阿佐ヶ谷姉妹(あさがやしまい)は、渡辺江里子(姉役)と木村美穂(妹役)の2人で構成される日本のお笑いコンビ。「阿佐ヶ谷姉妹」と名乗っているが、血縁関係はない[2]。ASH&Dコーポレーション所属。
メンバー
渡辺江里子(わたなべ えりこ、 (1972-07-15) 1972年7月15日(52歳)[1] - )
- 役割は姉でツッコミ担当(コントによってはボケ)。立ち位置は右。栃木県宇都宮市出身(東京都生まれ)、血液型はA型。明治大学文学部卒業[1]。中学校、高等学校の国語科の教員免許を所持。趣味は演芸鑑賞、トランペット演奏。石橋貴明から「マラソンランナーの土佐礼子に似ている」と言われたことがある。2012年頃から「歌うま芸人」としてバラエティ番組に出演することもある。林家ペー・林家パー子夫妻とは遠縁と明かしているが[3]、林家ペーは、縁戚とは全然知らないと答えている[4]。好きな男性のタイプは伊東四朗[3]。豆苗を愛でる習慣がある。
- 2022年10月、「とちぎ未来大使」に任命される[5][6]。
木村美穂(きむら みほ、 (1973-11-15) 1973年11月15日(51歳)[1] - )
- 役割は妹でボケ担当(コントによってはツッコミ)。立ち位置は左。神奈川県相模原市出身、血液型はA型。洗足学園短期大学(現:洗足こども短期大学)音楽科卒業[1]。髙島屋での勤務経験あり。趣味は仏像鑑賞、ピアノ演奏。好きな男性のタイプは中嶋悟[3]。コンビでレギュラー出演している『マスカットナイト』では驚異のポンコツぶりを発揮しており、相方の江里子のみならず共演者たちからも度々いじられる。寝ながら歯磨きをする。
略歴
1994年、東京乾電池研究所在籍中に知り合う[7]。同研究所での1年間の養成期間終了後、卒業公演の選考で2人とも残れず、江里子はコールセンターで、美穂は事務職でしばらく会社員生活を過ごす[8]。2007年、東京都杉並区阿佐谷にある鰻屋に2人で訪れた時に、姉妹のように似ていることから主人から「阿佐ヶ谷姉妹」の名を授けられ[8][9]、江里子がブログに「阿佐ヶ谷姉妹にご要望ありましたら」と書いたところお笑いライブからのオファーが舞い込み、同年10月22日にコンビとしてデビューした[9]。当初は梅津ノリジの事務所「オフィスプラム」に所属していた。その後、フリーを経て2012年4月22日よりASH&Dコーポレーション所属[9]。
2008年、『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナー「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」の第13回にて由紀さおり・安田祥子姉妹のモノマネを演じ準優勝、第14回、第15回はファイナリスト。第22回では、得意の歌ネタを封印し、風貌を活かしたスーパーマーケットでの主婦万引きの現場、喫茶店での霊感商法、区役所から派遣された民生委員、駅前での宗教勧誘といった市井の人々を取り上げたネタを披露し優勝。ちなみに由紀・安田姉妹ネタのみ、通常と立ち位置が逆になる。
2018年開催の第2回『女芸人No.1決定戦 THE W』でも、歌ネタをほぼ封印したコントで勝負し、決勝に進出する。1stステージは入院のお見舞いネタで紅しょうがに勝利。最終決戦では誘拐を題材にしたネタで、2位の横澤夏子らに大差をつけて優勝した[10][11]。『THE W』では、2019年開催の第3回でも決勝に進出するが、1stステージではなしょーに僅差で敗れ、連覇はならなかった。
2019年11月13日に日本テレビ公式YouTubeチャンネルにアップロードされた『阿佐ヶ谷姉妹のモーニングルーティン』動画がSNSで若者を中心に拡散され、投稿からわずか5日ほどで再生回数が120万回を超える大ヒットとなった。2019年12月27日には400万回再生を超えていたが、現在は、非公開となっている。
芸風
漫才・コントをともに行う。漫才での衣装はピンク色のドレスで揃えている。老け顔に加え芸人デビューが遅かったこともあり、おばさんの自虐を盛り込んだしゃべくり漫才がメイン。高い歌唱力を活かした歌ネタを得意とし、フランシス・レイ「男と女」の替え歌をハモりながら歌うブリッジを用いる。江里子が美穂のスカーフを締め上げるというツッコミ動作をすることがある。
賞レースでの戦績
キングオブコント
年度
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結果
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会場
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日時
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2009年
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2回戦進出
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TEPCOホール
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2009/08/06
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2011年
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準決勝進出
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赤坂BLITZ
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2011/08/25
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2012年
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準々決勝敗退
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明治安田生命ホール
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2012/08/16
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2013年
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1回戦敗退
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シアターブラッツ
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2013/08/03
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2014年
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2回戦進出
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原宿クエストホール
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2014/08/29
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2015年
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2回戦進出
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明治安田生命ホール
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2015/08/20
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2016年
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準決勝進出
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赤坂BLITZ
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2016/09/08
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2017年
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準々決勝進出
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きゅりあんホール
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2017/08/15
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2018年
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準決勝進出
