宮村優子 (声優)
宮村 優子(みやむら ゆうこ、1972年12月4日[2][4] - )は、日本の声優、女優、歌手。兵庫県神戸市出身[3][4]。JAEプロモーション所属[5]。 経歴中学時代はテニス部に所属していたという[7]。中学3年生になると受験で部活が終わり、その時、図書室で、戯曲集を見つけて、戯曲集のセリフに惹かれて演劇を始める[7]。芝居が好きだったため、高校時代に演劇部に所属し、高校卒業後、桐朋学園短期大学演劇科[6]で演劇を勉強をしていた[8][9]。卒業後は日本ナレーション演技研究所に入所[6]。ゲーム『拳聖土竜』の春麗役で声優デビュー[6]。アニメでのデビューは『勇者警察ジェイデッカー』第23話のフェイ役のテスト出演を経た後[10]、レジーナ・アルジーン役でレギュラーとなる[2]。 声優を目指したのは大学の進路指導の講師が、きっかけで、大学の進路指導で、皆が「劇団入る」、「プロダクション入る」と言っており、担当の講師が劇団青年座の関係者だったという[11]。 卒業後の進路を考えた時、先輩たちのほとんどが劇団に入団するか、自分たちで劇団を旗揚げしており、「先輩たちと同じように劇団に所属し、俳優として舞台に立ちたい」と思った[9]。しかし、劇団の役者だけでは食べていくことができず、劇団青年座は声優として活動している役者が多く、同じ短大の先輩だったかないみか、川上とも子が、舞台役者から声優に転身して活躍していたのを知っていたため、「自分も挑戦してみたいな」と思った[8][9][11]。元々地声が高くて、2024年時点では「アニメ声」と言われる声で、子供の頃から「声が特徴的」と言われていたことから、それを活かそうと役者と並行して声の仕事を始める[8][9][11]。 入団したかった劇団の入団テストに落選したこともあり、舞台の仕事より声の仕事の割合が徐々に増えていったという[8]。 アーツビジョン所属を経て[1][2]、ジャパンアクションエンタープライズ (JAE) の俳優部門「JAEプロモーション」と業務提携。 1995年に『愛天使伝説ウェディングピーチ』の珠野ひなぎく(エンジェルデイジー)役、『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役で有名になる[要出典]。 1999年に漫画家のナカタニD.と結婚したが[12]、翌年に離婚[13]。 2004年に同じJAE所属の男性スタントマン・関隆行と再婚。2007年にオーストラリアへ移住している。 2006年より大阪北堀江にある放送芸術学院の併設校「大阪アニメーションスクール」でアフレコの授業を担当した。 2016年に関隆行と離婚[14][15]。親権は宮村が持つこととなった。 2018年に日本へ帰国し、再び国内に拠点を戻すとともに同年1月にインターナショナル・メディア学院の講師に就任した[16]。 2022年5月、公式ホームページを開設した。 エピソード惣流・アスカ・ラングレーのモノマネをしている芸人桜 稲垣早希とYouTubeでコラボした際、初恋はドロロンえん魔くんのえん魔くん、中学時代は『聖闘士星矢』のアンドロメダ瞬のガチ恋勢だったと語った[要出典]。 中学生のころはラジオが好きで『ABCヤングリクエスト』などを聞いていた。この時の「深夜のお祭り騒ぎ」を楽しんだ体験が、自分のラジオ番組へ反映されているという[17]。 『新世紀エヴァンゲリオン』では、当初は綾波レイ役でオーディションを受けていた[8][9]。2024年時点では、「元気で気の強い女の子の役が合う」と思われているようだが、宮村はすごく引っ込み思案なタイプで事務所からも、「おとなしい」と思われていた[9]。オーディションを受けていたところ、綾波レイはちょっとイメージが違ったようで、アスカのセリフを渡され、「これを読んでみてください」と言われて、アスカに合格したという[9]。 1995年、『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレーを演じる際、役に合わせるために外国語教室でドイツ語を勉強していた。 2000年、喉を痛めてしまいラジオ番組を休み、『ごぞんじ!月光仮面くん』の山本ナオト役も降板することとなった(後任は大谷育江)。 長年に渡りラジオ大阪の『アニラジ』に多数出演し、その縁で大阪移住後も同局の昼番組の金曜アシスタントを務めていたが、2006年3月に突如ラジオからの卒業を宣言した。同年7月には公式ホームページが一時休止となり、さらに11月には「今後の芝居出演の予定はなく、再度、音響の活動へ舞台を移す」旨が告知された。 