にぼしいわし
にぼしいわしは、フリーの女性お笑いコンビ。2013年4月結成。女芸人No.1決定戦 THE W8代目女王。 メンバー
来歴・概要高校1年生の時に同じクラスで出会う。入学式の前の健康診断でみんなが体育館に移動するために廊下に並んでる中、ずっと教室でカバンの中をゴソゴソしているにぼしに、いわしが「なんか探してるん?」と聞き、「なんも探してない」と返されたのがきっかけ[2]。 二人ともお笑い好きというのではなく、クラスの隅っこにいるタイプであった。しかし、文化祭でクラスの陽キャたちが漫才をやっているのを見て、「ウチらのほうがおもろいねん」と考え[2]、高校3年生の時に現在と同じコンビ名でハイスクールマンザイ2010に出場、近畿大会準決勝に進出する。そのときの優勝者は現レインボーの池田直人が組んでいたコンビ「STAND BOX」で、現霜降り明星の粗品のコンビ「スペード」、せいやのコンビ「ドンパルトン」、現隣人の橋本市民球場のコンビ「オーバーオール」も同じ大会に出場していた[4][5][6]。 高校卒業後いわしは大学に合格、進学するが、にぼしは1年浪人する。その間にいわしはにぼしの分も含めたNSCの入学金を稼ぐが、20万円足りず、最終的にいわしの祖母に出してもらった[2]。 高校卒業から1年経った後に2人で大阪NSCに入学する。2013年にデビューするが、一番仲の良い同期であったゆりやんレトリィバァのブレイクを目の当たりにし、自信を失って一度吉本興業を辞め、大学に通って一般職に就いた[7]。大阪のフリーライブ「C★マン」にエントリーしていたが、2014年9月に活動休止[8]。2015年のM-1グランプリ復活を機にゆるやかに再始動し、季節の変わり目くらいのスパンでインディーズライブに出場した結果、2018年からスパンキープロダクションに所属。2019年3月まで2人共働きながら芸人をしていたが、退職して手当たり次第にインディーズライブに出演[9]。以降、大阪のインディーズライブを拠点に月60本程度の舞台で活動する[10]。 2020年8月末を持って、スパンキープロダクションを退所し、フリーとして大阪を中心に活動。吉本興業の強い大阪において「非吉本」芸人の連携を深める役割を果たし[11]、風穴あけるズ、ボニーボニーとともに劇場「楽屋A」のトップメンバーにもなった[12]。 2023年7月に行われた単独ライブ「グーチョキパーにおいて」の大阪公演エンディングにて東京進出を発表。これに伴い「楽屋A」を卒業、そして9月22日に行われた大阪ラストライブ「ヤングvsにぼしいわし全面戦争」を以て活動拠点を東京に移した。 デビュー以来個人の芸名は「にぼし」「いわし」であったが、2024年に名字をつけることを表明し、Aマッソ加納、ガクテンソク奥田、動物チームかんざき、スーズ黒木、風穴あけるズ安藤からそれぞれ考案してもらった5つの候補から投票で選び、安藤考案の「香空にぼし」「伽説いわし」となった[13][14]。 女芸人No.1決定戦 THE Wでは2019年大会で初の決勝進出を果たすもそのこに敗れ、2020年大会でも2年連続で決勝に進出するが、満場一致でTEAM BANANAに屈する。2022年大会でも3度目の決勝進出を果たすが、またも満場一致で紅しょうがに屈して1stステージを突破することができなかった。2024年大会で4度目の決勝進出を果たして決勝初進出のやました、もじゃを破り、4度目の挑戦で初めて1stステージを突破した。最終決戦では4票を獲得し紺野ぶるま、忠犬立ハチ高を破り4度目の挑戦で優勝が決定した[15]。優勝後の会見で、いわしは、「漫才2本では勝てない大会だと思われていたので、漫才で勝ててうれしい」とコメントした[16]。 芸風ネタは主に漫才で、しゃべくり漫才を演じることが多い。ネタ作り担当のいわしは、「『女性あるある』みたいなやつは自分たちがあるあるに感じている事と世間があるあるに感じている事がズレてるんで、ネタとしてもできないし、あまりそういうネタは好んで見ないので外してます」「『にぼしが言ったら面白いこと』というのを大前提に考えて」いて、「あまり素に合わないような事はしないってのはありますね」と語っている[5]。 賞レース成績
出演テレビ
ラジオ
著作
脚注注釈出典
外部リンク
|