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にぼしいわし

にぼしいわし
メンバー 香空にぼし
伽説いわし
結成年 2013年
事務所よしもとクリエイティブ・エージェンシー→)
スパンキープロダクション→)
フリー
活動時期 2013年 - 2014年
2015年 -
出身 NSC大阪校35期
出会い 高校の同級生
現在の活動状況 ライブ中心
芸種 漫才
ネタ作成者 伽説いわし
同期 ゆりやんレトリィバァ
ガンバレルーヤ
濱田祐太郎
熊元プロレス(紅しょうが
公式サイト 公式サイト
受賞歴
2024年 女芸人No.1決定戦 THE W 優勝
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にぼしいわしは、フリーの女性お笑いコンビ2013年4月結成。女芸人No.1決定戦 THE W8代目女王。

メンバー

香空 にぼし(きょうから にぼし、1992年6月13日[1] - )(32歳)
ボケ担当。立ち位置は向かって左。
大阪府出身。身長151 cm、O型。
芸名の由来は、高校時代、弁当に入っていた煮干しを同じクラスのギャルにあげたところ、そのギャルから「にぼし」と呼ばれるようになったことから。
グッズ・イラスト・フライヤー・小道具制作担当[2]
伽説 いわし(ときどき いわし、1992年7月2日[1] - )(32歳)
ツッコミ・ネタ作り担当。立ち位置は向かって右。
大阪府出身。身長156 cm、A型。
ギャルに名付けられたにぼしに乗っかる形で「いわし」を名乗り始めた。
音楽制作・事務仕事担当[3][2]

来歴・概要

高校1年生の時に同じクラスで出会う。入学式の前の健康診断でみんなが体育館に移動するために廊下に並んでる中、ずっと教室でカバンの中をゴソゴソしているにぼしに、いわしが「なんか探してるん?」と聞き、「なんも探してない」と返されたのがきっかけ[2]

二人ともお笑い好きというのではなく、クラスの隅っこにいるタイプであった。しかし、文化祭でクラスの陽キャたちが漫才をやっているのを見て、「ウチらのほうがおもろいねん」と考え[2]、高校3年生の時に現在と同じコンビ名でハイスクールマンザイ2010に出場、近畿大会準決勝に進出する。そのときの優勝者は現レインボーの池田直人が組んでいたコンビ「STAND BOX」で、現霜降り明星粗品のコンビ「スペード」、せいやのコンビ「ドンパルトン」、現隣人の橋本市民球場のコンビ「オーバーオール」も同じ大会に出場していた[4][5][6]

高校卒業後いわしは大学に合格、進学するが、にぼしは1年浪人する。その間にいわしはにぼしの分も含めたNSCの入学金を稼ぐが、20万円足りず、最終的にいわしの祖母に出してもらった[2]

高校卒業から1年経った後に2人で大阪NSCに入学する。2013年にデビューするが、一番仲の良い同期であったゆりやんレトリィバァのブレイクを目の当たりにし、自信を失って一度吉本興業を辞め、大学に通って一般職に就いた[7]。大阪のフリーライブ「C★マン」にエントリーしていたが、2014年9月に活動休止[8]2015年M-1グランプリ復活を機にゆるやかに再始動し、季節の変わり目くらいのスパンでインディーズライブに出場した結果、2018年からスパンキープロダクションに所属。2019年3月まで2人共働きながら芸人をしていたが、退職して手当たり次第にインディーズライブに出演[9]。以降、大阪のインディーズライブを拠点に月60本程度の舞台で活動する[10]

2020年8月末を持って、スパンキープロダクションを退所し、フリーとして大阪を中心に活動。吉本興業の強い大阪において「非吉本」芸人の連携を深める役割を果たし[11]風穴あけるズボニーボニーとともに劇場「楽屋A」のトップメンバーにもなった[12]

2023年7月に行われた単独ライブ「グーチョキパーにおいて」の大阪公演エンディングにて東京進出を発表。これに伴い「楽屋A」を卒業、そして9月22日に行われた大阪ラストライブ「ヤングvsにぼしいわし全面戦争」を以て活動拠点を東京に移した。

デビュー以来個人の芸名は「にぼし」「いわし」であったが、2024年に名字をつけることを表明し、Aマッソ加納、ガクテンソク奥田、動物チームかんざきスーズ黒木、風穴あけるズ安藤からそれぞれ考案してもらった5つの候補から投票で選び、安藤考案の「香空にぼし」「伽説いわし」となった[13][14]

女芸人No.1決定戦 THE Wでは2019年大会で初の決勝進出を果たすもそのこに敗れ、2020年大会でも2年連続で決勝に進出するが、満場一致でTEAM BANANAに屈する。2022年大会でも3度目の決勝進出を果たすが、またも満場一致で紅しょうがに屈して1stステージを突破することができなかった。2024年大会で4度目の決勝進出を果たして決勝初進出のやましたもじゃを破り、4度目の挑戦で初めて1stステージを突破した。最終決戦では4票を獲得し紺野ぶるま忠犬立ハチ高を破り4度目の挑戦で優勝が決定した[15]。優勝後の会見で、いわしは、「漫才2本では勝てない大会だと思われていたので、漫才で勝ててうれしい」とコメントした[16]

芸風

ネタは主に漫才で、しゃべくり漫才を演じることが多い。ネタ作り担当のいわしは、「『女性あるある』みたいなやつは自分たちがあるあるに感じている事と世間があるあるに感じている事がズレてるんで、ネタとしてもできないし、あまりそういうネタは好んで見ないので外してます」「『にぼしが言ったら面白いこと』というのを大前提に考えて」いて、「あまり素に合わないような事はしないってのはありますね」と語っている[5]

