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名鉄ツ600形貨車

名鉄ツ600形貨車
基本情報
車種 通風車
運用者 名古屋鉄道
所有者 名古屋鉄道
改造年 1941年昭和16年)
改造数 10両
消滅 1964年(昭和39年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,579 mm
全幅 2,667 mm
全高 3,639 mm
荷重 12 t
実容積 28.78 m3
自重 7.32 t
換算両数 積車 1.6
換算両数 空車 0.8
軸距 3,048 mm
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名鉄ツ600形貨車(めいてつツ600がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車通風車)である。

概要

  • 元は1922年大正11年)に日本車輌製造で製造された愛知電気鉄道の12 t 積木造通風車ツ600形(ツ600 - ツ609)である。10両が製造された。車体の側面、引戸の全体に通風用スリットを設けている。同時期に製造された愛知電気鉄道ワ610有蓋車とは寸法などは共通である。国鉄直通貨車であった。1935年昭和10年)に名岐鉄道と愛知電気鉄道が合併し名古屋鉄道が発足すると、全車が名古屋鉄道に引き継がれる。1941年(昭和16年)にツ600形(ツ601 - ツ610)に改番する。東部線で青果物輸送に使用された。
  • 戦後、ツ608が行方不明となり、現車が無い状態で1952年(昭和27年)に廃車。残った車両も1964年(昭和39年)までに廃車となり形式消滅となった。

脚注


参考文献

  • 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1 
  • 小寺幹久『名鉄電車ヒストリー』天夢人、2021年。ISBN 978-4-635-82269-5 
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