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この項目では、仮名について説明しています。
- 漢字の部首(卜部)については「卜部」をご覧ください。
- 漢字の部首(戸部)については「戸部 (部首)」をご覧ください。
- 漢字の部首(斗部)については「斗部」をご覧ください。
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と・トは、日本語の音節の1つであり、仮名の1つである。1モーラを形成する。五十音図において第4行第5段(た行お段)に位置する。清音の他、濁音(ど・ド)を持つ。
概要
- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音「お」からなる音。子音は、次の通り。
- 清音 「と」: 上歯茎に舌を付けてから離すときに生ずる破裂音。無声。
- 濁音 「ど」: 上歯茎に舌を付けてから離すときに生ずる破裂音。有声。
- 五十音順: 第20位。「た」の次。「つ」の前。
- いろは順: 第7位。「へ」の次。「ち」の前。
- 平仮名「と」の字形: 「止」の草体。
- 片仮名「ト」の字形: 「止」の部分 (最初の2画。『広辞苑』第6版より)
- ローマ字
- 点字:
- 通話表: 「東京のト」
- モールス信号: ・・-・・
- 手旗信号:2→5
と に関わる諸事項
- 「と」は、日本語の助詞の1つである。
- 「トゥ」のように書いて、「た」・「て」・「と」の子音と「う」を併せた音、または「た」・「て」・「と」の子音を表す。かつて、「つ」はこの発音であったが、中世以降現在の音に変化していった。
- 音楽の音名で、「ソ」の音(G)を表す。→ト (音名)
- 将棋の歩兵の駒の裏には「と」に似た字が書かれている。
- 以下の漢字の部首の部首名として呼ばれることがある。
- 卜部 - 片仮名の「ト」と似た字形をしているが、関係性は無い。ただ、部首名は「ト」に因んで「ぼくのと」や単に「と」と呼ばれることがある。
- 戸部 - 部首字の「戸」の訓読みから。
- 斗部 - 部首字の「斗」の音読み(慣用音)から。訓読みが「ます」であるため、合わせて「とます」とも。
- ト書きは歌舞伎の台本で「と~」と書かれていたことが語源である。
関連項目