One Hokkaido Project『One Hokkaido Project』(ワン・ホッカイドウ・プロジェクト)は、NHK札幌放送局及び北海道内の民放テレビ局5局(北海道放送、札幌テレビ放送、北海道テレビ放送、北海道文化放送、テレビ北海道)のテレビ6局による共同キャンペーン。 概要2018年の北海道命名150年を機に、放送局の垣根を越えての共同事業や番組制作を行うとともに北海道の発展と繁栄の為に「北海道のローカルテレビ局だからできること」で貢献していくことを目指す合同企画[1][2]。 初年度2018年度は「伝えていこう」をコンセプトにキャンペーンソングと参加各局合同のサイマル特番を実施[1]。 2019年6月には、「情報通信月間」の北海道総合通信局表彰を受賞[3]。 組織
キャンペーンソング「私たちの道」
50年先も歌い継がれる新しい北海道の歌を目指すことをコンセプトに、2018年5月29日から6月26日まで「未来に伝えていきたい北海道」をテーマに視聴者からメッセージを募集し、メッセージを元になかにし礼の作詞と蔦谷好位置の作曲で「私たちの道」を制作[1]。なかにしは「自分が生きた青春時代を思い出しながら、悩む思いで書いた」と若い世代へのメッセージが込められた作詞を行い、蔦谷はストリングスを主体として荘厳な中に温かさや未来への希望が感じられるメロディーを作曲し[4]、今を生きる子供たちが北海道で生まれ育った誇りを胸にコスモポリタンとして世界を舞台に夢を描く未来への願いを込めたものとなっている[2]。 音源は学校行事での活用を目的とした市立札幌旭丘高等学校合唱部の模範音源による「合唱バージョン」、CDシングル用に北海道ゆかりの歌手や著名人ら30組38人の歌唱による「著名人バージョン」の2種のアレンジが用意された[2]。合唱用楽譜はキャンペーンサイトからダウンロード可能となっている。 楽曲の収益は北海道庁「ほっかいどう未来チャレンジ基金」と日本赤十字社「平成30年北海道胆振東部地震災害義援金」に寄付される[2]。
特別番組みんなで道フェス!2019
2018年度の全局サイマル特別番組として「みんなで道フェス!2019~どさんこの夢 応援するべさ~」(みんなでどうふぇす!2019 どさんこのゆめ おうえんするべさ)を放送。 NHK札幌放送局第1スタジオをメインスタジオとして用い「夢」をテーマに全道各地の夢を持ち頑張る人々のもとから中継をつなぎ、著名人からのメッセージやVTRも紹介し北海道の魅力を伝えるとともに、『「私たちの道」大合唱』ではスタジオと中継先や各局のお天気カメラの下に集まる人々の歌声を組み合わせてのMV制作を行う。 MV撮影での各局の天気カメラ担当箇所の集合先には担当局のマスコットが配置され、NHKは札幌・大通公園西2丁目、HBCは釧路・幣舞橋川岸フィッシャーマンズワーフMOO横、STVは函館・金森赤レンガ倉庫西波止場デッキ、HTBは帯広・南公園、uhbは礼文島・礼文町役場裏、TVhは小樽・浅草橋にて撮影を行い、3月25日にYouTubeで公開された。 基本的にNHK総合北海道エリアと道内民放の6局同時での放送だが、CM前の秘蔵映像コーナーは各局個別の内容を放送した。6局での同時放送は2006年「我が家に地デジがやってきた」以来となる。NHKはCM中は「私たちの道」のCMやスタジオトークを放送。
#祝エール2019新型コロナウイルスに伴い卒業式が縮小・中止となった2020年卒業の学生へ向けた特別企画として「この春、卒業するみなさんへ「#祝エール」を」を実施[5]。 学生に卒業式を大切な思い出にしてほしい思いや、北海道内の落ち込んだ空気を明るくしたい思いを込めプロジェクト参加各局のアナウンサーや北海道にゆかりのある著名人が「#祝エール」のハッシュタグと企画ロゴ・参加各局のロゴの入ったテンプレートを用いて卒業生への祝賀メッセージや動画を発信するとともに、一般からもTwitter・Instagramを用い同テンプレートを用いた卒業祝賀メッセージを募集する。また3月9日から24日にかけて参加各局にて「私たちの道」の著名人歌唱映像を用いた卒業祝賀のメッセージを込めたCMを放映する。
脚注
関連項目
外部リンク
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