青春の詩 (よしだたくろうの曲)
「青春の詩」(せいしゅんのうた)は、よしだたくろうの2枚目のシングル。 1971年4月25日にエレックレコードから発売された。 概要ファーストアルバム『青春の詩』からのタイトルチューンで、翌1971年4月25日シングルカットされた[1][2]。この曲により人気を高め[3]、「フォーク界のプリンス」などと呼ばれるようになった[2]。 同名アルバムのジャケットは赤い写真だが[3][4]、本シングルのジャケットは拓郎の似顔絵で、この絵はエレックレコードの営業の女子社員が書いたという[3]。当時は所属会社の社員が全部作っている時代だった[3]。裏面の写真は「日比谷の野音だと思う」と拓郎は話している[3]。 ファーストシングル「イメージの詩」の抽象的な歌詞と比べて、当時の若者の"青春"を具体的な歌詞で綴る[1][5][6]。こんなにもストレートに若者の心情が吐露される歌を誰も聞いたことはなかった[5]。またサウンド面でいえば、拓郎自身、「ボクはフォークじゃない」と話すように[3]、ベースを前面に押し出したバンドサウンドは、フォークソングというよりブルースロックである[4][5]。 歌詞に「ジュリー!ショーケン!キンチャン!」と出るが、「憧れてはいない。ザ・タイガースの広島公演を観に行ったが、演奏は下手も下手で、何だこれというぐらい下手で、ところが客席からの"キャー""キャー"が凄くて、俺たち(のバンド)も広島じゃすごい上手かったけど"キャー"がない。それで"キャー"といわれないと話にならないと生き方を定めた」と拓郎は話している[3]。その後に見事、フォーク界で初めて"キャー"といわれた[3]。 拓郎は2003年のインタビューで「今になるとこの詩の歌詞はよく分からんけど、おそらくつまんないことは何も言っていない。当時、20歳そこそこの思いの丈を歌っていると思う」などと自身で解説している[3]。 1970年12月15日公開の日活映画『女子学園 ヤバい卒業』(夏純子主演・沢田幸弘監督)の劇中、同曲を歌唱する[7]。 収録曲
Side:A
Side:B
脚注
参考文献
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