J.J.ハーディ
ジェームズ・ジェリー・ハーディ(James Jerry Hardy, 1982年8月19日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソン出身の元プロ野球選手(遊撃手)。右投右打。 父親がプロのテニス選手、母親がプロゴルファーとしてプレイしていたことがある[1]。そして、息子のJ.J.は、プロの野球選手という、スポーツ一家に育っている。 略歴プロ入りとブルワーズ時代![]() (2008年7月20日) 2001年のMLBドラフト2巡目でミルウォーキー・ブルワーズから指名を受け、プロ入り。入団時から能力は非常に高く評価されていた[2]。 2005年4月4日の開幕戦で球団史上1978年のポール・モリター以来となる開幕戦でメジャーデビューとなった[3]。しかし、7月17日まで打率が2割を下回っていたが[4]、9月には打率.327をマークした[5]。 2006年は5月16日のフィリーズ戦で右足首を痛めて故障者リスト入りとなり、手術が必要なためこの試合を最後にシーズンを終えた[2]。 2007年は4月19日から5月19日にかけて13本塁打を記録し、メディアで盛んに取り上げられた[1]。その後、オールスターゲームに初めて選出された。シーズン26本塁打を記録し、9月22日のブレーブス戦では球団新記録となるチーム217本目の本塁打を放った[6]。 2008年は打率.283、24本塁打、74打点を記録した。 2009年は打率.229、11本塁打、47打点と振るわなかった。 ツインズ時代2009年11月6日にカルロス・ゴメスとのトレードでミネソタ・ツインズへ移籍した。 オリオールズ時代2010年12月9日にジム・ホーイ、ブレット・ジェイコブソンとのトレードで、ブレンダン・ハリスと共にボルチモア・オリオールズへ移籍した[7]。 2011年7月18日にオリオールズと総額2250万ドルの3年契約に合意した[8][9]。この年は129試合に出場し、30本塁打80打点、打率.269だった。 2012年は158試合に出場し、22本塁打68打点、打率.238だった。オフの10月30日には自身初となるゴールドグラブ賞・遊撃手部門を受賞した[10]。 2013年は自己最多の159試合に出場し、25本塁打76打点2盗塁、打率.263だった。オフの10月29日には2年連続でゴールドグラブ賞を受賞[11]。11月6日にはシルバースラッガー賞を受賞した[12]。 2014年は141試合に出場し、9本塁打52打点、打率.268だった。10月9日にオリオールズと総額4000万ドル+出来高の3年契約[13](2018年・1400万ドルのベスティング・オプション付き[14])を結んだ[15][16]。オフの11月4日に3年連続となるゴールドグラブ賞を受賞した[17]。 2015年は114試合の出場に留まり、5年ぶりに規定打席到達を逃した。打撃成績は打率.219・8本塁打・37打点という内容に終わり、不振だった。他方、ショートの高い守備力は健在であり、100試合以上守ったシーズンとしては自己最少の3失策にまとめ上げ、DRSも5年連続プラス数値となる +4だった。 2016年は115試合に出場。2年連続で規定打席未達に終わり、過去に何度も20本塁打以上を放ったパワーも鳴りを潜めたままだったが、打率はここ8シーズンでは自己最高タイとなる.269を記録し、前年の不振からは脱却した。守備面での安定感は言うに及ばずであり、6失策・守備率.987・DRS +6という内容だった。 2017年11月3日に、違約金200万ドルの支払いと引き換えに翌年のオプションを破棄され、FAとなった[18]。 詳細情報年度別打撃成績
表彰
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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