おにぎりあたためますか
『おにぎりあたためますか』は、2003年3月26日から、北海道テレビ放送(HTB)の制作により、テレビ朝日系列局などで放送されている深夜バラエティ番組。 番組名は、北海道のコンビニでおにぎりを買う際にレジにて「おにぎりは温めますか?」と聞かれることに由来している。通称は「おにぎり」や「おにあた」など。 放送内容「視聴者参加型コンビニバラエティー」としてスタート。当初は視聴者からの要望をきっかけに、北海道内のローソンで発売する期間限定商品を、出演陣(大泉洋、戸次重幸、佐藤麻美)が開発段階から携わるかたちで発売するまでの過程を放送していた。開発商品には、「赤道びしょびしょ」、「ハニーびしょびしょ」、「和菓子吸っちゃいました」、「豚一家のおやつ(三色ソーセージ)」、「ラーメンおにぎり(味噌・醤油)」、「味噌煮込みめし」、「洋ちゃんの納豆焼きそバンバンバ〜ン」、「洋ちゃんの梅焼きそバンバンバ〜ン」などがある。 その後、商品開発に伴う食べ歩き企画などを経て、いつしか30分おきに数店舗を渡り歩き、そのすべてで完食するという「フードファイト系」の食べ歩きが番組のメインとなった[1]。 2021年6月までは、北海道内のみならず、日本各地、時に海外にまで及ぶ食べ歩きを行った。そのほか、腹ごなしのための様々なレクリエーション(通称レク)、道中の車内での、大泉・戸次とMCによるトーク、番組宣伝のために奮闘するオクラホマの企画コーナーなどが番組の主な構成要素となっていた。(回によっては放送時間30分すべてを日本全国の旅にあて、後半のオクラホマのコーナーはお蔵入りとなった) 2021年7月放送分からは、再び商品開発の模様を放送。大泉チームと、戸次チームに別れ、前者はカレーパン、後者は煮卵の開発を行った。ただし、これまで同様に商品開発の視察として、チームごとの食べ歩きは行われた。
番組スタートのきっかけは、鈴井貴之監督の映画作品『銀のエンゼル』における企画段階でのローソンとの協議中に構想が持ち上がったことによる。この時期を前後し、ローソンとCREATIVE OFFICE CUEの親交が深まり、ローソンが店舗にて配布する『月刊ローソンチケット』にはCREATIVE OFFICE CUE関連グッズが漏らさず掲載されている。 HTB制作の深夜バラエティ番組では稀な、自社以外の制作会社[2]へ外注した番組である。そのためか『水曜どうでしょう』など、他の番組で頻繁に見られる、制作スタッフが前面に登場する機会はほとんどない。番組公式サイトも、他のHTB自社(社員)制作深夜番組と比べ大変簡素であり、HTB公式の携帯サイトには、当番組の紹介ページすらない状態だった。のちに、携帯サイトは2009年1月に開設。またパソコン・携帯に対応した訪問先リストを2009年4月から公開している。 番組開始以来、画面比率4:3のSD画質による放送(CM除く)だったが、2010年1月13日放送分(第341回)より16:9のハイビジョン制作に移行した。2013年4月10日放送分より字幕放送[3]を開始した。 出演者出演者は番組内では「豚一家」と総称されている。 レギュラー
準レギュラー
過去のレギュラー
放送リスト
「全国制覇2周目の旅」開始までの放送リスト(北海道地区:2003年3月〜2009年5月)
「全国制覇2周目の旅」開始以降の放送リスト(北海道地区:2009年5月〜2016年5月)
「全国制覇2周目の旅」終了後の放送リスト(北海道地区:2016年5月〜2017年9月)
「全国制覇3周目の旅」開始以降の放送リスト(北海道地区:2017年9月〜2021年6月)
商品開発企画復活後(北海道地区:2021年7月〜)
オクラホマの企画コーナーオクラホマのバイト日記
番組宣伝活動・北海道完全制覇の旅!!
特別企画7日間2500km過酷な旅オクラホマJAPANツアー2008DRIVELIVE
オクラホマご当地キャラばん
オクラホマ北海道GPSアートの旅
オクラホマの北海道絶景ハンター
放送局放送開始より長らく北海道ローカルであったが、現在では一部の地上波、CS放送テレ朝チャンネルでも視聴可能。一部の放送局では、『水曜どうでしょう』の新作を放送するため一時中断するケースがある。
過去のネット局
ネット配信2006年12月よりインプレスTVにて有料配信を開始。2008年9月の同サービス休止に伴い、同月より北海道テレビが運営する新サイト「HTB on Broadband “南平岸 ユメミル広場”」にて有料配信を行う[56]。2009年7月1日には、動画配信サイトVienaでもストリーミング方式による有料配信を開始、月額見放題制も導入された。その後、2009年9月末をもって「HTB on Broadband “南平岸 ユメミル広場”」は終了、動画配信サイトViena内の「HTB “南平岸 ユメミル広場”」も2009年11月27日でサービスを終了した。2012年4月2日より「hod(旧HTB 北海道 on デマンド)」にて配信を開始。最新回も放送の10日後には視聴可能。このほか、2019年5月1日からAmazonプライム・ビデオ、Netflixでも一部の回が配信開始となった[57]。その後、2020年10月29日より2020年放送回をU-NEXTにて見放題配信を開始した。 携帯電話向け配信2013年2月20日よりビデオマーケットにて携帯電話3キャリア(iモード/EZweb/Yahoo!ケータイ)および、スマートフォン(Android/iOS)向けに配信を開始[58]。 スタッフ
過去のスタッフ
テーマ曲オープニング現行オープニング - なし
エンディング現行エンディング - なし
起きないあいつ→詳細については「起きないあいつ」を参照
番組の企画で、大泉と戸次がユニット「FAN TAN」を組み、The Uncolouredとのコラボレーションシングル『起きないあいつ』を発売した。作詞は、FAN TAN、作曲・編曲は、The Uncolouredが手掛けた。 関連商品DVD
Blu-ray
書籍
グッズ
その他おにぎりあたためますかについて北海道に限らず、九州・沖縄の各県においても、おにぎりをあたためて食す習慣を持つ(ただし、九州全県ではない)。その理由は不明だが、九州・沖縄のコンビニにおける「おにぎりあたためますか」はほぼ定番化している。ただし、おにぎりの種類によっては聞かない場合もある。また京都でのロケ後、たくさんのはがきが届き、多くの地域で「おにぎりあたためますか」と聞かれることが判明した[63]。 番組ロゴについておにぎりの形をしたロゴの左下にある検収印「001234」の数字は、鈴井貴之が考案したオ(0)オ(0)イ(1)ズ(2)ミ(3)ヨウ(4)の語呂合わせである。これは「夏の三重&滋賀の旅」の車内にて語られた。同車内にて、オープニングのタイトルコールは英語のように発音した大泉によるものだと明かされた。 脚注
外部リンク
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