名鉄ホム100形貨車(めいてつホム100がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた貨車(ホッパ車)である。
9両(ホム101 - ホム109)が存在した。
概要
- 15 t 積の二軸ホッパ車である。1965年(昭和40年)3月に日本車輌製造で2両(ホム101・ホム102)製造された。同年12月に2両(ホム103・ホム104)、1967年(昭和42年)に2両(ホム105・ホム106)が増備され、その後、1984年(昭和59年)に自社新川工場(名鉄住商工業)でも同一車両(ホム107 - ホム109)が製造されている。
- 揖斐線ではト1形に代わってバラスト散布に従事していたが、2005年(平成17年)揖斐線の廃止とともに廃車され形式消滅した。
- 2001年(平成13年)に廃車となった車両のうち、3両(ホム103・ホム108・ホム109)は豊橋鉄道に機械扱いで譲渡され、形式および車番はそのままで[注 2]渥美線で従事していたが、2004年(平成16年)頃から運用の実績はなく、2009年(平成21年)現在、高師駅側線に留置されている状態である。
- 2022年(令和4年)8月9日の夜中に高師駅側線に留置されていたホム103 108 109は解体のため、モーターカーで搬出された。
脚注
注釈
- ^ 名鉄での形式はホキ80形。
- ^ 名古屋鉄道の銘板もそのままである。
参考文献
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1941年改番以降の形式称号を掲載。「引継車」は名岐鉄道および被合併会社から継承した車両。「譲受車」は被合併会社以外から購入・譲受した車両。 |