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未明

未明(みめい)は、明け方に空が白み始める前の時間帯。

概要

「未明」という語は、辞典類では「夜がまだすっかり明けきらない頃」[1]、「午前3時ごろから日の出前」の時間帯[2][1]を指すとされる。ただし、辞典類や実際の使用例に違いがあり[2]、新聞や放送などでの報道では「午前0時から3時ごろ」の意味でも用いる[2](後述のように、気象庁の用語では「午前0時から3時ごろ」の意味でのみ用いる)。人によっても「未明」の捉え方に揺れがあるとされる[2]

NHK放送文化研究所の「平成15年度(後半)「ことばのゆれ」全国調査」で「夜中」「深夜」「未明」の表現についてそれぞれの始まりと終わりの平均の時間帯を出したところ、「夜中」は「午後11時台~午前2時台」、「深夜」は「午前0時台~午前2時台」、「未明」は「午前2時台~午前4時台」であった[2]

気象庁の予報用語

気象庁では、混乱や誤解を避けるため、天気予報などで用いる用語を定めている。府県天気予報[注釈 1]の用語では、「未明」は0時から3時を指し[4][5]、3時から6時までは「明け方」である[4][5]

脚注

注釈

  1. ^ 一般に呼ばれる「天気予報」のこと。「府県予報区」を地域ごとに細分した「一次細分区域」単位で、毎日5時、11時、17時に発表する予報である[3]

出典

  1. ^ a b 未明?”. 最近気になる放送用語. 放送文化研究所 (2004年5月1日). 2022年6月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e 「夜中」「深夜」「未明」は何時ぐらいか?”. ことばの研究. 放送文化研究所 (2004年3月). 2022年6月11日閲覧。
  3. ^ 府県天気予報”. 気象庁. 2022年6月10日閲覧。
  4. ^ a b 時に関する用語”. 2022年6月9日閲覧。
  5. ^ a b 1日の時間細分図(府県天気予報の場合)”. 2022年6月9日閲覧。

外部リンク

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