2011年の野球(2011ねんのやきゅう)では、2011年の野球界における動向をまとめる。
2010年の野球 - 2011年の野球 - 2012年の野球
できごと
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
- 8月1日
- 【高校】第93回全国高校野球選手権大会の地方大会が終了、全49代表校が決定。初出場は7校、最多出場は北海道の北海の通算35度目[81]
- 【高校】春夏甲子園通算5度出場の長野県の佐久長聖が、今年5月に下級生に対するいじめがあったとして秋季大会の出場を辞退することが分かった。監督の中村良隆は7月23日に地方大会準決勝敗退後に辞表を提出[82]
- 8月2日 - 【高校】全国高校野球選手権大会に出場が決まってる三重県の伊勢工業高校の2年生部員が学校近くの商店で万引を行っていたことが発覚、選手権大会には1年と3年生だけで出場。同校は秋季大会は出場辞退を申し入れ、県高野連はこれを了承。日本高野連は同校に厳重注意処分[83]
- 8月16日 - 【高校】全国高校野球選手権大会(甲子園)の3回戦、広島県の如水館が秋田県の能代商に延長10回、3対2でサヨナラ勝利。今大会通算8度目の延長戦は大会史上タイ記録。また如水館の3試合連続延長戦は春夏通じて史上初、同一校の同一大会3度の延長戦は夏では史上初、春を合わせると3度目のタイ記録[84]
- 8月20日 - 【高校】第93回全国高等学校野球選手権大会の決勝戦(阪神甲子園球場)は、西東京の日大三高が11対0で、青森県の光星学院に勝利し、10年ぶり2度目の優勝達成。全試合2桁安打での優勝は史上4校目。1大会で4度の2桁得点は史上2校目[85]
- 8月22日 - 【高校】第93回全国高等学校野球選手権大会で準優勝の光星学院(青森)の野球部員3人が2010年12月に飲酒をしていたことが発覚。同日、同校が発表、謝罪した[86]。これにより、同校では8月23日以降に予定されていた青森県庁や八戸市役所などへの表敬訪問を中止、また同市役所では準優勝を称える看板の設置を取りやめた[87]
- 8月26日
- 【社会人】日本野球連盟が臨時理事会を開き、2012年の第83回都市対抗野球大会を7月中旬に東京ドームで開催することを決定[88]
- 【高校】日本高野連は今年の全国高等学校野球選手権大会の準優勝校の光星学院の野球部員が飲酒をしていた問題で、厳重注意処分。秋季大会への参加は認めた。また同校からの10月の国体への出場辞退を受理、佐賀県の唐津商が代わりに出場となった[89]
- 8月29日 - 【高校】第56回全国高等学校軟式野球選手権大会決勝戦(明石トーカロ球場)が行なわれ、岐阜県の中京が延長11回に2対1で栃木県の作新学院に延長11回、2対1の逆転サヨナラ勝利で12年ぶり5度目の優勝達成[90]
9月
10月
- 10月1日
- 【大学】福岡六大学のリーグ戦は九共大が対日経大戦に5対0で勝利し、2季連続37度目の優勝達成[105]
- 【女子プロ野球】日本女子プロ野球リーグはで前期優勝の兵庫が対京都戦に5対0で勝ち、4期連続4度目の後期優勝と2年連続2度目の年間優勝達成[106]
- 【大学】首都大学野球のリーグ戦で東海大の菅野智之が対帝京大戦に6対0で完封勝利し、リーグ新記録の通算14完封[107]
- 10月2日
- 【大学】東京六大学の早大が対東大戦(神宮)でリーグタイ記録の1試合26安打を放ち、23対0で勝利した[108]
- 【独立】BCリーグの地区チャンピオンシップの第2戦が行われ、北陸地区では石川が福井に6対4で勝利し、上信越地区では新潟が群馬に8対0で勝利し、それぞれ2連勝で地区優勝達成[109]
- 【独立】四国アイランドリーグplusのリーグチャンピオンシップで前期優勝の徳島が後期優勝の香川に2対1で勝利し、3勝1敗でチーム創設以来初の年間総合優勝を達成[110]
- 10月5日 - 【高校】山口国体の高校野球硬式競技の決勝戦が行われ、今夏の全国高校野球選手権大会で優勝した東京の日大三高が千葉県の習志野高に4対3でサヨナラ勝利し、初優勝達成[111]