2007年5月、バセドウ病と診断されたことを公表した[18]。妊娠・出産がきっかけではないかと本人は述懐している。さらに第2子出産後の2011年には慢性甲状腺炎(橋本病)も発症している[19][20]。 病気の公表後、2008年4月8日に全国ネットのテレビ番組では初めて、『踊る!さんま御殿!!』のスペシャル『踊る踊る踊る!さんま御殿!!家族&バツイチ揃い恋の予感もSP』(日本テレビ系列)に顔出しで登場した。 持病となったバセドウ病と橋本病は、一時期呂律が回らなくなるなど仕事にも支障を来すまで悪化し、2013年の夏には降板覚悟で『名探偵コナン』の和葉役をできないと申し出るが、プロデューサーの諏訪道彦から治療に専念して乗り切って欲しいと言われて続投となる[21]。その後治療をしながら『名探偵コナン』テレビシリーズの出演は続けて、2017年には和葉がストーリーの中心となる劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』にて、メイン出演を果たした。 2009年、MBS制作の『ロケみつ』内の企画、『関西縦断ブログ旅』にて桜・稲垣早希が目的地にゴールし、餃子の王将にて祝賀会を行っていたところにへサプライズ登場し驚かせた。アスカの声が録音された目覚まし時計を贈り、互いにアスカの声で「あんたバカァ!?」を言い合い、2人で記念撮影をした。その後も桜・稲垣早希のYouTubeチャンネル『桜 稲垣早希チャンネル』に出演したりと交流が続いている[22]。 2021年12月31日、『第72回NHK紅白歌合戦』の「カラフル特別企画 〜明日への勇気をくれる歌〜」の中で、『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレーとして白組司会の大泉洋の名前や「あんたバカぁ?」など、紅白特別仕様の台詞を入れる演出がなされた[23]。 2021年、犬山たまきとコラボした際、Vtuber好きを公言しており、推しは個人勢だと犬山たまき、にじさんじだとド葛本社、ホロライブだと宝鐘マリンと語った。また、宮村家に、ブラスター星からやってきたVtuber無頼星れんこが居候しているという。 声優以外の活動ドラマや映画で女優としての活動も行っているが、他に1995年 - 1999年まで歌手としてビクターエンタテインメントからシングルとアルバムを多数リリースしている。そこで関口和之(fromサザンオールスターズ)、高浪敬太郎(ex.ピチカート・ファイヴ)、田中公平、及川眠子、新居昭乃、大槻ケンヂ、周防義和、蓜島邦明、鈴木慶一、タケカワユキヒデ、野村義男、小西康陽(ex.ピチカート・ファイヴ)、平沢進(P-MODEL)、長谷部徹、戸川純、破矢ジンタ(fromジッタリンジン)といったアーティストに歌詞や楽曲の提供を受けている。 またクラシックの『パッヘルベルのカノン』やカルメン『ハバネラ』に日本語の詞をつけて歌ったり、大貫妙子の『彼と彼女のソネット』、岩崎宏美の『聖母(マドンナ)たちのララバイ』、カステラの『途中でねるな』といった曲をリメイクしたりとバラエティーに富んでいた。 志倉千代丸と共にloose@rouse(ルーズ・ア・ルーズ)というユニットも結成し、ボーカルを務めていた。 また、本名名義で音響監督を行っており、作品としては『LOVELESS』などがあり、その縁でテクノサウンド所属となる。しかし2008年春をもって、夫の仕事の都合などにより退社することを、自身のブログで公表した。 1997年に開催された「ROBONATIONスーパーライブ」では、ショッカーO野と共にMCを務める。同時期にウェディングピーチのイベントでO野と共演をするもの、その後2007年の「スーパーロボット魂2007“春の陣”」で10周年記念で再び司会として出演した。2018年に神戸ワールド記念ホールにて開催されたラジオ大阪のイベント『V-STATION THE LIVE! Passion!!』DAY2に出演し歌を歌った[24]。 その他、「みやむらゆうこ」名義で須藤温子のデビューシングル『耳をすまして』の作詞、漫画原作も手掛けている。 出演太字はメインキャラクター。 テレビアニメ
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ユニットメンバー出典
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