マキャベリアン
マキャベリアン (Machiavellian) とはアメリカで生産され、フランスで調教を受けた競走馬、種牡馬である。半弟にジャック・ル・マロワ賞優勝馬イグジットトゥノーウェア(Exit to Nowhere)、全妹に1993年のフランス最優秀2歳牝馬クードジェニー(Coup de Genie)がいる。馬名はマキャヴェリズムに由来し、「策謀家」を意味する[1]。 戦歴1989年8月のヤコウレフ賞(L)でデビューし、ジェイドロバリーを下し優勝。その後モルニ賞、サラマンドル賞とG1を連勝、フランス最優秀2歳牡馬に選出された。1990年初戦のジェベル賞(L)で勝ちデビュー以来の連勝を4に伸ばすが、続く2000ギニーでチロルに敗れ連勝はストップ。次走アイリッシュ2000ギニーでもチロルの4着に敗れた。8月のモーリス・ド・ゲスト賞で5着に敗れたのを最後に現役を引退した。 引退後ダルハムホールスタッドで種牡馬入りし、数多くの活躍馬を輩出した。ドバイワールドカップ優勝馬のアルムタワケルやストリートクライ、プール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)優勝馬ヴェットーリ、ディアヌ賞(フランスオークス)優勝馬ウェストウィンドなど、様々なタイプの産駒を輩出する万能種牡馬である。日本では重賞級の馬は少ないが、ブルードメアサイアーとしてドバイワールドカップ・皐月賞・有馬記念優勝馬ヴィクトワールピサ、安田記念優勝馬アサクサデンエンなどがいる。2004年4月に蹄葉炎で種牡馬生活を休養していたが、同年6月に死亡した。 主な産駒
母の父としての主な産駒
血統表
脚注
外部リンク
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