウンも来る、キタサンだ、キタサンだ、クラウンが来る、さらにはレインボーラインが3番手、キタサンだ、キタサンだ!! 仁川の悲鳴は杞憂に終わった、キタサンブラック見事、心配無用、これが現役最強です! GI6勝叶えて見せた北島三郎さんも安堵の表情を浮かべました。」(2017年天皇賞秋)
- 「一番人気のコントレイルはこの位置、まだ落ちつかせて、まだ落ちつかせて、鞍上福永(祐一)、さぁ手綱を動かし始める、キセキのリードが3馬身から4馬身、和田竜二の鞭が飛ぶ、オーソリティは二番手上がってアリストテレス、さらには今年のダービー馬去年のダービー馬シャフリヤールだ、2頭のマッチレースになるのか、その前にオーソリティだ、キセキ、キセキ、いやこれはもう届かない! 外からコントレイル、外コントレイルだ、7番オーソリティを差し切った、コントレイル、もう他には何も来ない! 空の彼方に最後の軌跡、コントレイル~!! コントレイルやりました! 有終の美を飾ってみせました。他馬を圧倒、完封です! 3連敗を跳ね除けました。」(2021年ジャパンカップ)
- 「18頭歓喜の大行進は、いよいよ東京525mの直線コースを残すのみ! デシエルトが先頭だ、アスクビクターモアが2番手、外からドウデュースも上がって行くか? デシエルト逃げる、早くも差を詰めたアスクビクターモア田辺裕信先頭に立った、3番手をうかがうビーアストニッシド、200(m)を通過! 内からは2番のセイウンハーデスだ、一番外から馬場の三分所からダノンベルーガ、皐月賞馬のジオグリフ! しかし外からドウデュース! 外からドウデュース! 内を割ってはダノンベルーガ、この3頭か!大外イクイノックスだが、これはドウデュースだ!ドウデュースだ! イクイノックスか、ドウデュースか、武豊の想いが、ドウデュースに伝わった!! ドウデュース逆襲の末脚~!! 武豊日本ダービー6勝目!日本ダービーで帰り咲いたドウデュース、最後はイクイノックスを寄せ付けませんでした! 勝ちタイムが2分21秒9、勝ちタイムが2分21秒9、去年の2分22秒5を上回りましてダービーレコードです!」(2022年東京優駿)
- 「ボルテージは最高潮だ。これが最後の一押しだ。さあ17頭がリミッターを外す! パクスオトマニカ逃げる、離れた2番手ホウオウビスケッツ、シーズンリッチ、内のほうから鞭を抜いたメタルスピード、外から緑の帽子タスティエーラも突っ込んできている! パクスオトマニカのリードが3馬身から2馬身縮まった。外に持ち出した、(横山)武史の手が動く! ソールオリエンス、ソールオリエンス、しかし先頭はタスティエーラ! 間を突いてはホウオウビスケッツ、タスティエーラ、内からはベラジオオペラ! ソールオリエンス、11番はハーツコンチェルト、12番はタスティエーラ、タスティエーラ、ソールは届かない、ソールは届かない、勝ったのはタスティエーラ〜!! ようやく世代の頂点タスティエーラ! 2冠馬を阻止! タスティエーラです!」(2023年東京優駿)
- 「さあ世紀の一戦、いよいよジャパンカップはハイライトを迎える! 525mの直線コース、パンサラッサ逃げる! リバティアイランド、イクイノックスはどこで動くか、まずはイクイノックスが行く! まずはイクイノックスが単独の2番手に上がった! タイトル(ホルダー)苦しい、タイトル苦しい、イクイノックスが早くもパンサラッサを捕まえた! これが世界最強だ! あとは2強の争い! リバティアイランド追う! しかし、その差は縮まらない! イクイノックスだ、イクイノックスだ! リバティアイランドは2番手、スターズオンアース3番手、世界最強の証明! イクイノックス見事! この強さに異論はなかった! ガッツポーズが飛び出しました! 勝ちタイムが、2分21秒8。 上がりの3ハロンは36秒5の決着。強すぎました、イクイノックス、3歳牝馬、三冠牝馬を寄せ付けなかった。」(2023年ジャパンカップ)
- 「さあ先頭はここでエコロヴァルツだ、持ったまんまでシュガークンが2番手武豊、外からはジャスティンミラノ現在3番手、間抜いてダノンデサイル横山典弘、さあ鞭が入った、戸崎(圭太)の夢が近づく。ジャスティンミラノ、しかし外からサンライズアース、ここでジャスティン先頭、ジャスティン先頭!しかし内からは、ダノンデサイル、ダノンデサイル!2番手ジャスティン、戸崎の夢はどうなんだ?しかし、5番のダノンデサイル、ジャスティンミラノ、3番手争いシンエンペラー、なんとなんと勝ったのはダノンデサイル~!56歳横山典弘!これがベテランの意地!ベテランの強さ!競馬の強さがここにある!」(2024年東京優駿)
