安城産業文化公園デンパーク
安城産業文化公園デンパーク(あんじょうさんぎょうぶんかこうえん デンパーク)は、公益財団法人安城都市農業振興協会が指定管理者となり管理運営を行う愛知県安城市の市立公園である[1]。正式名称は「安城産業文化公園」で、愛称が「デンパーク」[広報 4][註 1]。名称は、一般公募により決定し、戦前における安城市の異名「日本デンマーク」[3]と公園を意味する英語「パーク」に由来するが、「デン」には「田園」や「伝統」の意も込められている[4]。 多角農業を推し進め、農業先進国であったデンマークになぞらえられた安城市の歴史を元にした、「自然と親しみ」「花のある暮らし」をコンセプトに掲げている[広報 3]。 概要![]() ![]() ![]() ![]() 開園の次年度を最後に50%(青い横線)を下回るようになる デンパークは、1989年(平成元年)に安城市議会より提出された要望書「農業公園の建設についての要望書」に始まる。要望書提出の3年後の当たる、1992年(平成4年)に基本計画が作成され、1996年(平成8年)には、安城都市農業振興協会が設立、土地の取得費用約65億円を含む事業費140億円で整備、翌年の1997年(平成9年)に開園した[5]。 開園初年度は来園者が120万人を超えたものの、次年度には来園者数が大きく減少し、開園から2年が経過した1999年(平成11年)度から、初年度来園者数の半分以下の水準で推移するようになっている。 公園の広さは13.1ヘクタールで[1]、園内1周は約1.5キロメートルである。高さ19メートルのデンマーク風車や、年5回の鉢植え植物を入れ替える花の大温室フローラルプレイス[1](面積3600m2のアトリウム)のほかレストラン、体験施設も揃う。第二駐車場は「道の駅デンパーク安城」としても機能している。 2008年(平成20年)に設立された「ネクスト」が、JAあいち中央などが開園当初から運営していたレストランとソーセージ工房の事業を引き継ぎ、三河産の豚を主原料にハムやソーセージを「デンパークハム工房」として販売するようになり、ドイツ農業協会の国際食品品質競技会でフランクフルトソーセージが2012年(平成24年)と2014年(平成26年)に、あらびきソーセージが2017年(平成29年)に金賞を受賞した[6] 。 2018年(平成30年)3月17日に遊び場がリニューアルし、国内最大級・高さ12mの大型木製遊具や室内あそび場「あそボ~ネ」がオープン(対象年齢:生後6ヶ月~小学生、料金:子供:500円 / 60分(平日はフリー)・大人(同伴):300円)した。 交通アクセス路線バス※ 平日はデンパークへ乗り入れないので安城更生病院であんくるバス南部線に乗り継ぎとなる。 鉄道名鉄西尾線の堀内公園駅や桜井駅が当施設から一番近い駅であるが、両駅からは直線距離で2km以上離れている。なお、桜井駅と南桜井駅からはあんくるバス桜井西線でアクセス可能。 自動車国道23号(知立バイパス) 和泉ICより愛知県道45号安城碧南線を安城市中心部方面に約5分。 施設![]() 主な施設
ギャラリー
植物展示の特徴![]() 樹林地や花壇の形態は多岐に渡り、様々な展示方法を複合的に採用しており、特に花や葉の色別の展示や季節別の展示は日本の植物園では従来では見られなかったユニークな方法をとっている。
デンパークの植物コレクションは約3,250種を超え、その多くの植物がナーセリー(非公開の養生温室)を経由して増殖・育成され園内の植栽展示に使われている。 註釈
出典脚注
広報資料・プレスリリースなど一次資料
参考文献関連項目外部リンク
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