- 10月6日
- 【高校】日本高野連は学生野球憲章違反を犯した島根県の出雲北陵高が不祥事を理由に、10月3日付で島根県高校野球連盟を脱退したことを審査室会議で明らかにした。不祥事による高野連脱退は史上初[112]
- 【大学】東都大学野球の秋季リーグ戦で青学大の杉本裕太郎が対日大戦(神宮)で、リーグ史上6人目のサイクル安打を達成[113]
- 10月8日 - 【大学】九州六大学野球の九州国際大の堀拓也が対久留米大戦でリーグ史上26人目28度目のノーヒットノーラン達成[114]
- 10月11日 - 【大学】東都大学野球の東洋大が亜大に5対1で勝利し、高橋昭雄がリーグ史上2人目の監督として通算500勝。この試合で東洋大の藤岡貴裕と亜大の東浜巨が、ともに通算300奪三振[115]
- 10月12日 - 【独立】関西独立リーグのリーグチャンピオンシップ第5戦は兵庫ブルーサンダーズが神戸サンズに5対3で勝利し、対戦成績を3勝2敗として年間優勝を達成[116]
- 10月14日 - 【大学】首都大学野球の東海大の2年生部員が自身のブログで、NPB読売ジャイアンツのトレーナーから技術指導を受けている、と書きこんでることがこの日に判明。日本学生野球憲章に抵触する疑いになったが、巨人側はこの事実を否定[117]。全日本大学野球連盟はこの問題で、持ち回りの審議委員会で東海大に注意とすることを決定。学生がプロ野球の選手、コーチからの指導を禁じる学生野球憲章には違反していなかったことを確認[118]
- 10月15日 - 【国際】パナマで開催されていたワールドカップの決勝戦で、オランダがキューバに2対1で勝利し初優勝達成[119]
- 10月16日
- 【独立】BCリーグのチャンピオンシップの第4戦(石川県立野球場)が行われ、石川が新潟に7対6でサヨナラ勝利し3勝1敗として、2年連続で年間優勝達成[120]
- 【大学】首都大学野球は東海大が大東大に2対0で勝利し、2季ぶりリーグ優勝達成[121]
- 10月19日 - 【独立】BCリーグの富山は新監督に元NPB横浜ベイスターズなどの進藤達哉の就任を発表[122]
- 10月20日 - 【大学】関西六大学野球は神院大が大経大に8対2で勝利し、龍谷大が京産大に2対3で敗れたため、神院大が28季ぶり2度目の優勝達成[123]
- 10月24日
- 10月25日 - 【大学】東都大学野球リーグ戦(神宮)で東洋大が青学大に6対1で勝利し、高橋昭雄がリーグ新記録の監督通算502勝[126]
- 10月29日 - 【独立】グランドチャンピオンシップに3対1でBCリーグの石川が四国アイランドリーグplusの徳島に勝利し、3勝0敗として初優勝。BCリーグ勢としても初制覇[127]
11月
- 11月1日 - 【社会人】第82回都市対抗野球大会の決勝戦(京セラドーム)が行われ、史上初の東京都同士の対決となった試合はJR東日本がNTT東日本に延長11回に2対1でサヨナラ勝利で、初優勝達成。JR東日本はこの年中止となった、社会人日本選手権の優勝チームと見なされる[128]。橋戸賞(最優秀選手賞)は、JR東日本の松本晃が受賞[129]
- 11月2日 - 【大学】東都大学野球の5年ぶりの優勝決定戦が神宮球場で行われ、亜大が青学大に2対1で勝利し10季ぶり18度目の優勝達成[130]
- 11月10日 - 【独立】今季は四国アイランドリーグplusに参加し、9月に同リーグを脱退した三重スリーアローズの解散が正式発表された[131]
- 11月11日 - 【独立】BCリーグの群馬は新監督に、前NPB福岡ソフトバンクホークスの二軍外野守備走塁コーチの五十嵐章人に決まったことを発表[132]
- 11月27日 - 【高校・大学】明治神宮野球大会の決勝戦(神宮)が行われ、高校は光星学院が愛工大名電に6対5で勝利し初優勝。大学は明大が愛知学院大に2対0で勝利し、大会史上単独最多の5度目の優勝[133]
- 11月29日
