|
この項目では、イギリスの企業について説明しています。その他の用法については「EMI (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
EMI(イーエムアイ)は、1931年から2012年まで存在したイギリスのレコード会社である。かつてはユニバーサル・ミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナー・ミュージックと共に4大レコード会社のひとつであった。音楽出版事業は2018年にソニーの子会社となる。
1931年に英コロムビアと英グラモフォン(HMV)が合併し、Electric and Musical Industries Ltdとして設立された。
沿革
英コロムビア
英グラモフォン(HMV)
EMI
- 1973年 - 日本の東芝音楽工業株式会社がEMIの資本参加を受け、東芝EMIと改称。[注釈 4]
- 1979年
- 1982年11月 - EMIグループで世界初のCDが、日本の東芝EMIから発売される。CDの制作は当時のCBSソニーに委託した。
- 1992年 - イギリスのヴァージンを買収する。
- 1995年 - ドイツのインターコードを買収する。
- 2007年 - 東芝が音楽部門から撤退したことで、日本の東芝EMIはEMIの完全子会社となり、EMIミュージック・ジャパンに改称。
- 2009年12月 - テラ・ファーマは、シティグループを詐欺の疑いで提訴した[2]。
- 2011年2月1日 - シティグループがEMIの全株式を取得し、同社の経営権を掌握した[3]。
- 11月11日 - ユニバーサル・ミュージックが、EMIのレコード部門を買収することについて株主のシティグループと合意したと発表した。また同日、ソニーを中心とした企業連合が、EMIの音楽出版事業を買収することについて株主のシティグループと合意したと発表した。
- 2012年
- 6月30日 - ソニーが、EMIの音楽出版事業についての買収手続きが完了したと発表した。これにより、ソニーが世界最大の音楽著作権者となった。
- 9月28日 - ユニバーサル・ミュージックがEMIのレコード部門の買収を完了した。これにより、ユニバーサル・ミュージックは世界最大の音楽事業会社としての地位を強化した。
- 2013年
- 2018年 - EMI Music Publishingをソニーの子会社であるSony Corporation of Americaが買収することを発表[6]。
主なレーベル
当初、EMIは傘下に多数のレーベルを抱える統括会社として存在していた。同名の「EMI」というレーベルが設立されたのは1972年のことである。
主なアーティスト
ここでは、キャピトル、ヴァージン・レコード、ブルーノート等の所属アーティストを除外する。
クラシック音楽
etc…
ポピュラー音楽
etc…
保存活動
EMIアーカイブ・トラストという慈善団体はEMIおよびグラモフォンの様々な記録を保存している[7]。うち1897年から1914年までの蓄音機用の円盤状レコードと蝋管は2023年に世界の記憶に登録された[8]。
脚注
注釈
- ^ 2011年2月25日にEMIミュージックジャパンのホームページにて公開された、EMIのエンジニアであるサイモン・ギブソンの、フルトヴェングラーの一連のSACDプロジェクトのリマスターについてのコメント映像にて、ギブソン自身が述べている。
- ^ この演奏者による同じ場所でのセッション録音は、この日を含めて、同月の7、9、11日の計4日間行われた。この間には、前記の他に、チャイコフスキー作曲のバレエ組曲「くるみ割り人形」、プロコフィエフ作曲の『交響曲第1番「古典」』 、同『組曲「3つのオレンジへの恋」』が録音された。尚、この録音の一部のステレオ・テープ・ソフトは初め、英EMIだけでなく、米RCAビクターからも発売された。尚、この4日間の全録音のCDは、現在英EMIから発売されている(CD番号:0946 3 82229 2 7)
- ^ その後、米コロムビア原盤は蘭フィリップス、米RCAビクター原盤は英デッカ経由で英国で配給されることとなる。
- ^ a b この縁により、日本へのX線CTの導入は東芝が行った。
- ^ この音源は現在、米EMIクラシックスのCDにて入手可能である(CD番号:0946 3 91966 2 3)。
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
主要企業 | | |
---|
旧主要企業 |
- 芝浦製作所
- 田中製造所
- 東京芝浦電気
- 東京電気
- 東京白熱電燈球製造
- 白熱舎
|
---|
傘下企業 | |
---|
旧傘下企業 | |
---|
出資先企業 | |
---|
経営者 | |
---|
事件 | |
---|
関連項目 | |
---|
カテゴリ |