東富山駅
東富山駅(ひがしとやまえき)は、富山県富山市東富山寿町三丁目にある、あいの風とやま鉄道線・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。 2015年3月14日の北陸新幹線開業による経営移管までは、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅であった。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である[33]。このほか数本の側線も有している[34]。1番線ホーム下り方面の側線には、保守用車輌が留置されている[33]。西口駅舎内にはかつてキヨスクが営業していたが、1999年(平成11年)3月28日を以て閉店した[25]。駅構内には自動券売機と待合室のほか便所がある[35]。 JR西日本北陸本線時代末期は、富山地域鉄道部が管理し[36]、ジェイアール西日本金沢メンテック(現:JR西日本金沢メンテック)が駅務を受託[37]する業務委託駅であった。あいの風とやま鉄道の経営移管後も業務委託駅の形態は維持されたが[38]、みどりの窓口は経営移管に合わせて営業を終了している[39]。 当駅の東側では宅地等の造成が行われていることから、2021年(令和3年)3月28日には、新たに東口改札が開設されている[31][32]。 のりば
到着メロディ2017年(平成29年)3月の新旅客案内システム導入に伴い、他の富山市内の駅と共通で、2012年(平成24年)に「富山県ふるさとの歌」として制作された「ふるさとの空」(久石譲作曲)のイントロ部のアレンジが到着メロディとして使用開始された[41][42]。 貨物取扱JR貨物の駅は、車扱貨物の臨時取扱駅とされているが、貨物列車の発着はない[34]。ただし、『鉄道要覧 平成28年度』所収の路線図からは当駅の記述が削除されている[43]。貨物の荷役設備は特に設けられておらず、専用線も当駅には接続していない[34]。1987年(昭和62年)4月1日のJR貨物発足当時は、車扱貨物を取扱う駅であったが、その後1996年(平成8年)3月16日より車扱貨物の取扱は臨時となった[2]。 1951年(昭和26年)12月15日付『鉄道公報』第732号通報「専用線一覧について(営業局)」別表によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[44]。
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[45]。
1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[46]。
1983年(昭和58年)4月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[47]。
なお上掲の専用線は1990年代までにすべて廃止され、当駅構内の貨物用側線は撤去されている[34]。 利用状況2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は1,155人である[48]。 各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[49][50]。
駅周辺当駅北側を通る国道415号は、2001年(平成13年)度より富山東バイパスとして拡幅工事を行っており[51][52] 、2015年(平成27年)2月9日には土地収用法第20条に基き踏切解消のため跨線橋を設置する旨の事業認定が告示された[53]。なお、富山東バイパス及び跨線橋は2021年(令和3年)8月9日に供用が開始された[54]。当駅周辺は2016年(平成28年)5月18日に富山高岡広域都市計画区域のうちの市街化区域に指定されており[55]、当駅東側には住宅団地等が造成される見込みとなっている[56]。
バス路線東西両側の駅前の広場に路線バスは乗り入れていない。最寄りのバス停は、西口側は県道172号(産業道路)にある「中田」バス停、東口側は国道415号にある「東富山駅口」バス停である[57]。なお、東富山駅口バス停は富山東バイパス全通に伴い従来より東側に移設された[58]。 隣の駅脚注
関連項目外部リンク
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