キーラン・トリッピアー
キーラン・トリッピアー(Kieran Trippier, 1990年9月19日 - )は、 イングランド・ベリー出身のサッカー選手。プレミアリーグ・ニューカッスル・ユナイテッドFC所属。元イングランド代表。ポジションはディフェンダー。 キーラン・トリピアと表記されることもある。 クラブ経歴マンチェスター・シティ9歳の時にマンチェスター・シティのアカデミーに入団し、2007年に初めてプロ契約を結んだ。 2007-08シーズンには、リザーブチームのレギュラーとなり、FAユースカップでは、チームのキャプテンとして活躍し、優勝に貢献した[1]。 バーンズリー2010年2月、1ヶ月間のローンでチャンピオンシップのバーンズリーに加入した。 ローン期間中に3試合に出場し、ミドルズブラ戦でデビューした。 スカンソープ・ユナイテッド戦で負傷し、10日間の出場出来ず、2010年8月に1ヶ月間のローンが終了した。 2010年8月には、6ヶ月間のローン契約でバーンズリーに再加入した。2011年1月、2010-11シーズンの残りの期間、バーンスリーに滞在することに合意した。 2011年2月、リーズ・ユナイテッド戦でプロ初ゴールを決めた。 ダービーのドンカスター・ローヴァーズ戦では、フリーキックで同点ゴールを決めた。 その後、すべての大会で41試合に出場し、年間最優秀若手選手賞を受賞した。 バーンリー2011年7月、 退団するタイロン・ミアーズの代わりとして、チャンピオンシップのバーンリーに1シーズンのローンで加入した。2011年8月、ワトフォード戦でクラブデビューを果たした。2011年9月、リーグカップのミルトンキーンズ・ドンズ戦で、長距離フリーキックを決めた。2011年12月、ファルマー・スタジアムでのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦ではボックスの端から強烈なシュートを放ってリーグ戦初ゴールを決めた。2011年12月には、チャンピオンシップの月間最優秀選手賞にノミネートされた。2012年1月2日、リーズ・ユナイテッド戦で2枚のイエローカードをもらい、プロ初のレッドカードを受けた。その1日後、バーンリーはトリッピアーと未公開の契約金で完全契約を結び、3年半の契約を結んだ。2012年1月には、ミドルズブラ戦で、 ゴールを決めた。2012年3月、フラットン・パークで行われたポーツマス戦では、先制点を決めた。初年度はリーグ戦全46試合に出場し、クラブは準優勝で、バーンリー年間最優秀選手賞を受賞した。2年目のシーズンにも、2012-13シーズンのチャンピオンシップPFAチーム・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど活躍した。2013年8月にはリーグカップでプレストン・ノースエンド戦でフリーキックを決めた。 2014年1月には、ハダースフィールド・タウン戦では決勝ゴールを決めた。2013-14シーズンのチャンピオンシップPFAチーム・オブ・ザ・イヤーに2年連続して選出された。バーンリーは準優勝で、プレミアリーグ昇格を果たした。2014年5月、アーセナルからの関心が報じられた後、2017年までの3年契約にサインした。 トッテナム・ホットスパー2015年6月19日、トッテナム・ホットスパーFCに5年契約で移籍したが[2][3]、主にカイル・ウォーカーの控えでベンチが多く[4]、加入1年目の2015-16シーズンはリーグ戦6試合出場に留まった。2016年2月6日、ワトフォードFC戦でデレ・アリのクロスから、クラブ初ゴールを記録した[5]。2016-17シーズン、後半戦はウォーカーに代わり出場が増え、リーグ戦12試合に出場、5アシストを記録した。2017-18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、11月2日にウェンブリー・スタジアムで行われた、ホームのレアル・マドリードとの対戦では、クロスでデレ・アリのゴールをアシスト、勝利に貢献し、グループステージ突破に貢献した[6][7]。2017-18シーズンはリーグ戦24試合チャンピオンズリーグ3試合に出場した。2018-19シーズンのチャンピオンズリーグでは、チームはドルトムント、マンチェスター・シティ、アヤックスを破り決勝に進出するも、リヴァプールに0-2で敗れ準優勝に終わった。2019-20シーズンはトッテナムの構想に入っていないと報じられた。 アトレティコ・マドリード2019年7月17日、アトレティコ・マドリードと3年契約を結んだ[8]。ラ・リーガの開幕戦となったヘタフェ戦でクラブデビュー、アルバロ・モラタの決勝ゴールをアシストした[9]。2019-20シーズンは、同じ右サイドバックにサンティアゴ・アリアスとシメ・ヴルサリコがいる中で、主力選手としてリーグ戦25試合、チャンピオンズリーグ6試合に出場した。 2020-21シーズンは、リーグ戦13試合、チャンピオンズリーグ6試合の全試合にフル出場していたが、2020年12月23日、賭博に関与したとしてFAはトリッピアーの10週間の出場停止と罰金7万ポンド(約980万円)の処分を下すと発表した[10][11]。この処分にアトレティコは不服を申し立て、国際サッカー連盟は処分を一時解除し、1月13日のセビージャ戦に2試合ぶりに出場し、アシストをしてチームに貢献するも、18日に出場停止処分が再開され[12]、計9試合を欠場したが、リーグ戦28試合で6アシストを決めるなど、7シーズン振りのリーグ優勝の原動力となった[13]。 ニューカッスル・ユナイテッド2022年1月7日、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドFCに2年半契約で移籍した[14]。 代表経歴2017年5月25日、2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のスコットランド代表戦、フランス代表との親善試合に向けたイングランド代表メンバーに初選出された[15]。2017年6月12日、フランス代表のホームで行われた国際親善試合に出場を果たし、代表デビューを飾ったが試合は2-3で敗れた[16]。 2018年、ロシアで開催された2018 FIFAワールドカップの代表メンバーに選出され、準決勝のクロアチア代表戦では直接フリーキックにより先制ゴールを決めたものの延長戦後半に負傷でピッチを去り、試合も1-2のスコアでイングランドが敗れた。 2020年10月8日、ウェンブリーで行われたウェールズ代表との親善試合では、キャプテンマークを巻いて出場した[17]。2021年、UEFA EURO 2020決勝のイタリア戦では先発起用されるとルーク・ショーの先制ゴールをアシストしたが、試合には敗れ準優勝となった[18]。 2024年、UEFA EURO 2024では、ルーク・ショーが負傷離脱していて左サイドを務める選手が居なかったため、本職ではない左サイドで起用された[19]。 2024年8月29日、代表引退を発表した[20]。 個人成績クラブ2023-24シーズン終了時点[21]
代表
タイトルクラブ
個人
脚注
関連項目外部リンク
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