総社総社、惣社(そうじゃ、そうしゃ、すべやしろ)とは、日本で、特定地域内の神社の祭神を集めて祀った(= 合祀)神社のことである。総社宮、総神社、総社神社などとも呼ばれることがある。 多くは令制国の範囲で集めたものを指すが、荘園や郡・郷・村などの地域内のものを集めたものもある。祭神の合祀だけでなく、神社そのものの統合である場合もある。 概説国の総社日本の律令制において、国司着任後の最初の仕事は赴任した令制国内の定められた神社を順に巡って参拝することであったが、平安時代になって国府の近くに総社を設け、そこを詣でることで巡回を省くことが制度化された。 総社の多くは中世にいったん廃れたが、後に再興されたものも多い。ただし今に至るまで再興されずにいるものや、どの神社が総社だったのかわからなくなってしまった国もある。 地域の総社国の総社のように全国一律に同時期に設けられたものではなく、設けられた理由や時期、主導した人物等は地域によって様々である。規模も大小様々なものが存在している。 国の総社一覧「神社名」の(推)は推定、(廃絶)は廃絶したもの(後継社はない)、(不明)は所在不明(後継社の有無不明)[1]。 「式内」は式内社(名神=名神大社)、「近代」は近代社格制度の社格(官大=官幣大社、国中=国幣中社)、「別表」は別表神社。 ただし、表に挙げた神社以外に異説もある。
備考
脚注
関連項目
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