神奈川工科大学
神奈川工科大学(かながわこうかだいがく、英語: Kanagawa Institute of Technology)は、神奈川県厚木市下荻野1030に本部を置く日本の私立大学。1963年創立、1975年大学設置。大学の略称はKAIT(カイト)。幾徳工業大学時代は幾大(いくだい)。 1963年に大洋漁業(現マルハニチロ)と中部謙吉により設置された幾徳工業高等専門学校(1978年廃校)を母体とし、1975年に幾徳工業大学として設置され、1988年に大学名を神奈川工科大学と改名した。設置者は学校法人幾徳学園。 概要神奈川県中央部に位置する厚木市にキャンパスがある。 学士課程は3学部10学科がある。各学部・学科は、工学部(機械工学科、電気電子情報工学科、応用化学生物学科)、情報学部(情報工学科、情報ネットワーク・コミュニケーション学科、情報メディア学科、情報システム学科)、健康医療科学部(看護学科、管理栄養学科、臨床工学科)である。 また、大学院として工学研究科(機械工学専攻、電気電子工学専攻、応用化学・バイオサイエンス専攻、機械システム工学専攻、情報工学専攻の博士前期課程・博士後期課程と、ロボット・メカトロニクス専攻の博士前期課程)がある。 在学生数は大学院生を含めて約4,500名である。 沿革
学部・学科
過去に存在した学部・学科
大学院教育教育支援神奈川工科大学の教育の特色として、高等学校の範囲の数学・英語・理科を教える教員が常時おり、学生たちが継続して高校時の範囲を学習しなおす教育支援制度を用意している。 また、長期休暇時には一週間かけて、基礎勉強講習が行われている。 これら以外にも、機械工学科では、週1日(2007年度後期は火曜日)に16時40分~18時10分までの間、学生ラウンジで質問コーナーが設置され、教員ごとの個々の研究室へ行くよりは気軽に授業の内容の質問などができるようになっている。また、電気電子情報工学科には、独自によろず相談室を設け、週に2~3日電気、電子に関する専門授業の質問や演習問題を応える教員が待機している。 上記以外にも、オフィスアワー、1年次生アドバイザー制度、クラス担任制度、県別アドバイザー制度など在学生へのケアに対応している。 また、アプリケーションやシステム開発など、学生たちが自由な製作活動に取り組めるように「プロジェクト工房」を用意している[2]。「プロジェクト工房」は大学1年次から利用可能で、教員たちが学生たちの活動をサポートしている。学生たちは「プロジェクト工房」を利用した成果を、「大学対抗プログラミングコンテスト」やYahoo!JAPANが開催している学生ハッカソンイベント「HACK (ハック・ユー)」などで披露し、高い実績を残している。 学生生活2006年に、全国で初めてFeliCa学生証を発行した。全ての授業の出席は、各教室にあるFeliCaの端末に学生証、またはモバイル学生証をかざすことで出席調査を行う。授業開始5分前から授業開始30分後まで動作し、その間に学生証をかざす必要がある。またこれに伴い、神奈川工科大学公式サイトから行ける在学生用サイトであるKAIT Walkerと、携帯アプリのKapliが連動して、自分の出席状況や試験情報、休講情報を見る事ができる(現在は利用停止)。学内では期間限定の臨時のauショップが誕生したり、学食や購買ではEdyを使うことができたりするようになり(現在は利用停止)、キャッシュバックキャンペーンなどを積極的に行っている(現在はEdy利用不可)。Edyのチャージも学内で行うことが可能である。 国際交流2006年、国際課がリニューアルされ、教室を改装しここにラウンジを新しくオープンした。しかし、場所が狭く昼時には留学生と在学生で一杯になってしまうために、2007年春にもう少し広い場所へ移転された。ここでは日本人学生が留学や語学研修の相談ができる他、留学生が在学するにあたっての手続きや生活面での相談をすることができる。2006年9月には留学生別科が設立された。また、同時期に在学生と留学生の交流のために、国際課直轄でインターナショナルクラブが設立された。 国際課が窓口となり、年に2回大学主催の語学研修を行っている。2月はアメリカ合衆国の州立ワシントン大学(4週間)、8月はオーストラリアの国立エディス・コーワン大学(3週間)である。ともに大学での語学研修とホームステイ、企業などの視察のプログラムが盛り込まれている。8月は語学研修のみだが、2月は語学研修の他に、語学を学びながら専門技術を学ぶことが出来る、海外機械工学研修や海外バイオ工学研修など、独自の専門分野のプログラムが組まれている研修もある。学科を問わず誰でも参加可能である。 就職『読売ウイークリー』において、就職に強い大学として掲載された事があり[3][4]、1年生より就職準備の為の講習会が行われ、3年の後期には毎週就職課による講習や演習、企業による説明会などが開催されており、学科ごとに違うプログラムを準備している。また就職アドバイザーが各学科および就職課におり、個別相談や面接の練習などができる。就職希望者の内、就職内定率は98.7%(2005年度)である。進学率は全体の13.1%(2005年)、就職・進学ともにしなかった学生は全体の7.1%(全国平均17.8%:2004年のデータ)である。 大学までの交通手段小田急小田原線の本厚木駅から神奈川中央交通のバスを利用する。大学の位置は本厚木駅から北へ約6-7kmの位置にある。駅から離れているため、自宅や本厚木駅からバス以外に車やバイク、自転車で通学する学生が多くいる。 本厚木駅と大学間のバスの本数は朝を中心に多く、授業開始時間に合わせて往路は8時台 - 13時台まで急行が毎時1本 - 10本、復路は12時台 - 18時台まで毎時1-5本運行されており、学生が集中する朝の時間帯は往路は3-5分間隔で運行されている。一部の便では連節バス「ツインライナー」で運行されており、往路は平日の10時台に2便、復路は16時台に2便運行されている。往路は厚木バスセンター始発で、あつぎ大通り(ツインライナーは通過であるが、それ以外の急行便は停車する)・神奈川工科大学のみに停車し、復路は神奈川工科大学始発で、本厚木駅・厚木バスセンターのみに停車する。往路は本厚木駅停留所の敷地が狭いため本厚木駅停留所には停車しない。急行以外にも、神奈川工科大学前経由の鳶尾団地行き(厚89系統)とあつぎ郷土博物館行き(厚07系統)の2系統が運行されており、2系統合わせて、午前中は毎時5本、日中は毎時3本、土日祝日は毎時2本で運行されており、午前9時台までは本厚木駅停留所が始発、同10時以降は厚木バスセンターが始発となる。厚木バスセンターまたは本厚木駅から、神奈川工科大学または神奈川工科大学前までの運賃は350円。本厚木駅と大学間の所要時間は20分とされているが、慢性的な渋滞のため25分 - 30分程度かかるのが通常である。特に、雨天の朝などは1時間近くかかることも稀ではなく、授業に遅刻するなど大きな問題となっている。また、本厚木駅での降車時に運賃の支払いのため長時間停車し、後続車が渋滞することを防止する観点から、復路のバスに乗車する際は、運賃前払い方式が適用されている。 大学関係者
教職員
出身著名人
施設
尚、第二食堂は座席の一部が屋外のテラスとなるため、雨天の場合は座席数が少なくなってしまう。
対外関係
幾徳祭によばれたアーティスト
注釈・出典
外部リンク |