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1988年の日本ハムファイターズ

1988年の日本ハムファイターズ
成績
パシフィック・リーグ3位
62勝65敗3分 勝率.488[1]
本拠地
都市 東京都文京区
球場 東京ドーム
球団組織
オーナー 大社義規
経営母体 日本ハム
監督 高田繁
« 1987
1989 »

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1988年の日本ハムファイターズ(1988ねんのにっぽんハムファイターズ)では、1988年の日本ハムファイターズの動向をまとめる。

このシーズンの日本ハムファイターズは、高田繁監督の4年目のシーズンであり、本拠地が後楽園球場から東京ドームに移転した最初のシーズンである。

概要

前年4年ぶりにAクラスに浮上し、東京ドーム1年目に優勝を目指すチームは、トレードで元本塁打王の大島康徳中日から、さらに新外国人ブライアン・デイエットを異例の4年契約で獲得した。ところが、開幕直前に前年35本塁打のトニー・ブリューワが腰痛で帰国して1年を棒に振り、デイエットも右足の付け根を痛め、打線の破壊力が落ちたチームは5月以降下位に低迷。投手陣は西崎幸広松浦宏明が共に15勝を挙げ最多勝、河野博文も6勝止まりながら防御率1位と、チーム防御率はリーグ1位。対照的にチーム打率はリーグ最下位だったが、5月に加入したマイク・イースラーの活躍と、5月中旬から3番に定着した田中幸雄の台頭もあり、チームは勝率5割超えこそなかったが3位を確保した。しかし、西武近鉄の優勝争いに絡むことができず、高田監督はシーズン終了後辞任した。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷
開幕:4/8 5/1 6/4 7/2 8/3 9/1
1 島田誠 五十嵐信一 五十嵐信一 島田誠 小川浩一 五十嵐信一
2 白井一幸 白井一幸 広瀬哲朗[注 1] 小川浩一[注 2] 早川和夫 二村忠美[注 3]
3 古屋英夫 大島康徳 田中幸雄 田中幸雄 田中幸雄 田中幸雄
4 大島康徳 デイエット イースラー イースラー イースラー イースラー
5 岡持和彦 田中幸雄 大島康徳 大島康徳 大島康徳 大島康徳
6 田村藤夫 田村藤夫 古屋英夫 岡持和彦[注 4] 岡持和彦 田村藤夫
7 津末英明 高代慎也 田村藤夫 田村藤夫 田村藤夫 古屋英夫
8 早川和夫 嶋田信敏 デイエット 古屋英夫 古屋英夫 岡持和彦[注 5]
9 田中幸雄 島田誠 佐藤文彦 早川和夫 二村忠美 広瀬哲朗
西崎幸広 金沢次男 柴田保光 松浦宏明 津野浩 松浦宏明

[2]

1988年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 --
2位 近鉄 1.5 近鉄 4.5 近鉄 7.5 近鉄 5.0 近鉄 4.0 近鉄 1.5 近鉄 0.0
3位 ロッテ 2.0 ロッテ 8.0 日本ハム 11.5 日本ハム 8.5 日本ハム 12.0 日本ハム 9.0 日本ハム 12.5
4位 日本ハム 3.0 日本ハム 9.5 ロッテ 11.5 阪急 10.0 南海 13.0 阪急 12.5 阪急 15.0
5位 阪急 6.5 南海 10.0 南海 11.5 南海 10.5 阪急 13.0 南海 13.5 南海 17.5
6位 南海 8.0 阪急 13.0 阪急 15.0 ロッテ 11.0 ロッテ 15.0 ロッテ 14.5 ロッテ 21.0

[3][4][5][6][7][8]

1988年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 西武ライオンズ 73 51 6 .589 優勝
2位 近鉄バファローズ 74 52 4 .587 0.0
3位 日本ハムファイターズ 62 65 3 .488 12.5
4位 阪急ブレーブス 60 68 2 .469 15.0
5位 南海ホークス 58 71 1 .450 17.5
6位 ロッテオリオンズ 54 74 2 .422 21.0

[1]

オールスターゲーム1988

  • コーチ
高田繁
  • ファン投票
西崎幸広
田中幸雄
  • 監督推薦
津野浩
田村藤夫

できごと

選手・スタッフ

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
河野博文 最優秀防御率 2.38 初受賞
西崎幸広 最多勝利 15勝 初受賞
松浦宏明 初受賞
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
西崎幸広 投手 初受賞
田中幸雄 遊撃手 初受賞
ゴールデングラブ賞
選手名 ポジション 回数
西崎幸広 投手 初受賞
田中幸雄 遊撃手 初受賞

ドラフト

順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 中島輝士 内野手 プリンスホテル 入団
2位 鈴木慶裕 外野手 日本石油 入団
3位 川名慎一 外野手 鹿児島商工高 入団
4位 上岡良一 投手 東北福祉大学 入団
5位 難波幸治 内野手 岡山南高 入団
6位 矢作公一 内野手 立教大学 入団

脚注

注釈

  1. ^ 偵察メンバーの西村基史と交代。
  2. ^ 偵察メンバーの柴田保光と交代。
  3. ^ スタメン発表時は左翼手。
  4. ^ 偵察メンバーの武田一浩と交代。
  5. ^ 偵察メンバーの間柴茂有(中堅手)と交代。

出典

  1. ^ a b 年度別成績 1988年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2016年12月23日閲覧。
  2. ^ 『日本プロ野球記録年鑑 ベースボール・レコード・ブック1989』ベースボール・マガジン社、1988年。ISBN 4-583-02720-6 
  3. ^ 『読売新聞』1988年5月1日付朝刊、14版、17面
  4. ^ 『読売新聞』1988年6月1日付朝刊、14版、19面
  5. ^ 『読売新聞』1988年7月1日付朝刊、14版、19面
  6. ^ 『読売新聞』1988年8月1日付朝刊、14版、19面
  7. ^ 『読売新聞』1988年9月1日付朝刊、14版、19面
  8. ^ 『読売新聞』1988年9月30日付朝刊、14版、19面
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