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マイナビBLITZ赤坂
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2018/09/06・07
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M-1グランプリ
年度
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成績
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会場
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日時
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2008年
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3回戦進出[12]
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ルミネtheよしもと
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2008年11月15日
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2009年
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2回戦進出[13]
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ラフォーレミュージアム原宿
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2009年11月7日
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2015年
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3回戦進出[14]
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ルミネtheよしもと
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2015年10月23日
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2021年
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準々決勝進出[15]
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ルミネtheよしもと
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2021年11月17日
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2022年
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準々決勝進出[15]
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ルミネtheよしもと
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2022年11月13日
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THE W
年度
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成績
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会場
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日時
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2017年
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準決勝進出
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ルミネtheよしもと
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2017/11/22
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2018年
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優勝
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日本テレビ
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2018/12/10
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2019年
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決勝進出(Bブロック第2試合敗退)
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日本テレビ
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2019/12/09
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エピソード
出演
テレビ
現在の出演番組
過去の出演番組
- 特別番組
- 阿佐ヶ谷姉妹のおばさんだってできるわよ(2019年11月26日、日本テレビ) - 『THE W 2018』優勝の副賞として制作された冠番組
- やぶからディッシュ〜いま一番食べたい一皿食べに行きませんか?〜(2022年4月8日・7月3日・2023年1月14日、テレビ朝日) - MC
- 旅する水曜日『阿佐ヶ谷姉妹いいわね商店街』(2022年4月6日・13日、BS日テレ)[24]
- 阿佐ヶ谷バイヤー姉妹(2022年10月14日、テレビ朝日)[25]
- 阿佐ヶ谷姉妹&カズレーザーのそれなら、安心だわ~(2023年10月1日、テレビ朝日)- MC
ラジオ
テレビドラマ
アニメ
CM
ミュージック・ビデオ
映画
WEB
ライブ
- 阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ(2010年9月11日 東京・劇場バイタス) - 変ホ長調との合同ライブ。
- 阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ2〜腹の立つことは明日言え〜(2011年8月28日 東京・劇場バイタス、2011年9月25日 大阪・ワッハ上方 上方亭)
- 阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ3〜私たち、発酵しすぎたかしら?〜(2013年7月20日 東京・新宿バイタス)
- 阿佐ヶ谷姉妹ショーI「はじめてのディナー」(2013年12月1日 - 3日 東京・新宿ミノトール2)[41]
- 純と姉妹1(2015年9月5日 - 7日、アサヒ・アートスクエア) - タブレット純との合同ライブ。
- 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ1 産声〜うぶごえ〜(2016年10月25日 - 26日 東京・座・高円寺2、2016年10月31日 大阪・近鉄アート館)[42]
- 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ2 あなたと私(2017年8月26日 - 27日 東京・武蔵野公会堂、2017年9月2日 - 3日 大阪・近鉄アート館) [43]
- 阿佐ヶ谷姉妹のわいわいフェスタ~今年もありがとう~(2017年12月19日 - 20日 東京・浅草六区ゆめまち劇場)[44]
- 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ3 ドアーを開けて(2018年10月3日 - 4日 東京・東京キネマ倶楽部、2018年10月9日 愛知・ボトムライン、2018年10月11日 - 12日 大阪・味園ユニバース、2018年10月14日 兵庫・クラブ月世界)
- 阿佐ヶ谷姉妹単独ライブ4 オー!シスター(2019年7月23日 - 26日 東京・下北タウンホール、2019年7月29日 - 31日 大阪・大丸心斎橋劇場、2019年8月2日 - 3日 愛知・今池ガスホール)
ディスコグラフィー
参加作品
書籍
脚注
注釈
- ^ 以前から、大竹サテライトの外中継リポーターなどで不定期に出演経験あり。
出典
外部リンク