たけしの斎藤寝具店
『たけしの斎藤寝具店』は、2002年10月11日(10日深夜)[1]から2004年3月19日(18日深夜)[2]までフジテレビで放送されていた、世界各国の文化を扱う内容のクイズバラエティ番組である。番組名は「sightseeing 10days」(サイトシーイング10デイズ:「10日間の観光」を意味する英語)をもじったもの。司会を担当したビートたけしの親友でもある島田洋七の漫才のネタで斎藤寝具店というのがある。 番組概要日本で生活している外国人をゲストに呼び、そのゲストがどこの国の出身であるかという事を当てるクイズと、ゲストがゲームに挑戦し賞金の獲得を目指すコーナーの二部構成。 クイズは第8回までは1人のゲスト外国人の出身国のヒントを聞き、解答者たちがスタジオ床面に敷き詰められた世界地図の国の所に立ち国名を答える形式だったが、第9回からは解答者は着席形式でゲスト外国人は2人となりクイズが2問、出身国のヒントを聞いた後にボタンを押して答える早押しクイズとなった。丁度この頃に店長役のビートたけし(北野武)は自ら主演・監督を務めた映画『座頭市』の撮影準備段階に入ったため、髪を短くし金髪となったため突然のイメージチェンジに驚いた人が多かった。たけしは映画の前から少しイメージを定着させる必要があると考えたため、早くから金髪にしてテレビ出演しておこうとの意向で「見る人が新しいたけしイメージに慣れてくれるように、新しいアイデンティティーにすっと入っていけるように」[3]という意図であったが、映画終了後も10年以上この髪型のまま活動し続けている。 オープニングテーマは三波春夫の「世界の国からこんにちは」を一部のみ使用。 後提供や番組初期の頃の正解発表前には「We Are The World」が使用されていた。 t.A.T.u.のリェーナ・カーチナがゲスト出演したことがある(2003年12月18日放送[注 1][4])。 番組は1年半で65回放送された。同じ1年半の放送期間である前々番組『北野富士』に比べ10回程放送回数が少ないのは、改編期特別番組や緊急報道番組(主にイラク戦争関連)等で放送休止があった為である。 前番組『足立区のたけし、世界の北野』までは単体枠だったが、当番組から『たけしのコマ大数学科』の中期までは『チャンネル北野枠』として放送されていた。そのため前番組まではフジテレビとイーストの共同制作だったが、当番組からは制作協力がイースト、制作著作管理がフジテレビとCOMPASS(オフィス北野とイーストの共同出資関連企業)となった。また今までフジテレビのビートたけし深夜枠にはアナウンサーは単発出演のみであったが、当番組では佐々木恭子がたけしと共に司会としてレギュラー出演した。引きかえ『北野ファンクラブ』からずっと出演し続けていた高田文夫とガダルカナル・タカ、ダンカン、つまみ枝豆、グレート義太夫、井手らっきょは当番組には全く出演していない(ダンカンのみ構成作家として番組に参加)。 また前番組の「北野まんぐり講座」では大人のゲームが中心でセクシータレントがブラジャーを外してバストトップを露出させたり[注 2]最初から脱衣した状態で登場するのが普通であったのに対し[注 3]、本番組ではそういったお色気要素が全て排された。 クイズコーナー在日の外国人をゲストとして招き、ゲストの出身国の様々なデータ(貿易、特産物など)や文化・習慣などをヒントとして順に提示されるので、解答者は第9回以降は早押しで答える。クイズの正解者には、ゲストの出身国の紙幣が贈られた(早押しクイズ形式になり数回後から。ただし、日本円換算すると数円から数百円程度)。なお、ヒントが全て提示される前に正解が出た場合は、「リバースクイズ」と題して、提示される予定だった残りのヒントの内容を当てさせた。また外国人ゲストに対して失礼な発言や、つまらないギャグ、あまりにもひどい答えを言った解答者は、たけし店長の裁量で待機している若手芸人と交替させられるというルールもあった。 ヒントには「店長チャンス」と言うたけしによるヒントや、駄洒落のヒントもあった。 ゲームコーナーコーナー名は「銭日本(ぜににっぽん)お遊戯マスターズ」(初期の途中からこのコーナーが出来た)。ゲストの外国人が、日本ならではの物を使用した簡単なゲームに挑戦する(ただし、後期は「日本ならではの物を使用する」というコンセプトは薄くなった)。ゲームは毎回数種類用意されており、難易度に応じて賞金額が設定されており、成功すれば賞金が貰えた。
など多数
賞金100万円のゲームは毎回ボウリングの球を使うものであった。ただしどう考えても無理なものばかりでルールも適当だった(ゲストで挑戦した者は0人)。例えば以下のようなものがあった。
出演者
スタッフ
放送時間どちらもフジテレビの時間帯とする(出典:[5])。
ネット局脚注注釈出典
|