- 【国際】アジアシリーズの決勝戦は行われ、韓国の三星ライオンズが日本の福岡ソフトバンクホークスに5対3で勝利し、初優勝。ソフトバンクは日本のチームとして初めて優勝を逃した[134]
- 【KBO】この日までに斗山ベアーズのヘッドコーチにNPB前埼玉西武ライオンズ監督の伊東勤が就任することが決まった[135]
- 11月30日 - 【大学】札幌学生野球連盟の北翔大学は新監督に元中日で同球団元コーチなどの谷木恭平が2012年1月より就任することを発表[136]
12月
競技結果
国際大会
アジアシリーズ
メジャーリーグ (MLB)
ディビジョンシリーズ
チャンピオンシップシリーズ
ワールドシリーズ
MLBオールスター
(チェイス・フィールド、7月12日(現地時間))
- ナリーグ 5-1 アリーグ
韓国プロ野球 (KBO)
レギュラーシーズン
- 引き分けは試合数に含まずに計算。
- プレーオフの結果次第では最終順位が変動する可能性あり。
台湾プロ野球 (CPBL)
レギュラーシーズン
前期
|
後期
|
年間
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
統一セブンイレブン・ライオンズ |
37 |
22 |
1 |
.627 |
-
|
優勝 |
Lamigo |
33 |
26 |
1 |
.559 |
-
|
1位 |
Lamigo |
66 |
52 |
2 |
.559 |
-
|
2位 |
Lamigoモンキーズ |
33 |
21 |
6 |
.559 |
4
|
2位 |
兄弟 |
32 |
28 |
0 |
.533 |
1.5
|
2位 |
統一 |
65 |
52 |
3 |
.556 |
0.5
|
3位 |
兄弟エレファンツ |
28 |
32 |
0 |
.467 |
9.5
|
3位 |
統一 |
28 |
30 |
2 |
.483 |
4.5
|
3位 |
兄弟 |
60 |
60 |
0 |
.500 |
7
|
4位 |
興農ブルズ |
20 |
38 |
2 |
.345 |
16.5
|
4位 |
興農 |
25 |
34 |
1 |
.424 |
8
|
4位 |
興農 |
45 |
72 |
3 |
.385 |
20.5
|
台湾シリーズ
|
日付 |
ホーム |
結果 |
ビジター |
球場
|
第1戦 |
10月15日 |
Lamigo |
2-3 |
統一 |
桃園
|
第2戦 |
10月16日 |
Lamigo |
7-8 |
統一 |
桃園
|
第3戦 |
10月18日 |
統一 |
1-4 |
Lamigo |
台南
|
第4戦 |
10月19日 |
統一 |
3-2 |
Lamigo |
台南
|
第5戦 |
10月20日 |
統一 |
10-6 |
Lamigo |
台南
|
中国プロ野球 (CBL)
レギュラーシーズン
勝ち点は1勝につき2点。上位2チームが優勝決定戦(プレーオフ)進出。
プレーオフ
5戦3勝制。
|
日付 |
結果
|
第1戦 |
7月15日 |
広東 |
6-3 |
天津
|
第2戦 |
7月16日 |
広東 |
1-3 |
天津
|
第3戦 |
7月22日 |
天津 |
9-0 |
広東
|
第4戦 |
7月23日 |
天津 |
10-3 |
広東
|
独立リーグ(日本)
四国アイランドリーグplus
チャンピオンシップ
- 第1戦 香川 5 - 0 徳島
- 第2戦 徳島 8 - 2 香川
- 第3戦 徳島 5 - 3 香川
- 第4戦 徳島 2 - 1 香川
- (徳島は初の総合優勝)
ベースボール・チャレンジ・リーグ
北陸地区
|
|
前期 |
後期
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
石川ミリオンスターズ |
14 |
16 |
6 |
.467 |
- |
福井ミラクルエレファンツ |
18 |
16 |
2 |
.529 |
-
|
2位 |
富山サンダーバーズ |
15 |
18 |
3 |
.455 |
0.5 |
石川ミリオンスターズ |
