ファンデーション (化粧品)
![]() ファンデーション(英: foundation)とは、化粧品の一種であり、茶色の顔料を含む素材を顔全体に塗り、シミ、そばかす、ほくろなどを覆い隠して肌の表面を均等に整える役目を持つ製品である。日本商品分類では化粧下地の一種として分類されている[1]。 西洋でのドーランが元祖であり、日本において似た物として、かつてはおしろい(白粉)がこの役目を担っていた。 構造クリームや乳液と同様の油性の基剤に、日本で言う肌色を補うための顔料を加えた製品が一般的である。紫外線をカットしたり、肌の乾燥を抑えたりするための成分が含まれていることもある。 主な種類ケーキタイプ顔料の粒子の表面を、シリコーンなどの油性成分や、界面活性剤でコーティング処理し、その後に圧縮して固形にした製品である。通常はスポンジを使って肌に塗って使用する。パウダーファンデーションとも呼ばれる。日本の小林コーセー(後のコーセー)が世界で初めて開発した。
パウダータイプ粉状の製品で、通常はブラシやパフで肌に塗って使う。おしろいと使用法は同じである。化粧下地などで肌に油分を与えてから塗る。肌自体の皮脂で肌に密着するように設計された製品もある。
クリームタイプ油性成分がクリーム状の製品で、クリームファンデーションと呼ばれる。スポンジで塗る他にも、指で直接塗ったり、ヘラで塗布する製品もある。 リキッドタイプ油性成分が液状の製品で、リキッドファンデーションと呼ばれる。スポンジやブラシで塗る他にも、指で直接塗ったりすることがある。肌に吹き付ける、スプレータイプの製品もある。顔料の粒子がより多くの油性成分で囲まれているため、ケーキタイプと比べて伸びが良く、肌色のカバー効果が高い。耐水性や耐油性にも優れているが、厚塗りになりやすく肌のトラブルを起こし易い。油性成分を減らして、水性の基剤を用いた製品もある。 クッションファンデーションリキッドファンデーションがクッションのように弾力性のあるスポンジにしみこんだ状態でコンパクトに設置されているファンデーションのこと。 その他
出典
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