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2017年に開業した「あき亀山駅」とは異なります。 |
安芸亀山駅(あきかめやまえき)は、広島県広島市安佐北区可部町勝木(かつぎ)に存在した西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅(廃駅)。
可部線非電化区間(可部 - 三段峡間)の廃線に伴い、2003年(平成15年)12月1日に廃止された。
歴史
年表
廃止後の2017年(平成29年)3月4日に可部線が延伸され、その終着駅が「あき亀山駅」になったが、同駅は同じ亀山地区内ではあるものの、当駅から直線で3.4 km程可部駅寄りの別の地点に設置された。
駅構造
1面1線の単式ホームのみを持つ地上駅。無人駅で駅舎はなく、線路の南側に設置されたホームの上に待合所があるだけであった。待合所の裏には「安芸亀山駅」と書かれており、道路側から駅であることが認識できた。
利用状況
以下の情報は、広島市統計書及び広島市勢要覧に基づいたデータである。
年度
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1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数
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1968年(昭和43年)
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210.3 |
153,495 |
130,960 |
22,535
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1969年(昭和44年)
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204.9 |
149,579 |
130,088 |
19,491
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1970年(昭和45年)
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194.7 |
142,111 |
123,816 |
18,295
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1971年(昭和46年)
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187.7 |
137,423 |
111,986 |
25,437
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1972年(昭和47年)
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182.6 |
133,275 |
112,146 |
21,129
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1973年(昭和48年)
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207.0 |
151,081 |
105,716 |
45,365
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1974年(昭和49年)
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209.1 |
152,621 |
101,470 |
51,151
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1975年(昭和50年)
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171.9 |
125,839 |
91,706 |
34,133
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1976年(昭和51年)
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165.5 |
120,830 |
85,938 |
34,892
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1977年(昭和52年)
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151.8 |
110,819 |
78,600 |
32,219
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1978年(昭和53年)
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131.7 |
96,137 |
74,100 |
22,037
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以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。
駅周辺
駅の南側を広島県道267号宇津可部線が通り、その南側を太田川が流れ、駅のすぐ近くにある共栄橋(広島県道268号勝木安古市線になっている)で対岸の広島市安佐北区安佐町宮野に渡ることができる。広島県道268号勝木安古市線を更に南下すると広島市安佐動物公園(広島市安佐北区安佐町)に通じる。
現状
線路やホーム、駅舎はすべて撤去され跡形もない[4]。現在は県道広島県道267号宇津可部線の一部となっている。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 可部線
- 今井田駅 - 安芸亀山駅 - 毛木駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、281頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年10月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ 「廃線20年可部線今昔 ⑨安芸亀山駅 ホームや線路 痕跡なく」『中国新聞』2023年12月22日。
参考書籍
関連項目
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