忍者銀
忍者銀(にんじゃぎん)は将棋の戦法のひとつ。急戦矢倉の一種。 解説屋敷伸之九段が2014年ごろに指し始めて得意としており、屋敷流二枚銀戦法、ニンニン戦法とも呼ばれる。忍者は屋敷の棋風から名づけられた愛称からきている。 基本は相矢倉で指す速攻戦法である。図の先手の陣形が忍者銀と呼ばれる陣形で、2枚の銀を図のように歩越しにする。手順の基本としては右銀は3七からであるが、左銀が7七からではなく、5七から6六に構えるまで、角道を開ける状態にしている。 このあと、図のように中央に銀を並べて(場合によっては)中央の歩を交換して、と3筋(後手番なら7筋)から角銀交換を狙って攻撃を開始する。右銀は場合によっては棒銀にする順もある。 △持駒 歩
第74期順位戦A級8回戦 ▲渡辺明 vs △屋敷伸之戦 △持駒 歩
第65回NHK杯2回戦第10局 ▲藤井猛vs △屋敷伸之戦 △持駒 歩
図のように、屋敷は棋戦で先手番でも後手番でも指しており、また矢倉のほかに振り飛車に対しても指している。 脚注参考文献
関連項目外部リンク
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