FAN TAN
FAN TAN(ファンタン)は、TEAM NACSの大泉洋と戸次重幸による、音楽ユニット[1]。所属事務所はCREATIVE OFFICE CUE、所属レーベルはザ・ミュージックカウンシル。2人が出演する、北海道テレビ放送(HTB)のバラエティ番組『おにぎりあたためますか』の企画で2004年に結成され、2005年に活動停止した。 メンバー
概要大学時代からの親友で、ともに演劇ユニット・TEAM NACSに所属する大泉洋と戸次重幸(当時は佐藤重幸)によって結成された[5]。 結成のきっかけとなったのは、2003年夏に、映画『river』が釜山で行われた釜山国際映画祭に出展され、『river』の出演者であった大泉と佐藤、『river』の監督で2人の所属事務所・CREATIVE OFFICE CUEの社長でもある鈴井貴之が舞台挨拶に立った時、出演者がサイン攻めにあったことから、韓国でもいけると思った大泉が冗談で『おにぎりあたためますか』のカメラ「クリスマスまでにシゲ(佐藤)と2人でハングル語で1つ曲を作りたい」と言ったことである[5][6]。 この発言を受け、『おにぎりあたためますか』のスタッフは、各方面と調整した結果、ソニー・ミュージックエンタテインメントのザ・ミュージックカウンシルからメジャーデビューすること、The Uncolouredがプロデュースと共演を行うことが決定。そして、アジアデビューという筋書きが決められた[5][6]。 また、ユニット名は当初、『おにぎりあたためますか』の共演者である佐藤麻美(当時、HTBアナウンサー)が考える予定であったが、「センセーショナルズ」や「イートパワー」などあまりにもセンスがなかったため視聴者に公募した結果、中国語で「おにぎり」を表す「握団」(ファンタン)から「FAN TAN」に決まった[注釈 1]。FANが大泉(FAN兄さん)、TANが戸次(TAN兄さん)という設定となった[6]。 2004年6月23日、「FAN TAN feat. The Uncoloured」名義で「起きないあいつ」をリリース。当時、2人は北海道を中心に活動していたが[注釈 2]、オリコンチャートでは初登場で全国第7位を記録。北海道エリアでは第1位となった[7]。 また、2004年8月には、「飯団 feat. 無色地帯」として台湾でリリースされ、アジアデビューを達成した[8]。 2004年9月26日、札幌教育会館で「私達、大泉洋と佐藤重幸は、これでFAN TAN 卒業します!」と活動停止を表明[9]。そして、2005年1月19日に、FAN TANのこれまでの活動の軌跡と「起きないあいつ」のアコースティックバージョンを収録したDVD「ありがとうFAN TAN、さようならFAN TAN」をリリースし、FAN TANは活動を停止[9]。 以降、FAN TANとして目立った活動はしていないが、2014年に開催された『CUE DREAM JAM-BOREE 2014』にて10年ぶりの新曲である「出ていったあいつ」を披露している。また、2人は、TEAM NACSとしての活動の他、『おにぎりあたためますか』や『SONGS』(NHK)[注釈 3]、ドラマなどで共演している。 ディスコグラフィーCD
DVD
脚注出典
注釈外部リンク |