1980年のパシフィック・リーグプレーオフ
1980年のパシフィック・リーグプレーオフは、1980年10月にプロ野球パシフィック・リーグの前期優勝チームと後期優勝チームの2球団で行われたプレーオフである。 概要前期優勝の山内一弘監督率いるロッテオリオンズと後期優勝の西本幸雄監督率いる近鉄バファローズとの対決となった。前年に続いて近鉄が3連勝でプレーオフを制覇し、2年連続のリーグ優勝を果たした。西本と山内は20年前の1960年に大毎オリオンズの監督と選手として優勝した間柄であり、やはり西本の下で選手を務めた前年の阪急・梶本隆夫に続く「師弟対決」でもあった。 なお、近鉄主管の試合は前年度と同じ理由により大阪球場で行われた。 試合結果
第1戦10月15日 川崎 観衆18000人
(近)○井本(1勝)-梨田 近鉄は初回の平野の先頭打者本塁打を皮切りに4回・6回と全て本塁打による得点でリードを奪う。近鉄先発の井本は4回に落合博満のタイムリーで1点を失ったのみで完投勝ちし、近鉄が先勝。 第2戦10月16日 川崎 観衆19000人
(近)○鈴木(1勝)-有田修 1回表、近鉄は1死1、3塁とすると4番のチャーリー・マニエルがスクイズを決め先制[1]。2回にも石渡茂と吹石徳一のタイムリーで2点を追加。近鉄先発の鈴木は有藤のタイムリーと本塁打で2点を失うも完投勝ちし、近鉄が王手。 第3戦10月18日 大阪 観衆32000人
(ロ)●仁科(2敗)、安木、水谷、小俣、福間-土肥、高橋 後のないロッテは1回に張本のソロと土肥のタイムリーで2点を先制し近鉄先発の柳田をKO、3回までに4-1とリードするが、4回裏に近鉄は平野の3ランで逆転、その後もホームラン攻勢でリードを広げる。近鉄は1回途中から柳田をリリーフした村田が最後まで投げ、ストッパー山口哲治の不在を先発投手陣がカバーした近鉄が3連勝で2年連続のリーグ優勝を決めた。 表彰選手テレビ・ラジオ放送テレビ中継
ラジオ中継
脚注
関連項目
|