M69 (天体)
座標: 18h 31m 23.10s, −32° 20′ 53.1″ M69(NGC 6637)はいて座にある球状星団である。 概要双眼鏡では、小さくやっと恒星との区別はつく程度である。口径15cmの望遠鏡では外周が僅かに不規則なことがわかり、すぐそばに8'北西に9等星1個が見える。口径30cmの望遠鏡でやっと周辺の星が分離できるようになる。南に低いため、口径40cmでもかわりばえがしない。 観測史1780年8月31日にシャルル・メシエによってM70と同時に発見された[2]。メシエ自身は、1751年に南アフリカのケープタウンでニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって発見された天体を再発見したものと考えていたが、後の研究によりラカーユが示した天体とは異なるものであるとされている[2]。ジョン・ハーシェルは、「球状星団。明るくまるい。径3'。14~15等星にはっきり分離される」とした[3]。カミーユ・フラマリオンは「星数が多く、そのまわりにそって星が冠状にならび、キラキラ輝く」とした。 出典
|