ウクライナ国家親衛隊
ウクライナ国家親衛隊(ウクライナこっかしんえいたい、ウクライナ語: Національна гвардія України、Natsionalna hvardiya Ukrayiny、略称NGU)は、ウクライナ内務省に属する国内軍組織。 歴史1991年~2000年→「ウクライナ国家親衛隊 (1991年-2000年)」も参照
ウクライナ国家親衛隊は、1991年のソビエト連邦崩壊に伴い、1991年11月4日付でウクライナ国内に駐屯するソ連国内軍部隊の一部を基にして編成された(同時期にウクライナ国内軍も、同じく旧ソ連国内軍部隊を基に編成された)。 ウクライナ国家親衛隊は、1992年に発生した沿ドニエストル紛争において、ウクライナとモルドバ(および沿ドニエストル共和国)の国境付近に展開し、ウクライナへの同紛争の飛び火に備えた。 また、1992年から1994年にかけて、クリミア州議会がウクライナからの独立を宣言したことに伴うクリミア危機においても、ウクライナ国家親衛隊はウクライナ国内軍と共にクリミア共和国の独立運動けん制に出動した[注 1] 1999年レオニード・クチマ大統領の政権下において、予算削減を主な理由として国家親衛隊の解散が決定された。正式には翌2000年1月11日付で解体され、配下の部隊は主にウクライナ国内軍(一部の部隊はウクライナ陸軍)に移管された。 2014年以降2014年2月のウクライナ騒乱後、3月13日に最高議会において国家親衛隊法が成立し、ウクライナ国内軍を改編して創設された[1]。首都キーウ(キエフ)に司令部を置く。国民の生命と財産の保護、治安維持、対テロ、重要施設防護等を主な任務とし、ウクライナ軍と協力しての軍事作戦による武力侵略の撃退、領土防衛等も実施する[3]。 組織ウクライナ国家親衛隊は、西部、北部、中部、東部、南部およびクリミアの6個作戦地域管区と国家親衛隊司令部直属部隊で構成される。なお、クリミア作戦地域司令部は管轄地域(クリミア自治共和国並びにセヴァストポリ)がクリミア併合によってロシアの実効支配下に置かれているため、書類上の編成となっている。 国家親衛隊司令部直轄部隊
重要産業・在外公館警備部隊
原子力関連施設警備部隊
西部作戦地域司令部北部作戦地域司令部
中部作戦地域司令部
東部作戦地域司令部
南部作戦地域司令部クリミア地域作戦司令部教育・訓練機関
廃止された部隊
装備火砲・ロケット
ミサイル
装甲車両
歴代司令官2014年以降
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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