賞レース成績

M-1グランプリ
年度 結果[1] エントリーNo. 会場 日時
2015年(第11回 1回戦敗退 1707 YMCA国際文化ホール 9月26日
2016年(第12回 2回戦進出 908 大丸心斎橋劇場 10月6日
2017年(第13回 3回戦進出 1561 よしもと漫才劇場 10月24日
2018年(第14回 2回戦進出 2446 大丸心斎橋劇場 10月13日
2019年(第15回 準々決勝進出 744 なんばグランド花月 11月18日
2020年(第16回 926 11月16日
2021年(第17回 16[注 1] ルミネtheよしもと 11月17日
2022年(第18回 751 11月16日
2023年(第19回 3回戦進出 2384 KANDA SQUARE HALL 11月8日
2024年(第20回 442 11月8日
女芸人No.1決定戦 THE W
年度 結果 会場 備考
2017年(第1回) 2回戦進出 道頓堀ZAZA HOUSE
2018年(第2回)
2019年(第3回) 決勝進出 日本テレビ Aブロック1stステージ敗退
2020年(第4回)
2021年(第5回) 準決勝進出 ルミネtheよしもと
2022年(第6回) 決勝進出 日本テレビ Cブロック1stステージ敗退
2023年(第7回) 準決勝進出 ルミネtheよしもと
2024年(第8回) 優勝 日本テレビ Aブロック1stステージ勝ち抜き、最終決戦優勝

出演

テレビ

ラジオ

著作

  • 『そのうち孵化するって』(いわし)2022年5月刊(TRASHBOOKS)

脚注

注釈

  1. ^ 実際にはエントリーNo.1だったが、M-1事務局に「1番ですが、いいですか?」と確認され、「恥ずかしいから変えてください」と言い変更になった[17]

出典

  1. ^ a b c M-1グランプリ コンビ情報
  2. ^ a b c d e 実力派お笑いコンビ・にぼしいわしが感じた大阪と東京のライブシーンの違い”. WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ). 2024年12月10日閲覧。
  3. ^ Inc, Natasha. “炸裂するDIY精神!アートワークから見る、にぼしいわしの世界”. お笑いナタリー. 2024年12月15日閲覧。
  4. ^ 8/14(土) セミファイナル大阪 イオン大日SC
  5. ^ a b THE W決勝進出するも仕事は増加せず!? 謎めいた女性漫才師『にぼしいわし』に独占インタビュー
  6. ^ よしもと漫才劇場『「マンゲキ芸人リレーコラム」第66回 隣人 橋本市民球場編』”. よしもと漫才劇場オフィシャルブログ「マンゲキブログ」Powered by Ameba. 2024年12月15日閲覧。
  7. ^ 武田大和 (2024年12月15日). “【独占インタビュー】『THE W』新王者・にぼしいわしが明かす“二度の挫折”…1度は「NSC同期のゆりやんのブレイク」に心が折れ芸人引退も”. Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]. 2024年12月15日閲覧。
  8. ^ ハイスクールマンザイでも活躍していました女性コンビ『にぼしいわし』
  9. ^ 2019年ありがとうございました。
  10. ^ 元自衛隊・4畳事務所・里山管理…『THE W』今年もダークホースが続々
  11. ^ 10月に上京 女性実力派コンビ・にぼしいわしM-1初戦で貫禄「大阪のためにも」躍進誓う(よろず~ニュース)”. Yahoo!ニュース. 2023年10月31日閲覧。
  12. ^ 楽屋Aメンバー - 楽屋A”. 2022年12月12日閲覧。
  13. ^ Inc, Natasha. “にぼしいわしが個人名を改名、Aマッソ加納やガクテンソク奥田が考えた5案から投票で決定”. お笑いナタリー. 2024年12月4日閲覧。
  14. ^ 苗字付けてくれたのこの人です #風穴あけるズ #細かすぎて伝わらないモノマネ”. 2024年12月11日閲覧。
  15. ^ 【THE W】優勝はにぼしいわし 過去最高903組の頂点に輝く”. ORICON NEWS (2024年12月10日). 2024年12月10日閲覧。
  16. ^ Inc, Natasha. “【会見レポート】にぼしいわし、漫才2本で「THE W 2024」優勝できたのがうれしい(写真33枚)”. お笑いナタリー. 2024年12月10日閲覧。
  17. ^ “最年少”28歳コンビ「もも」が語る、なぜ吉本芸人がM-1で圧倒的なのか?「劇場出番が12倍になった」「紳助さんの“ラスト30秒”を意識した」”. Number Web (2022年3月20日). 2022年10月11日閲覧。
  18. ^ 真空ジェシカ×にぼしいわし、MBSラジオで「お笑いアナザーストーリー」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年6月24日). 2022年9月22日閲覧。
  19. ^ 関西芸人を起用「GERA WEST」始動、第1弾はにぼしいわし&絶対的7%”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年8月29日). 2022年9月22日閲覧。
  20. ^ にぼしいわしがフリー芸人のあれこれ話す配信、虹の黄昏、ダウ90000ら出演”. お笑いナタリー. ナターシャ (2022年3月17日). 2022年9月22日閲覧。
  21. ^ にぼしいわしのアクウカクウカン”. Apple Podcast. 2022年9月22日閲覧。
  22. ^ ヤング、にぼしいわし、ハノーバーら「楽屋A」から選抜7組、MBSラジオ特番”. お笑いナタリー. ナターシャ (2022年6月26日). 2022年9月22日閲覧。

外部リンク

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