NGC 2419(Caldwell 25)は、やまねこ座の方角にある球状星団である。
1788年12月31日にウィリアム・ハーシェルによって発見された[3]。V_HBは20.31である[2]。かつては銀河系の周囲を公転していないと誤って判断され、"the Intergalactic Wanderer,"(銀河間放浪者)というニックネームが付けられた。しかし実際にはマゼラン雲よりも遠くの軌道を公転しており、銀河系の一部をなすと考えられている。軌道距離が長いせいで、銀河系の周りを一周するのに30億年もかかる[4]。
M13等の有名な球状星団と比べると暗い。NGC 2419は9等級であるが、良い気象条件ならば、102mm口径の望遠鏡で見ることができる。天文学者のLeos Ondraは、この天体はアンドロメダ銀河の観測者から見ると、銀河系のメインディスクの外側に位置し、「最も明るく見える」と述べている[4]。
脚注
注釈
- ^ distance × sin( diameter_angle / 2 ) = 260 ly. radius
出典
- ^ a b c d e “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NGC 2419. 2012年5月3日閲覧。
- ^ a b c Harris, W.E. (1996). “A Catalog of Parameters for Globular Clusters in the Milky Way”. AJ 112: 1487. doi:10.1086/118116. http://physwww.physics.mcmaster.ca/%7Eharris/mwgc.dat.
- ^ http://www.messier.seds.org/xtra/ngc/n2419.html NGC 4189 at SEDS
- ^ a b Ferris, Timothy. Seeing in the Dark. 2002. p. 244
外部リンク
座標: 07h 38m 08.51s, +38° 52′ 54.9″