清野菜名
清野 菜名(せいの なな、1994年〈平成6年〉10月14日 - )は、日本の女優。愛知県稲沢市出身[1]。日本芸術高等学園卒業[2]。トップコート所属[3]。夫は俳優の生田斗真[4]。 略歴物心ついた頃から運動が好きで、将来はスポーツ選手か芸能人に憧れていたが、小学校6年生の頃、休み時間に流行っていたオーディションごっこの延長で、友人が持ってきたオーディション用紙でローティーン向けファッション雑誌『ピチレモン』の第15回ピチモオーディションに応募する[5]。2007年、同オーディションにてグランプリ・ペンティーズ賞を受賞し、同年6月号より、2011年9月号での卒業まで専属モデル(ピチモ)として活動した。また、2009年には次世代アイドル発掘オーディション「グラビアJAPAN」(『週刊ヤングジャンプ』×『週刊プレイボーイ』合同開催)最終候補(全16名)に選ばれ、準グランプリを受賞する[6]。 高校進学時には陸上競技で推薦入学の選択肢もあったが、芸能活動の道を選び、高校入学を機に親元を離れて単身上京。高校に通いつつオーディションに挑戦する日々を過ごす。この頃、同級生からは小悪魔的天使ちゃんと呼ばれていた[5][7]。高校は芸能系の日本芸術高等学園で[2]、3年間アクション部に所属していた[8][9]。上京間もない頃に偶然観た映画『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチのアクションに衝撃を受け、高校2年生の時に1年間、アクション養成所にてアクション監督・坂口拓のもとでボクシングや立ち回り、アクロバットなどの本格的なアクション訓練を受けた[5][10][11][12][13]。 2011年6月、所属していたタンバリンアーティスツを契約期間満了として退所[14]。同年8月、ステッカーに移籍した。身長がそれほど高くなく、モデルを長く続けるのは難しいだろうとの思いから、女優への転身を決意し、同年のテレビドラマ『桜蘭高校ホスト部』(TBS)で初めての演技を経験するものの[5]、まったく仕事がなく、たまにある仕事もボディダブルばかりで、アルバイトに明け暮れる日々が続いた[10]。 女優を辞め、実家へ帰ろうかと悩む中で、たまたま受けた2014年公開の映画『TOKYO TRIBE』のオーディションで、1回目のキャストのオーディションで落選するものの、2回目のアクションメンバーのオーディションでアクション演技を見た園子温監督の目に留まり、「アクションをやっている時の君は輝いている」として、急遽ヒロイン役に抜擢される[7][8][10][15]。同作では華麗なアクションシーンを披露し、19歳ながら大胆なフルヌードの濡れ場にも挑戦する体当たりの演技で一躍脚光を浴び[16][17][18][19]、翌2015年の第3回ジャパンアクションアワードベストアクション女優賞、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞する。続いてTBS系『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』、映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などに出演し、2015年公開の押井守監督の映画『東京無国籍少女』ではアクションがキーとなる同作で映画初主演を果たし[10][20] 血まみれの激しいアクションシーンを熱演。同作で第4回ジャパンアクションアワードベストアクション女優賞を受賞し、国際的にも高い評価を受けるなど「若手アクション女優」としての立ち位置を確立する[18][19][21]。 アクションが評価される一方で、演技だけでは自信が持てずアクションがないと不安な自分を克服したいと、あえてアクションのない作品にも積極的に出演[22][23]。2016年4月期のメ〜テレ『まかない荘』で連続テレビドラマ初主演[24]。倉本聰が脚本を手掛ける2017年7月期のテレビ朝日系『やすらぎの郷』でプロデューサーの目に留まり、黒柳徹子の半生を描いた同年10月期のテレビ朝日系『トットちゃん!』で黒柳役に抜擢され、全国ネットの連続ドラマに初主演し[18][25] [26][27]、黒柳も太鼓判の演技を見せた[28][29]。2018年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『半分、青い。』で念願の朝ドラ初出演を果たし[30]、永野芽郁演じるヒロインの親友役を演じて注目を集め[31][32]、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ)で赤坂理子役を演じ、一躍有名になる。『やすらぎの郷』の続編で2019年4月から1年間放送される大作『やすらぎの刻〜道』では、前作での活躍を背景に、風吹ジュン[注 1]とのリレー方式で劇中劇『道』の主演に起用された[34][35]。 2022年5月14日、11年間在籍していた所属事務所ステッカーを離れ、トップコートに移籍[3]。 2025年1月スタートの『119エマージェンシーコール』で「月9」枠およびゴールデン帯のドラマ初主演[36][37]。 人物
私生活2015年1月期放送の『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』での共演を機に交際していた俳優の生田斗真と、5年の交際期間を経て2020年6月1日に結婚。同月5日、2人の連名で発表した[43]。 2021年10月23日、所属事務所の公式サイトにて第1子妊娠を報告[44]。2022年3月9日、第1子を出産したことを報告した[45][46]。 出演
テレビドラマ
映画
短編映画
舞台
配信ドラマ
ナレーション
アニメ
吹き替え
テレビ番組
CM
広告MV
WEB
書籍写真集
雑誌受賞歴2007年
2009年
2015年
2016年
2019年
2022年
2023年
脚注注釈出典
外部リンク
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