ウォロディミル・ゼレンスキーのヨーロッパ訪問
ウォロディミル・ゼレンスキーのヨーロッパ訪問(ウォロディミル・ゼレンスキーのヨーロッパほうもん)は、2023年5月にウクライナ大統領ウォロディミル・ゼレンスキーがヨーロッパ諸国を訪問した。5月3日から5日にかけてはフィンランドとオランダ、13日から15日にかけてはイタリア、バチカン、ドイツ、フランス、イギリスを訪問した。 ゼレンスキーはフィンランド大統領サウリ・ニーニストと会談し[1]、国際刑事裁判所を訪問し、所長のピョートル・ホフマンスキとも会談した[2][3]。 背景2022年2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始して以降[4][5][6]、ゼレンスキーは2022年のアメリカ訪問[7]、2023年のイギリス訪問[8]など、いくつかの外遊を行っている。 5月3日~5日の訪問フィンランド5月3日、ゼレンスキーはポーランドのジェシュフ=ヤションカ空港からオランダ政府専用機に搭乗し、同日昼頃にヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着した[9][10] ヘルシンキにおいて、ゼレンスキーはニーニストやスウェーデン首相、ノルウェー首相、デンマーク首相、アイスランド首相と会談した[1][11]。 同日夜、再びオランダ政府専用機に搭乗し、ヘルシンキからオランダのアムステルダム・スキポール空港に向かった[10]。 オランダ(国際刑事裁判所)5月4日、ゼレンスキーはオランダのデン・ハーグにある国際刑事裁判所を訪問して所長と会談し[12][13]、ロシアの「侵略犯罪」を裁く特別法廷を設置するよう訴えた[14]。 国際刑事裁判所は3月17日にロシア大統領ウラジーミル・プーチンと子どもの権利担当大統領全権代表マリア・リヴォワ=ベロワへの逮捕状を発行している[15][16]。 同日夕方、ゼレンスキーはスキポール空港を発ち、ジェシュフ=ヤションカ空港に向かった[10]。 5月13日~15日の訪問
イタリアゼレンスキーはジェシュフ=ヤションカ空港からイタリア空軍の要人輸送機(ACJ319、機体記号:MM62209)に搭乗し、ローマ・チャンピーノ空港に向かった[17]。イタリア国内では、イタリア空軍の戦闘機による護衛を受けていた。 バチカンドイツゼレンスキーはローマからドイツ政府専用機(ACJ319、機体記号:15+01[18])に搭乗し、ドイツ空軍の戦闘機による護衛を受けてベルリン・ブランデンブルク国際空港に到着した[19]。 フランスゼレンスキーはドイツからフランス政府専用機(ダッソー ファルコン 7X、機体記号: F-RAFA[20])でパリ近郊にあるヴィラクブレー空軍基地に向かった[21]。 イギリスゼレンスキーはイギリス空軍のC-17輸送機でイギリスに到着し、その後CH-47ヘリコプターに乗り換えてイギリス首相の静養先であるチェッカーズに到着した[22][23]。 関連項目脚注
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