本町 (福島市)
本町(もとまち)は、福島県福島市の町名。丁番を持たない単独町名である。郵便番号は960-8035[2]。 地理市の本庁所管にあたる中央東地域に属する。福島駅東口の駅前繁華街の一角に位置する。東西は国道13号信夫通りから福島市道本町1号線にかけての約170m、南北は福島市道中町杉妻町線から福島市道栄町舟場町線(並木通り)にかけての約220mの範囲を町域とする。北で置賜町、東で大町、南で中町、南西で早稲町、北西で栄町と隣接する。福島市の経済の中心地としての役割を昔から担っており、日本銀行福島支店をはじめ常陽銀行福島支店、きらやか銀行福島支店が店舗を構えるほか、かつては富士銀行、日本興業銀行等の支店も置かれていた。上町に所在する 福島警察署及び天神町に所在する福島消防署のそれぞれ管轄にあたる。 歴史江戸時代以前の福島城下町の8町のうちの一つであり、江戸時代より区域の変更は大きく行われていない。南から現在のパセオ470として町域中央部へ進んできた奥州街道は現在のレンガ通りとして東へ向きを変え、その屈折部である現在の街なか広場周辺に本陣と脇本陣が置かれ諸大名の参勤交代に用いられていた。明治時代に福島駅が開業すると駅と奥州街道を結ぶ現在の駅前通りがここから西へ開削され交差点となった。1899年に東北初の日本銀行の出先機関となる福島出張所(現在の福島支店)が開設されると、周辺に各銀行が設置され、県内随一の金融街の一角を成すこととなった。1927年に脇本陣跡地に県下初のエレベーターを備えた福島ビルヂングが竣工しすると多くの見物人や買い物客でにぎわい、古関裕而作曲の福島行進曲にも謡われた。1974年には同敷地にエンドーチェーン福島店が新築開業したが、1991年に閉店し、以後長らく空きビルとなっていた。1999年に福島市が福島都心中央土地区画整理事業用地として取得し解体の上、イベントスペースである街なか広場や駐車場として暫定供用され、2020年から2021年にかけて西側に商業施設が開業した。 世帯数と人口2020年(令和2年)11月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[4]。
交通鉄道道路
バス大町バス停西隣の大町の名が冠されているが、当町域内の国道13号平和通り沿いに設置されている。福島駅東口バス停から下り方向に一つ目のバス停であり、多数の路線が停車する。かつては大町町域内の対向車線側に上り方向のバス停も存在したが、大原綜合病院の移転新築に伴い大原綜合病院バス停へ改称された。
施設
脚注関連項目 |