M36 (天体)
座標: 05h 36m 18.0s, +34° 08′ 24″ M36(NGC 1960)は、ぎょしゃ座にある散開星団である。 概要およそ60個の恒星で構成され[2][3]、ぎょしゃ座にあるM36・M37・M38の3つの散開星団の中では最も小さい。誕生して約2500万年と非常に若い星団であると考えられている[2]。 双眼鏡でも10数個の星を見ることができる[3]。口径10cmの望遠鏡で低倍率でも星に分解して見ることができ、中心部にある二重星を確認できる[3]。 観測史1654年以前にジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナによって発見されているが、彼の発見は世に知られず、後の1749年にギヨーム・ル・ジャンティによって独立発見されている[2]。ル・ジャンティは「星雲と呼ぶには相応しくない。おうし座の北の角の上にあり、数個の星をみるには12フィートの望遠鏡を要する」と記した[4]。1764年にシャルル・メシエは「ぎょしゃ座の星の群れ。φ星に近く3.5フィートの普通の望遠鏡では星は見にくい。星雲状のものを含んでいない」とした[4]。 脚注注釈
出典
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