ルーマニアの県ルーマニアの地方行政は、41の県と首都ブカレストに区分されて行われている。ルーマニアの「県」は、単数形ではジュデツ (Judeţ)、複数形ではジュデツェ (Judeţe) という。 ルーマニアの行政区分の最上位にあるのは、41県とブカレストである。各県の下の自治体は、人口規模に応じて(大きいものから順に)ムニチピウ(municipiu)、オラーシュ(Oraş)、コムーナ(comună)の3種類があり、これらが事実上最小の行政単位となる。 なお、首都ブカレストではこれにかわってセクトル(sector)が設けられている。ロカリターテ(localitate)は行政機能のない集落や街区である。 県の一覧次の一覧は、41の県を、下の地図に対応するように4つの地方に分けたものである。それぞれ県名のカタカナ表記を五十音順に並べ、県名のカタカナ表記とルーマニア語表記、県の略号、県庁所在地のカタカナ表記とルーマニア語表記をまとめた。県名覧は「県」の表示を省略。県名と県庁所在地名が同じ場合も、それぞれ別の記事へリンクしている。
トランシルヴァニア地方
ワラキア地方
モルダヴィア地方
ドブロジャ地方
主要都市→詳細は「ルーマニアの都市の一覧」を参照
歴史ルーマニアの県制度は、19世紀にフランスの県をモデルとして制定された(トランシルバニアを除く)。 社会主義国家となった後、共産党政権は1950年に県を廃止して、ソビエト連邦を模範とする地方管区制度に変更した。しかし、この制度はルーマニアでは上手く機能しなかったため、1968年に県制度を復活させた。首都ブカレスト近郊のイルフォヴ県とヤロミツァ県は、1981年に再編され、現在のような、イルフォヴ県、カララシ県、ジュルジュ県、ヤロミツァ県の4県となった。 近況ルーマニア国内は現在、治安が悪化の一途を辿っている面があり、各地で事件が発生している現状がある。 時によっては村単位で凄惨な事件が発生することもあり、中には組織的な犯罪に絡むものも含まれている[1][2]。 脚注
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