タイロン・ミングス
タイロン・デオン・ミングス(Tyrone Deon Mings, 1993年3月13日 - )は、イングランド・バース出身のサッカー選手。アストン・ヴィラFC所属。ポジションは、ディフェンダー。 クラブ経歴ボーンマス2015年6月26日、プレミアリーグに昇格したAFCボーンマスと4年契約を結んだ。移籍金は推定800万ポンド[1]。 8月29日のレスター・シティFC戦で移籍後初出場。しかし出場わずか6分で膝を負傷してしまった[2]。9月3日に全治9ヶ月~12ヶ月と発表された[3]。2017年1月7日のFAカップ3回戦・ミルウォールFC戦で5ヶ月ぶりに復帰[4]。 2017年3月8日、マンチェスター・ユナイテッドFC戦でズラタン・イブラヒモヴィッチを踏みつけたとしてフットボール・アソシエーションから5試合の出場停止処分を科された[5][6][7]。 アストン・ヴィラ2019年1月31日、シーズン終了までの期間でアストン・ヴィラFCにローン移籍した。その後2月2日のレディングFC戦でデビュー。この試合で相手FWネルソン・オリヴェイラの顔を踏みつけてしまい、試合後に謝罪している。2月8日にはシェフィールド・ユナイテッド戦でゴールを決めた。リーグ戦では15試合に出場し、怪我人が続出したチームの守備を支えた。 2019年7月8日、アストン・ヴィラFCに完全移籍[8]。 代表歴イングランド代表とバルバドス代表でプレーする資格を要していたがバルバドス代表からの招集を断ってきた。2020年8月29日、9月7日にブルガリア代表、10日にコソボ代表と対戦が予定されるUEFA EURO 2020予選に向けた代表メンバーとして、イングランド代表に初招集された[9]。9月7日のブルガリア戦でスタメン入りしイングランド代表デビューを果たした。 人物バルバドスにルーツを持つ[10]。父親のアディ・ミングスはバース・シティFC、グロスター・シティAFCなどでプレーした元サッカー選手で、引退後はチェルシーFCでスカウトをしている[11]。 幼少期にホームレスシェルターで母親と3姉妹と共に暮らしていた時期があったといい、「子供の頃、母は婚約者とあまり良くない関係で、俺たちはその男と住んでいたんだけど、ある時その家を出ることになった。どこにも行くところがない俺たちはホームレスのシェルターに1年ほど暮らすことになったよ。今でも当時のことを鮮明に覚えているけど、本当に恐ろしい場所で、共同の洗濯エリアやシャワールームは本当にひどかったよ。そこで暮らしていた人はみんな優しかったわけじゃないしね。小学生だった俺には最悪の経験だった」と幼少期を振り返っている[12]。 チームトレーニングに向かう際はJohn Legendのアルバム「Darkness and Light」を聴いている[13]。 もし、サッカー選手になっていなかったら何になっているかという質問には「ヘッジファンドマネージャー」と答えている[14]。 脚注
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