吉野光樹
吉野 光樹(よしの てるき、1998年7月19日 - )は、熊本県菊池郡菊陽町出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。 経歴プロ入り前菊陽町立菊陽中部小学校3年生の時にKCブルースターズで野球を始め、九州学院中学校では軟式野球部に所属していた[2]。 中高一貫のため、九州学院高等学校に内部進学し、2年時にチームは第87回選抜高等学校野球大会、第97回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、自身はベンチ外だった[2]。その後は控え投手としてベンチ入りしたが、3年夏は熊本県大会決勝で九鬼隆平、田浦文丸らを擁する秀岳館に敗れた[3]。1学年年上には伊勢大夢、1学年下には村上宗隆がおり、在学当時は捕手であった村上とはバッテリーを組んでいた[2]。 上武大学に進学し、2年秋からエースとして活躍したが、4年時は怪我に苦しみ、プロ志望届の提出を見送った[2][4]。 大学卒業後はトヨタ自動車に入社。同社のテクニカルアドバイザーの吉見一起の指導の下で技術や考え方を磨く[4]。2年目の2022年には第93回都市対抗野球大会予選の西濃運輸戦で自己最速を更新する150km/hを記録し、本選の日本製鉄かずさマジック戦でも4回無失点と好投した[2]。その後、同年10月20日に行われたドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けた[4]。11月22日、愛知県豊田市のホテルで交渉し、契約金6400万円、年俸1200万円で入団した(金額は推定)[5]。背番号は24[5]。ベイスターズには伊勢が先に在籍しており高校時代以来再びチームメイトとなることになった。担当スカウトは中川大志[6]。 横浜DeNA時代2023年は、春季キャンプを一軍で迎えるも[7]開幕は二軍スタートとなり、5月には腰を疲労骨折する[8]。シーズン中はそのままリハビリ組に合流し、一度も一軍へ昇格することはなく[9]、二軍でも4試合の登板で防御率11.91に終わった。11月3日に現状維持の推定年俸1200万円で契約を更改した[10]。 2024年も引き続き、春季キャンプからリハビリ組でのスタートとなったが、3月19日のイースタン・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルス戦で復帰登板を果たし、2回無失点に抑えた[11]。7月13日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)でプロ初登板・初先発し、5回4安打2失点で敗戦投手となった[12]。同月18日、チーム事情で出場辞退した石田裕太郎に代わってフレッシュオールスターゲームに補充された[13]。8月23日、東京ヤクルトスワローズ戦(神宮)に先発登板し、5回5安打2失点でプロ初勝利を挙げた[14]。翌日に登録抹消されて[15]二軍調整していたが、9月8日の巨人戦の先発登板が見込まれていた大貫晋一が2日前に故障したことに受けて、吉野が同日の試合に緊急で先発登板することとなった[16]。初黒星を喫した巨人相手に自己最長の6回を投げて無失点の投球を見せ、2勝目を挙げた[17]。9月30日の阪神タイガース戦(甲子園球場)では、6回94球でマウンドを降りたが、無安打無失点の好投で3勝目を挙げた[18]。 選手としての特徴ノーワインドアップから最速150km/hのストレート、カットボール、カーブ、フォークボールを投げ[2]、中でも2種類のフォークを武器とする[19]。 人物2024年1月1日に高校の同級生である一般女性と入籍した[20]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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