15 |
17 |
4 |
.469 |
2.0
|
3位 |
福井ミラクルエレファンツ |
11 |
20 |
5 |
.355 |
3.0 |
富山サンダーバーズ |
10 |
21 |
5 |
.323 |
4.5
|
プレーオフシリーズ
- 第1戦 新潟 3 - 1 群馬
- 第2戦 新潟 8 - 0 群馬
- 第1戦 石川 5 - 2 福井
- 第2戦 石川 6 - 4 福井
- 第1戦 新潟 7 - 1 石川
- 第2戦 石川 6 - 0 新潟
- 第3戦 石川 6 - 5 新潟
- 第4戦 石川 7 - 6 新潟
グランドチャンピオンシップ
- 第1戦 石川 6 - 2 徳島(10月22日、石川県立)
- 第2戦 石川 6 - 1 徳島(10月23日、石川県立)
- 第3戦 石川 3 - 1 徳島(10月29日、JAバンク徳島)
関西独立リーグ
|
前期 |
後期
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
神戸サンズ |
15 |
8 |
1 |
.652 |
- |
兵庫ブルーサンダーズ |
17 |
5 |
2 |
.773 |
-
|
2位 |
紀州レンジャーズ |
12 |
9 |
3 |
.541 |
2.0 |
紀州レンジャーズ |
17 |
6 |
1 |
.739 |
0.5
|
3位 |
兵庫ブルーサンダーズ |
12 |
11 |
1 |
.522 |
1.0 |
ソウル・ヘチ |
9 |
14 |
1 |
.391 |
8.0
|
4位 |
ソウル・ヘチ |
10 |
12 |
2 |
.455 |
1.5 |
神戸サンズ |
7 |
15 |
2 |
.318 |
1.5
|
5位 |
大阪ホークスドリーム |
7 |
16 |
1 |
.304 |
3.5 |
大阪ホークスドリーム |
5 |
15 |
4 |
.250 |
1.0
|
年間チャンピオンシップ
- 第1戦 神戸 3 - 2 兵庫
- 第2戦 神戸 6 - 5 兵庫
- 第3戦 兵庫 7 - 2 神戸
- 第4戦 兵庫 11 - 4 神戸
- 第5戦 兵庫 5 - 3神戸
- (兵庫は初の総合優勝)
日本女子プロ野球機構
- 兵庫が前後期優勝したため総合優勝決定戦は行わず、兵庫が2年連続2度目の年間優勝
社会人野球
- 東日本大震災の影響により中止
- 東日本大震災の影響により中止
- 主要地区連盟主催大会
- 優勝:JX-ENEOS(2年ぶり11回目)・NTT西日本(初優勝)
- 決勝戦が1回途中東日本大震災によりノーゲームとなり、両チーム優勝。
- 東日本大震災の影響により中止
大学野球
- 決勝 東洋大(東都) 3X-1 慶大(東京六大学)(延長10回)
- (東洋大は2年連続4回目の優勝)
- 決勝 明大(東京六大学) 2-0 愛知学院大(愛知)
- (明大は15年ぶり5回目の優勝)
- 各大学リーグ結果(太字は大学選手権、明治神宮大会出場権を得た大学)
高校野球
死去
出典
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野球の歴史 |
1870年代 | |
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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1910年代 | |
---|
1920年代 | |
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1930年代 | |
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1940年代 | |
---|
1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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