ソニンク
ソニンク(欧字名:Soninke、1996年2月28日 - 2012年6月22日)はイギリスの競走馬、繁殖牝馬。競走馬としては未出走のまま引退したが、繁殖牝馬として日本に輸入された後、多くの活躍馬を出す牝系の祖となった。 牝系の主な直系子孫にロジユニヴァース、ディアドラ、ソングラインがいる。 生涯1996年2月にイギリスで出生。生産者は日本においてはシェイク・モハメド殿下として知られるムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥームである。1986年アイリッシュ1000ギニーなどGI3勝を挙げたSonic Ladyを母に持つ良血であったが、競走馬としてはデビューせずに繁殖入り。 2001年にCape Crossとの仔(のちのアコースティクス)を受胎した状態で日本に輸入され、北海道早来町のノーザンファームで繁殖生活を送った[2]。重賞を勝つ馬はなかなか現れなかったが、シンボリクリスエスとの配合で生産した6番仔のランフォルセが2011年にエルムステークスを優勝し、産駒初の重賞勝利を達成。またアグネスタキオンとの配合で生産した8番仔のノーザンリバーも、さきたま杯連覇などダートグレード競走を6勝する活躍を見せた。 2009年には初仔アコースティクスの産駒であるロジユニヴァースが東京優駿を制し、一族初のGI級競走およびクラシック制覇を達成。 ソニンクは最終的に10頭の産駒を残し、2012年6月22日に死亡した[2]。 ソニンク亡き後も子孫は活躍を続けており、2017年に7番仔ライツェントの産駒であるディアドラが一族初の牝馬GI制覇となる秋華賞を制覇。2019年には同馬が一族初の海外GI制覇となるナッソーステークスを優勝している。2022年には3番仔ルミナスポイントの孫にあたるソングラインが一族初の古馬混合GI制覇となる安田記念を制した。 繁殖成績
主要なファミリーライン太字はGI級競走優勝馬。
牝系図の出典:牝系検索α 血統表
脚注
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