笈ヶ岳
笈ヶ岳(おいずるがたけ)は、石川県、富山県、岐阜県の3県にまたがる標高1,841m山。白山国立公園内の両白山地の北側に位置し、日本二百名山[1]に選定されている。 概要両白山地北部の中で、最も標高が高い山である。すぐ北側には、少し標高が低い大笠山(日本三百名山)が対峙している。10人立つのがやっとなほどの狭い山頂部には、国土地理院の三等三角点(点名は「笈岳」)が設置されている。[2]展望は申し分ない。登山道が存在せず、無雪期の登山が極めて困難なことで知られる。 山名の由来古くは、笈摺岳、笈劔岳[3]、笈釣山[4]、剣岳[4]、老鶴山[5]等と記されていた。 西側から見て笈を背負った修験者に似た山容であることが、山名の由来とされている[6]。 歴史
登山道藪山で夏(無雪期)の登頂は極めて困難で、積雪期の限られた期間のみ登頂が可能である。日本二百名山の中では登頂が難しい山の一つである。 一般的な登山道はないが、春先にこの残雪を利用して、以下のコースで登られることがある。
地理周辺の山両白山地の主稜線の北部に位置し、痩せ尾根上のピークである。山頂の南には「小笈」と呼ばれる小ピークがある。北の大笠山との間には、ジャンダルム状の宝剣岳(1,741 m)と錫杖岳の岩峰がある。北西側には千丈平という広い平坦地がある。南西方向へは冬瓜山や山毛欅尾山(ぶなおやま)へと枝尾根が延びる。
源流の河川参考画像脚注
関連項目外部リンク
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