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この項目では、日本語の音節及びカタカナの「ス」について説明しています。
- 調理用語、及び工業用語については「鬆」をご覧ください。
- 調味料については「酢」をご覧ください。
- 動物が捕食・休息・繁殖のために作る構造物については「巣」をご覧ください。
- ハングルのㅈについては「ㅈ」をご覧ください。
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す、スは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第3行第3段(さ行う段)に位置する。清音の他、濁音(ず、ズ)を持つ。
概要
「す」の筆順
「ス」の筆順
- 現代標準語の音韻:1子音と1母音「う」から成る音。子音は、次の通り。
- 清音 「す」:舌の先を上歯茎に近づけて、隙間から息を摩擦させて通すときに出る音(歯茎摩擦音)。無声。
- 濁音 「ず」:語中においては舌の先に近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声音(有声歯茎摩擦音)。語頭や促音・撥音の後では、いったん舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声音(有声歯茎破擦音)、すなわち「つ」の子音の有声音と同じ
。それら二つの「ず」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。「ず」は「づ」と同じ発音であり、現代標準語では「ず」と「づ」
を音の上で区別しない(四つ仮名)。現代仮名遣いでは、例外を除いて「づ」で書かれてきたものをすべて「ず」で書く。



発音に関する諸事項
- 上代の「す」は [t͡sɯ̈]、[t͡ɕɯ̹˕]、[ɕu] いずれとも論じられているが、確定しがたい。室町時代末には [sɯ̹˕] と発音された[1]。
- 「スィ」のように書いて、「さ、す、せ、そ」の子音と「い」をあわせた音/si/を表す(「し」を「さ、す、せ、そ」と同じ調音点で発音した場合と同一)。また、「スィート(sweet)」のように時に合拗音的音節を表すことがある。これは現代日本語には存在しない発音である(古代日本語には存在した)。
様々な用法
脚注
関連項目