- 「一番外の赤い帽子、さあドウデュースはどういう風に弾けるか?東京競馬場に、これが別れの号砲。4コーナーカーブから直線コース!ドゥレッツァ先頭、スターズオンアース2番手、シンエンペラー3番手、ドウデュースが1頭1頭交わしていく、団子状態になった!これはドウデュースの展開か?先頭ドゥレッツァ、2番手スターズオンアース、さらにはソールオリエンス、ドウデュース来た!ドウデュース来た!早々先頭ドウデュース、なんと坂上で決めるのか?他馬の走りを残像に変える!ドウデュース先頭、ドウデュース先頭、ドゥレッツァ2番手、シンエンペラー3番手、ドゥレッツァ盛り返す、武豊の鞭が飛ぶ!ドウデュース、ドウデュース、ドゥレッツァ、3番手はどうか?ドウデュースだ、ドウデュースだ、これが武豊の信じた末脚!ドウデュースだ~!ドウデュースGI5勝目!早々先頭押し切りました!途轍もない強さ、途轍もないスピードを魅せた。しかし内のドゥレッツァも粘っていた。」(2024年ジャパンカップ)
- 東京オリンピックスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛がトリックを成功した際に言った「13歳、真夏の大冒険!」は名実況と謳われた。この実況について倉田は前日の男子ストリートの中継の後で真夏の青空が広がっていたことを見て、「翌日の女子の中継で、13歳の彼女(西矢選手)を表現する際に『真夏の大冒険』は使えると思った」ことを述懐している[7]。同フレーズは2021ユーキャン新語・流行語大賞のノミネート語30に入っている[8]。
- パリオリンピックスケートボード女子ストリートで、金メダルを決定した瞬間の14歳の吉沢恋には「決めました。金メダルに恋した14歳!恐るべき14歳が日本に誕生しました!」と表現[9]し、SNSでも話題になった[10][11]。他にも、吉沢の1本目のベストトリックでは「パリの風を浴びた。ようやく浴びることができた。」などと[9]、吉沢のランの場面でも「攻めるか? 攻めた。見事な45秒間!」という実況を行った[9]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
関連項目 |
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鳥居滋夫1963-1969、1971 / 盛山毅1970、1972-1973、1976、1980-1981 / 大林宏1974-1975、1977-1979 / 大川和彦1982-1984 / 堺正幸1985、1987-1990 / 向坂樹興1986 / 三宅正治1991-1994、1996-1997 / 塩原恒夫1995、1998-2005、2015 / 青嶋達也2006、2008-2011 / 吉田伸男2007、2012-2014 / 倉田大誠2016-2017、2019-2020 / 立本信吾2018、2022-現在 / 福原直英2021 /
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- ^ a b 放送開始当初から出演。
- ^ 大塚の病気休養時の総合司会代行。
- ^ 三宅→伊藤とダブル体制。
- ^ 2022年4月から『めざましどようび』を兼務するため、月 - 木曜担当。
- ^ a b 時期によって曜日変動あり。
- ^ a b 木・金曜担当。
- ^ a b c 月曜 - 水曜担当。
- ^ 2008年3月まで木・金曜担当。
- ^ a b 「めざまし600ニュース」は担当しない。
- ^ 担当曜日は変動あり。
- ^ 月・火曜担当。
- ^ 月・木曜担当。
- ^ 火・水曜担当。
- ^ 金曜担当。
- ^ 2002年4月から設置、2009年3月で廃止。
- ^ 木曜パーソナリティー、イノ調として出演。
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1月曜 - 水曜担当。2木・金曜担当。3担当曜日は時期により変動あり。4水曜 ・木曜担当。5火・水曜担当。6月・火曜担当。7水曜 - 金曜担当。8月曜 - 木曜担当。9水曜担当。10金曜担当。112015年9月28日から設置、2016年9月で廃止。122016年9月30日まで男性メインが兼務。2016年10月から藤井が月曜-水曜担当。2016年10月から2017年3月まで木・金曜はメインの立本が兼務。 |
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1 ▼は週替り出演。 2 ●は月1回出演。 3 ★はフジテレビアナウンサー(当時)。 4 LFはニッポン放送のラジオ番組。 5 TXは東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送された番組。 |
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