2010 日本女子サッカーリーグは、2010年4月から11月までにかけて行われた第21回目の日本女子サッカーリーグである。このシーズンもプレナス株式会社が協賛し、「プレナスなでしこリーグ2010」(1部)「プレナスチャレンジリーグ2010EAST/WEST」(2部)として開催された。
概要
- 本年度から2部リーグ(チャレンジリーグ)の試合方式を大幅に変更し、チャレンジリーグからなでしこリーグへの入れ替え方式も一部変更された。
- 参加チームは1部リーグ(なでしこリーグ)に10チーム、2部リーグ(チャレンジリーグ)に12チーム。チャレンジリーグはこれまでの1リーグ制から東西2地区制になった。
大会概要
- 開催期間:2010年4月4日‐10月31日
- なでしこリーグ(1部)
- 2010年4月4日-10月31日
- 10チーム2回総当り。
- チャレンジリーグEAST(2部/東地区)・チャレンジリーグWEST(2部/西地区)
- 2010年4月4日-9月15日
- それぞれの地区8チームによる3回戦総当たり。
- なでしこリーグ/チャレンジリーグ入れ替え戦出場チーム決定戦
- 2010年10月11日-10月23日
- 「なでしこリーグ準加盟」のチャレンジリーグ参加チームの成績での東西各々上位2チーム(計4チーム)による1回戦総当り
- ※但し、準加盟チームが各リーグ最下位になった場合、下記「チャレンジリーグ入れ替え戦」に回るため決定戦への出場不可(他チームによる代替も無し)
- 2010年11月3日・11月7日
- 前述の「入れ替え戦出場チーム決定戦」を勝ち抜いたチームと、なでしこリーグ10位のチームによる2試合制の入れ替え戦
- 2010年11月5日-11月7日
- チャレンジリーグ参入を希望するチームのうち、チャレンジリーグ加盟に相当すると認められた4チームによる1回総当り
- 2010年11月14日・11月21日
- チャレンジリーグ東西最下位チーム(なでしこリーグ準加盟のチームも含む)と、前述「入れ替え戦出場チーム決定戦」を勝ち抜いた上位2チームによる2試合制の入れ替え戦
- 90分(45分ハーフ)。90分以内で勝敗が決しない場合は引き分けとする。
- 勝ち点(勝利3点、引分1点、敗戦0点)の多いチームを上位とし、勝ち点の合計が同じ場合は以下の順序で順位を決める。
- 全試合の得失点差
- 全試合の総得点数
- 直接対決の成績(1.勝ち点2.得失点差)
- 順位決定戦(必要な場合のみ)
参加チーム
なでしこリーグ(1部)
チャレンジリーグ(2部)
チャレンジリーグ/EAST(東地区)
チャレンジリーグ/WEST(西地区)
チャレンジリーグからなでしこリーグへの昇格方法
- 本年度より「なでしこリーグ準加盟」制度(上表の太字のチーム)が取り入れられ、チャレンジリーグからなでしこリーグへの参加はなでしこリーグ準加盟のチームのみに認められる方式となった。
- チャレンジリーグの成績において、準加盟チームの中での成績上位2チームずつの4チームがなでしこリーグ/チャレンジリーグ入れ替え戦に出場チーム決定戦に出場(但し、その地区に2チーム以下しかない場合でも最下位となった場合は「チャレンジリーグ入れ替え戦」に回るため出場不可)。そこで優勝すれば、なでしこリーグ最下位チームとの入れ替え戦に出場し、なでしこリーグ参入を目指す方式となった。
結果
なでしこリーグ
チャレンジリーグ/EAST
- (注)太字のチームはなでしこリーグ準加盟チーム。
チャレンジリーグ/WEST
- (注)太字のチームはなでしこリーグ準加盟チーム。
表彰
表彰式は2010年11月3日に行われた[1]。
表彰式 受賞者
出典: 「プレナスなでしこリーグ2010/プレナスチャレンジリーグ2010」表彰式受賞者発表
得点ランキング
出典: ランキング
入れ替え戦の成績
なでしこリーグ/チャレンジリーグ入れ替え戦出場チーム決定戦
「なでしこリーグ準加盟」のチャレンジリーグの成績により長野、高槻、京都の3チーム(EASTは長野、清水の2チームしか準加盟がなかったが、清水が最下位に終わったため規定により出場不可となった)が総当りを行い、高槻が優勝して入れ替え戦出場権を獲得。
バニーズ京都SC v AC長野パルセイロ・レディース
AC長野パルセイロ・レディース v スペランツァF.C.高槻
なでしこリーグ/チャレンジリーグ入れ替え戦
前述の大会で優勝した高槻となでしこリーグ最下位の伊賀が対戦。
結果、伊賀FCくノ一がなでしこリーグに残留、スペランツァF.C.高槻がチャレンジリーグに残留。
チャレンジリーグ入れ替え戦出場チーム決定戦
チャレンジリーグ参入希望チームのうち、厳正な審査によりチャレンジリーグ参入相当と認められたスフィーダ世田谷FC、豊田レディースフットボールクラブ、吉備国際大学、HOYOスカラブFCの4チームが1回総当りリーグを行う。上位2チームがチャレンジリーグ入れ替え戦に出場する。
試合は全試合三重県営鈴鹿スポーツガーデンで開催された。
HOYOスカラブFC v 豊田レディースFC
HOYOスカラブFC
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0 - 0
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豊田レディースFC
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公式記録 (PDF)
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チャレンジリーグ入れ替え戦
前述の大会で上位2チームに入った吉備国際と世田谷が、チャレンジリーグのそれぞれの地区で最下位となった清水、熊本とチャレンジリーグ参入をかけての入れ替え戦を行った。
以上の結果、吉備国際大学およびスフィーダ世田谷FCがチャレンジリーグに昇格、清水第八プレアデスおよびルネサンス熊本FCが地域リーグに降格。なお2チームともなでしこリーグ準加盟会員の資格があったが、規定により準加盟資格を失った
脚注
関連項目
外部リンク