ライドンキング
『ライドンキング』は、馬場康誌による日本の漫画作品。『月刊少年シリウス』(講談社)にて、2018年7月号から連載中[1]。2024年7月時点で電子版を含む累計部数は200万部を突破している[2]。 月刊少年シリウスの別冊『ネメシス』で2017年12月発売の37号まで掲載された馬場康誌の前作、『ゴロセウム』とその番外編の『騎乗遊戯1〜3』『異世界遊戯』を下敷きにした異世界ファンタジー漫画。キャッチフレーズは「最強大統領、異世界に乗る!!」[3]。 あらすじ中央アジアの一角に位置するプルジア共和国を15年前に独立に導いた強きリーダー、終身大統領・アレクサンドル・プルチノフはある日の公務中、テロリストに襲われる。驚異的な身体能力で、突進してくるテロリストの大型トラックを背負い投げで退けたプルチノフだったが、そのトラックが自身を模した巨大石像の台座に激突し、石像の頭部が彼の頭上に落下した。 目覚めたプルチノフが目にしたのは今まで居た世界とは全く異なる世界であった。そこで初めて目にする巨大なワイバーンに跨り、得も言われぬ騎乗欲に駆られたプルチノフは大統領就任より初の長期休暇、騎乗休暇(ライドンタイム)に入るのであった。 登場人物 (亜人・魔獣含む)プルジア共和国
異世界の住人プルチノフ御一行
プルチノフ村の住民
貴族・王国関係者
魔導院
人馬族(ケンタウロス)
獣王
エルフ魔獣使い
猪鬼(オーク)
混沌(ケイオス)勢力魔族
ダンジョン
死の谷
聖王都
魔獣真竜
登場する用語・設定国家・都市国・組織
都市・街(内地)
都市・街(北辺)内地と潮の河(ネヴュートス海峡)を挟んだ北側の魔境にほど近い地域。ボクス伯家とゴルドー子爵家ほか、エーサン、エイサス、ハイラント、ウルヴスの町を支配する5つの子爵家で構成される地域。魔境の入り口に当たるので、魔獣や魔族に備えなければ生き残れない。
都市・街(魔境)魔境は北辺のさらに北方に位置する魔族の勢力圏の通称で、魔王国領とほぼ同義。巨大な魔獣や死に戻り(アンデッド)が跋扈する危険地帯。星に7つある龍穴のうち、3つが国土内に存在する。
ダンジョンなど
種族天地創造の際に生み出されたとされる十二人類と呼ばれる種族が存在する。只人、洞人、森人の3種族を「巴の同盟者」と呼び、対してそれ以外の種族は「巴外の亜人」とも呼ばれる。一方で、鬼人と称される亜人や獣人より魔物に近い種も存在する。
魔獣
素材
魔法・武器防具など
魔法
魔道具
武器
防具
武術大統領流プルチノフが使う武術。空手や柔道、レスリング、テコンドーなど様々な格闘技のエッセンスを併せ持つ。
その他
神・宗教関連人類の信仰する神は凡そ太陽神マウナーとその眷属神(ケア)である[33]。神の恩寵として賜わる特殊な能力を加護と呼ぶ。
単位・通貨
料理
書誌情報
メディア展開TVCM
海外展開受賞「次にくるマンガ大賞 2019」コミックス部門で9位に入賞し[110]、特別賞のU-NEXT賞を受賞した[111]。「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」では一般部門で10位に選ばれた[112]。 評価他者からの評価放送作家の黒田順子によると、本作は「食材の食べ合わせに疑問を持っても、実際に食してみると想像と違っておいしかったという経験そのものであり、意外な組み合わせから不思議な世界が広がり、いい意味での驚きと笑いがあった」という[113]。抜群の画力に様々な素材をミックスさせて新しい世界を創り出した本作は、とにかく中身が濃く、何度も楽しむことができる漫画だと確信したと評している[113]。 売り上げ単行本の第2巻がCOMIC ZIN調べによる週間売り上げランキングで、2019年の5月6日から5月12日までで第8位[114]、5月13日から5月19日までで第9位に選ばれた[115]。第3巻の発売時には同ランキングの10月7日から10月13日までで第2位[116]、第4巻の発売時には同ランキングの4月20日から4月26日までで第5位[117]、第5巻の発売時には同ランキングの12月7日から12月13日までで第6位[118]、第6巻の発売時には同ランキングの5月3日から5月9日までで第3位[119]、5月3日から5月9日までで第5位に選ばれた[120]。 コラボ2019年12月には『終末のワルキューレ』と『転生したらスライムだった件』とのコラボが実施され、一部書店で3作品のコラボPOPとポスターが展開された[121]。 2020年4月には単行本第4巻発売を記念して、同日に単行本が発売された殆ど死んでいるの『異世界おじさん』とのコラボイラストが公開された[95]。両作には「おっさん×異世界」というテーマ、「次にくるマンガ大賞 2019」でU-NEXT特別賞を受賞という点が共通している[95]。 脚注注釈
出典
外部リンク
|