郷田ほづみ
郷田 ほづみ(ごうだ ほづみ、1957年8月22日[1][3] - )は、日本の声優、俳優、音響監督[3]、YouTuber。名古屋芸術大学芸術学部芸術学科声優アクティングコース特別客員教授[5]。東京都練馬区出身、神奈川県小田原市育ち[2]。尾木プロ THE NEXT所属[4]。 来歴生い立ち東京都で誕生し、その後埼玉県へ行き、東京都練馬区に帰郷し、小学5年生の時に神奈川県小田原市に転居[2]。現在は神奈川県平塚市在住[6][7]。 幼少期は目立ちたがり屋で、皆を笑わせるといったことが好きであった[2]。一方、「舞台に立つ」などは考えていなかったという[2]。 小学生の頃も「役者になりたい」とは思っておらず、漫画好きであったため漫画家になりかたったという[2]。アニメもよく見ており、漫画も自分で描いたりしていたという[2]。当時の好きな漫画家は川崎のぼるやちばてつやで、ギャグ漫画よりもストーリーものの方が好きであったという[2]。中学校に進学後はカメラマンになろうと思い、カメラが欲しくてお金を貯めていた[2]。自分では「いい写真が撮れるに違いない」と思い込んでいたという[2]。 高校2年生の時に先輩から「照明を手伝ってくれ」、「絶対楽しいから」と誘われて演劇部に入部[2][7][8]。中学時代はバスケットボール部、高校時代は軟式テニス部に所属していたが、演劇部に所属するためテニス部は退部したという[2][8]。演劇部ではチェーホフ作の『できそこない』の初老の紳士役で初めて役を貰ったが、その時は役者になろうとは思っていなかった[2]。クラブでは固い芝居しかしておらず、「芝居なんて面白くない」、「演劇を続けることはもうないかな」と思っていた[2][7]。文化祭でクラス演劇があり、演劇部だったこともあり飛び入り参加し、打ち合わせもしないで出たところ客に受け、「楽しかった」と感じ衝撃を受けた[2][7]。その時に舞台に立つということは、「こういう面白い面もあるのか」と思い、芝居に興味を持つようになり、固い方の芝居に興味が出てきた[2]。 キャリア中学生、高校生ぐらいの頃にテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』を見て職業としての声優があるということを認識して、富山敬に憧れる[9]。 神奈川県立小田原高等学校[8]時代、高校時代の先輩の平光琢也たちが結成した劇団摩天楼の芝居を見に行って、ちょっとした役で手伝ったりしていくうちに、どんどんその道に入っていった[2]。玉川大学文学部芸術学科演劇学専攻[5]に進学後、大学と平行して劇団摩天楼に入団[2]。 1981年、「第3回アマチュア声優・ドラマ・コンテスト」に応募して入賞し、主催者であるニッポン放送のドン上野に「君、やってみないか」と声をかけられ、『夜のドラマハウス』でデビューする[10]。その後、テレビアニメ『新みつばちマーヤの冒険』のアリの隊長役で出演[11]。芸名「郷田ほづみ」はドン上野による命名[注 1]。 1983年に平光琢也、赤星昇一郎の3人で結成したお笑いトリオ「怪物ランド」で『お笑いスター誕生!!』に出場し、10週勝ち抜きチャンピオンとなる[5][9]。 同年、オーディションを受けて合格して、テレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』にキリコ・キュービィー役で出演する[5][11]。その時にアニメーションも好きだったため、「声の仕事で生活できたらいいなあ、」ということで声優も目指した[11]。その後、怪物ランドとしての仕事が多忙となり、徐々に声優の仕事から離れていくが、OVA『銀河英雄伝説』の外伝が制作されることとなった際、同作の登場人物であるヤン・ウェンリー役を1995年に死去した富山に代わって演じて以降、再び声優の仕事に復帰し[11][12][13]、数々のアニメや吹き替えなどの声の仕事や、テレビドラマなどにも出演するようになった。 高校時代までを過ごしていた神奈川県に再び移り住んでから、「ここで何かやりたいな」と思い、「湘南アクターズスクール」を設立する[7]。湘南テアトロ☆デラルテ(旧:湘南アクターズ)、ひらり、空中分解。、羽衣1011など、数々の劇団において芝居の演出も行っている。 その後、舞台の演出などもしていたため、プロデューサーに「声優やって、アニメの現場のこともわかっているし、舞台の演出をして、役者もお芝居も演出しているんだったら、アニメーションの音響監督をやってくれないか」と頼まれたのがきっかけで、かつての仲間であった平光同様にアニメの音響監督の仕事も請け負うようになる[11]。音響監督を務める際は、自らナレーターなどの形で出演することが多い。 人物・特色テレビ番組、映画、CM出演など多くの幅広い作品で活躍している[3]。 洋画の吹き替えでは、ダグ・サヴァントやデヴィッド・シューリス、ジェフ・ダニエルズ、サイモン・ベイカーなどを多く担当している。 また、『アリー my Love』(第4シーズン、計21話出演)のラリー・ポール役をはじめとして、ロバート・ダウニー・Jrのキャリア中期の作品を担当していた。自身のSNSでは『アイアンマン』について「やりたかったなぁ」と述べている[14]。 姉がいる[2]。 出演太字はメインキャラクター。 テレビアニメ
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出典
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