ジェイデン・フィロジーン
ジェイデン・リチャード・フィロジーン=ビデイス(Jaden Richard Philogene-Bidace, 2002年2月8日 - )は、イングランド・ハマースミス・アンド・フラム・ロンドン特別区ハマースミス出身のプロサッカー選手。プレミアリーグ・アストン・ヴィラFC所属。ポジションはミッドフィールダーまたはフォワード。 経歴アストン・ヴィラ2018年1月にアストン・ヴィラFCのユースアカデミーに加入。これ以前にはブレントフォードFCなど、イングリッシュ・フットボールリーグの多くのクラブでトライアル期間を過ごしていた[1]。 U-23チームで活躍してFCバルセロナ、パリ・サンジェルマンFC、ボルシア・ドルトムントなどから注目される中、アストン・ヴィラとプロ契約を結んだ[2]。 2021年5月19日のトッテナム・ホットスパーFC戦に途中出場してプロデビューした[3]。 ストーク・シティ2022年1月21日にEFLチャンピオンシップのストーク・シティFCへ期限付き移籍した[4]。ストーク・シティでは11試合に出場し、2月8日のスウォンジー・シティAFC戦でプロ初得点を記録した[5]。 カーディフ・シティ2022年7月26日にEFLチャンピオンシップのカーディフ・シティFCへ期限付き移籍した[6]。8月13日のバーミンガム・シティFC戦で移籍後初得点を記録した[7]。 ハル・シティ2023年9月1日、EFLチャンピオンシップのハル・シティAFCへ買い戻しオプション付きで完全移籍[8]。9月15日に1-1の引き分けに終わったコヴェントリー・シティとのホームゲームでデビュー [9]。 11月、ハル・シティの10月月間最優秀選手に選出[10]。 2024年2月13日、2-1で勝利したロザラム・ユナイテッド戦で決めた同点ゴールが一部の評論家からFIFAプスカシュ賞に値すると評された[11]。このゴールでフィロジンは相手DFをかわしてからラボーナでボールをネットに押し込んだ[12]。当初はボールがネットに入る前にわずかに逸れたためオウンゴールと記録されたが[13]、イングリッシュ・フットボールリーグは最終的にフィロジンのゴールに変更した[14]。 アストン・ヴィラ復帰2024年7月19日に古巣のアストン・ヴィラへ完全移籍し、5年契約を結んだ[15]。8月17日、2-1で勝利したウェストハムとのリーグ開幕戦に途中出場しヴィラでの再デビューを果たした[16]。 10月2日、UEFAチャンピオンズリーグ、バイエルン・ミュンヘン戦で復帰後公式戦初スタメン出場を果たし、落ち着いたプレーで攻守に見せ場を作り、1-0での勝利に貢献した[17]。 10月19日、3-1の勝利を収めたフラムとのアウェー戦で、ロスタイムに2枚目のイエローカードを受け、シニアキャリア初のレッドカードを生まれ故郷のスタジアムで提示された[18]。 代表歴イングランド生まれだが、ルーツはドミニカ系[19]。 2020年11月17日にU-19イングランド代表に初選出され、ダービー・カウンティFCのU-23チームとの試合でハットトリックを記録した[20]。 2023年10月12日にU-21イングランド代表に初選出され、UEFA U-21欧州選手権予選のセルビア戦で2得点を記録した[21]。 人物および私生活弟のブレイク・フィロジーン=ビデイスはトッテナム・ホットスパーFC U14チームに所属しており、兄ジェイデンがラボーナでゴールを決めた直後に2人のディフェンダーを華麗にかわす弟ブレイクのプレー映像がSNSに出回り話題を呼んだ[23]。 もし、サッカー選手になっていなかったら何になっているかという質問には「テニスプレイヤー」と答えている[24]。 フルネームが長いことで、キットネームを3度変更している。ヴィラでのデビュー時はJaden Philogene-Bidace、ストーク在籍時にはPhilogene-Bidace、カーディフ在籍時はPhilogene、ハル・シティ移籍後にJadenに変更しヴィラ復帰後の現在もJadenに落ち着いている。 2024年11月29日、ロザラム・ユナイテッド戦のラボーナで決めたゴールがFIFAプスカシュ賞にノミネート[25]。 個人成績クラブ
脚注
外部リンク
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